2023年12月20日(水)に、日本陸上競技連盟の年間表彰セレモニー「アスレティックス・アワード2023」を開催いたします。
「日本陸連アスレティックス・アワード」は 2007年にはじまり、今回で17回目を迎えました。この会は、当該年に活躍した競技者や競技を通じて社会に貢献された方々を称えるとともに、本連盟をご支援いただいている皆さまに感謝の意をお伝えする会とし、さらには日本陸上界の今後の発展を期することを目的として開催してきました。
この度、 アスリート・オブ・ザ・イヤー他各賞の受賞者が決定いたしましたのでお知らせいたします。
アスレティックス・アワードでは「2023日本グランプリシリーズ シリーズチャンピオン」の表彰、ならびに「ブダペスト2023世界陸上競技選手権大会」にて入賞を果たした選手、「杭州2022アジア競技大会」にて金メダルを獲得した選手への報奨金の授与も行います。
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アスレティックス・アワード2023 受賞者一覧
【表彰カテゴリー】
■アスリート・オブ・ザ・イヤー:2023年においてその活躍が最も顕著であった競技者■優秀選手賞:2023年において優秀な成績を収めた競技者
■新人賞:2023年の活躍が顕著であり、将来が期待される競技者
(東京運動記者クラブ選出競技者 男女各1名 ※年齢基準なし)
(日本陸上競技連盟選出競技者 男女各1名 ※2023年12月31日時点で20歳未満)
■特別賞:陸上競技を通じた活動や活躍が広く社会に対して貢献したと認められた者もしくは団体
■アスリート・オブ・ザ・イヤー
北口 榛花 (JAL)
ブダペスト2023世界選手権の女子やり投で、フィールド種目の日本女子選手として初の金メダルを獲得。WAダイヤモンドリーグでは3勝を挙げ、ファイナルでも日本選手初の優勝を果たすなど、目覚ましい活躍を見せた。拠点とするチェコの言語を習得してコーチや現地メディアとも流ちょうにコミュニケーションを取るなど、競技成績以外の努力や言動も注目され、日本の陸上選手に対する社会的評価も高めた。写真:フォート・キシモト
■優秀選手賞
川野 将虎(旭化成)
ブダペスト2023世界選手権の男子35km競歩で銅メダルを獲得。オレゴン2022世界選手権の銀メダルに続く好成績を残し、近年は世界の有力国として君臨する日本の競歩勢の強さを世界に強くアピールした。写真:フォート・キシモト
泉谷 駿介(住友電工)
ブダペスト2023世界選手権の男子110mハードルで、この種目の日本選手として初めて決勝に進出し5位入賞。WAダイヤモンドリーグにおいても、ローザンヌ大会で優勝、ファイナル4位の成績を残すなど世界トップレベルの存在へと飛躍し、活況を呈している日本のハードル勢を力強くけん引した。写真:フォート・キシモト
サニブラウン アブデルハキーム(東レ)
ブダペスト2023世界選手権の男子100mで6位入賞。世界各国の選手層が極めて厚く激戦の男子100mで、オレゴン2022世界選手権7位に続く2大会連続の決勝進出と入賞を果たした偉業は、世界的にも高い評価を受けた。写真:フォート・キシモト
三浦 龍司(順天堂大学)
ブダペスト2023世界選手権の男子3000m障害物で6位入賞。WAダイヤモンドリーグにおいても入賞を重ね、ファイナルでも5位に入るなど、安定した実績を残し、日本選手がトラック長距離種目でも世界に通用することを印象づけた。写真:フォート・キシモト
田中 希実(New Balance)
女子5000mにおいてブダペスト2023世界選手権8位入賞。また、昨年までの従来の日本記録を23秒余りも引き上げた。WAダイヤモンドリーグや世界ロードランニング選手権大会でも入賞。さらに、数多くの種目やレースに出場するなど、独自のスタイルによる果敢な挑戦がファンの関心を大きく引き寄せた。写真:フォート・キシモト
■新人賞
村竹 ラシッド(順天堂大学) / 東京運動記者クラブ選出 男子
9月の日本インカレ男子110mハードルで日本タイ記録の13秒04をマーク。今春に左脚肉離れに見舞われた苦難を乗り越え、さらなる進化を見せた。ブダペスト2023世界選手権5位入賞の泉谷駿介選手に並ぶ好記録で、来季以降の飛躍を予感させた。写真:アフロスポーツ
鈴木 優花(第一生命グループ) / 東京運動記者クラブ選出 女子
「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」では冷静なレース運びを見せ、終盤で一気に先頭に立って優勝。パリ2024オリンピック日本代表に内定した。マラソン3レース目ながら勝負強い走りが持ち味。初出場となるパリ2024オリンピックでの活躍に期待がかかる。写真:フォート・キシモト
宮尾 真仁(東洋大学、19歳) / 日本陸上競技連盟選出 男子
醴泉2023U20アジア陸上競技選手権の男子三段跳でU20日本記録を樹立し金メダルを獲得。その記録は今年のU20年代で世界5位に相当し、将来のさらなる活躍が期待される。
写真:アフロスポーツ
瀧野 未来(京都橘高校3年・京都、18歳) / 日本陸上競技連盟選出 女子
女子400mハードルにおいて、醴泉2023U20アジア陸上競技選手権で金メダルを獲得。その後、300mハードルでU20日本記録も樹立した。日本国内の大会でも個人種目、リレー種目ともに多くの優勝を果たすなど、U20年代の女子競技者の中でも顕著な活躍を見せ、今後一層の飛躍が期待される。
写真:アフロスポーツ
■特別賞
FUNG, WANG TAK(ふん・わんたく、IRWJ:国際競歩審判員)
コロナ禍で海外からの審判員の招聘が難しかった2021年4月に、石川県輪島市で開催した大会に来日し国際競歩審判員として従事。渡航に伴う待機期間中もオンラインで本業の勤務を行うなど厳しい環境もいとわず受け入れて、この大会の記録が東京2020オリンピック参加資格対象条件を満たすことに貢献し、日本選手を同オリンピックでの活躍へと導く影の立役者となった。その他にも日本で開催する数多くの大会で国際競歩審判員として活躍し、長きにわたって日本の競歩界に貢献している。ブダペスト2023世界陸上競技選手権大会 報奨金授与
■女子やり投 1位 北口 榛花(JAL)■男子35km競歩 3位 川野 将虎(旭化成)
■男子110mハードル 5位 泉谷 駿介(住友電工)
■男子4×100mリレー 5位 坂井 隆一郎(大阪ガス)、栁田 大輝(東洋大学)、小池 祐貴(住友電工)、サニブラウン アブデルハキーム(東レ)
■男子100m 6位 サニブラウン アブデルハキーム(東レ)
■男子3000m障害物 6位 三浦 龍司(順天堂大学)
■男子35km競歩 6位 野田 明宏(自衛隊体育学校)
■女子10000m 7位 廣中 璃梨佳(JP日本郵政G)
■女子35km競歩 7位 園田 世玲奈(NTN)
■男子走高跳 8位 赤松 諒一(アワーズ)
■女子5000m 8位 田中 希実(New Balance)
杭州2022アジア競技大会 報奨金授与
■男子200m 1位 上山 紘輝(住友電工)■男子110mハードル 1位 高山 駿野(ゼンリン)
【日本陸連アスレティックス・アワード】
▼日本陸連アスレティックスアワード2023 特設サイト 本日公開!!https://www.jaaf.or.jp/award/2023/
▼日本陸連アスレティックスアワード2022 アーカイブ