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委員会情報
競技運営委員会
シューズ規則に関して
本ページでは、シューズ規則に関しての情報を掲載いたします。ワールドアスレティックス(WA)は、2020年7月28日に、WA規則TR5(テクニカルルール第5条)の再改訂を行い、以降も随時変更が出ております。大会主催者の皆さま、審判の皆さま、出場選手の皆さまはご確認いただきますようお願いいたします。
競技用靴に関する規程(C2.1A Athletic Shoe Regulations)導入について(2022.2.18)
通知「 WA陸上競技用靴規程の運用について」のポイント
- TR5の修改正、競技用靴に関する規程の導入
- 競技用靴の取り扱い
- 招集所の検査は実施しない。
- 競技会後に一部の競技者の靴をチェックする場合がある。
- 既製品のカスタムされたシューズや開発中シューズを使用の場合はWAの承認が必要。
- フィールド競技用靴の一部適用除外
靴底の厚さ(TR5.13.3)
▼最大の厚さは、26.5㎝~27㎝を基準としています。
種目 | 靴底の最大の厚さ | 要件・備考 |
---|---|---|
フィールド種目 (三段跳を除く) |
20㎜ | 三段跳を除く全てのフィールド種目に適用。 全フィールド種目で、靴の前の部分の中心点の靴底の厚さは、踵の中心点の靴底の厚さを超えてはならない。 |
三段跳 | 25㎜ | 靴の前の部分の中心点の靴底の厚さは、踵の中心点の靴底の厚さを超えてはならない。 |
トラック種目 (ハードル種目を含み、800m未満の種目) |
20㎜ | リレーにおいては、各走者が走る距離に応じて適用する。 |
トラック種目 (障害物競争を含み、800m以上の種目) |
25㎜ | リレーにおいては、各走者が走る距離に応じて適用する。競技場内で行う競歩競技の靴底の最大の厚さは、道路競技と同じとする。 |
クロスカントリー | 25㎜スパイクシューズ または 40㎜ノンスパイクシューズ |
|
道路競技 (競走・競歩) |
40㎜ | |
マウンテンレース/トレイルレース | 制限なし |
WA競技用靴規程10条の一部適用除外措置(フィールド競技用シューズ)
<対象>フィールド競技用靴における靴底厚の下記規程について適用を除外する。
ただし、フィールド競技用靴以外の靴については、それぞれの靴底規程を遵守する。
〈適用を除外する内容〉
別紙 3 の表に記載されている「全フィールド種目で、本規程 10.3 および 10.4 で言及されているように、靴の前の部分の中心点の靴底の厚さは、踵の中心点の靴底の厚さを超えてはならない(前足の中心は、靴の内部の長さの75%にある靴の中心点。踵の中心は、靴の内部の長さの 12%にある靴の中心点)」
[注意]
本通知においてフィールド競技用靴とは跳躍競技用、投てき競技用として市販されている靴であり、WA の承認品リストに掲載されているものを指す。WA 承認靴リストは毎金曜日に更新されているので、下記リンク先を参照されたい。
WA承認シューズリスト ※随時更新 ファイル名:World Athletics Approved Shoe List (as at 日付)
<参考>WAサイト内での承認シューズリストの確認方法
ただし、リストに掲載されていない靴であっても審判長の確認により靴規程の他の部分に反していなければ、競技会で使用することは可能である。
<理由>- 前足部の靴底厚が踵部のそれに比べて厚い靴がフィールド競技用靴として流通していたため、WA の現行靴底厚規程に合わない靴を使用している競技者が多数いること(過去の流通品の使用を認める)。
- 価格も高価で即時に買い換えを強要することは競技者の負担になること。
- 前足部の靴底厚を測定する際には、現状、他種目の靴底厚計測器を用いた場合、靴 紐をほどきスパイクピンを取り除くことが必要になることや、今回の WA の競技用靴規程の変更により、踵部分の計測も指定された位置をピンポイントで計測する必要があるため、招集所等で長時間を要することになること。大型キャリパーのような特殊な計測器具が必要になることに加え、誰が計測しても同じ結果となるような厳密な判断ができるようなスキルが求められること。
適用除外の期間は2024年 10 月 31 日までとする。
(規格に準じた新たなシューズへの切り替えのための期間として)
- 日本中体連陸上競技専門部とその下部組織が主催・共催する競技会
- 全国高体連陸上競技 専門部とその下部組織が主催・共催する競技会
- 日本学生陸上競技連合とその下部組織が主催する競技会
- 各加盟団体の主催する競技会で主催者が適当と判断した競技会
この適用除外に伴い、WA 承認靴を使用しないことは WA の規則に則らないことになり国内のみで通用する記録として取り扱うこととする。つまり当該種目については WA への申請は行わず、国際競技会への参加資格とはならないことを参加者が事前に了解した上で競技に参加する必要があるため、大会要項等に記載し周知を図る必要がある。
適用除外とした場合:- アジア記録、世界記録として認められない。
- 地域、世界レベルの国際競技会への参加資格として採用できない。
- ワールドランキングの対象外となる。