男子100m 1位 10秒05
山縣亮太選手(セイコー・東京)
最高に嬉しい。混戦になると予想していたので、中盤辺りで並ばれたとき、そこでいかに硬くならないようにするかを意識しようと思っていたのだが、中盤辺りで(周りより)抜けているのがわかったので、その辺りで「勝てるかも」と思った。今回の日本選手権は、今までのレースのなかで一番タフだったので、その決勝で、1番でゴールできたことは、本当に嬉しかった。
予選(10秒13、+0.5)から準決勝(10秒19、-0.3)でタイムを落としたが、決勝に向けては、月並みだが「自分のレースに集中しよう」と考えた。準決勝は、(加速局面の上体の)起き上がりのところで気が散っていたので、決勝では、そこを「前に、前に」と集中して、いいイメージで走った。集中できていたので、いいスタートになったと思う。
去年(6位)のリベンジも含めて、5年前に勝ったきりだったので、その意味でも、日本選手は勝ちたいレースではあったが、でも、そういうことよりも純粋に、「今年の日本選手権を優勝して、日本一になりたい」という思いが強かった。それが達成できて本当に嬉しい。
アジア大会では、今度は国外のライバルと競り合うことになる。中国には速い選手がたくさんいる。日本代表として負けないように、アジアで1番を目指して頑張りたい。
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■第102回日本陸上競技選手権大会
開催日:2018年6月22日(金)~24日(日)
会場:山口・維新百年記念公園陸上競技場
第102回日本陸上競技選手権大会特設サイトはこちら
http://www.jaaf.or.jp/jch/102/