男子三段跳 1位 16m59(+1.0)
山下航平選手(ANA・東京)
私がずっと課題としていた「1本目でそれなりの結果を残して、優位に試合に進めることができた」という点ではよかったと思うが、今回の大会の目標が、東京オリンピックターゲット記録スタンダードである16m80以上の記録を出しての優勝であったので、その記録に及ばなかった点に悔いが残る。
1本目で16m35という記録が出たことは、まずまずだったと思うが、それでもいろいろ改善ポイントはあったので、「もっと記録は出せるな」と思っていた。しかし、そこで1位の記録を出して、そのまま抜かれることなく(試合が)進んでしまったことで、自分のなかのどこかに「勝つことはできるな」という安心感のようなものが少し出てしまったように思う。そこが(16m59のシーズンベストは出たものの)目標記録に及ばなかった要因かなと考えている。
自分は17m台や17m15の日本記録も更新していきたいと思っているし、2年後に迫っている東京五輪に出場して活躍するためには、それよりもっと高い記録が必要だと思っている。これからも貪欲な気持ちで、どんどん記録を狙っていくとともに、そのための努力を重ねていこうと思う。
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■第102回日本陸上競技選手権大会
開催日:2018年6月22日(金)~24日(日)
会場:山口・維新百年記念公園陸上競技場
第102回日本陸上競技選手権大会特設サイトはこちら
http://www.jaaf.or.jp/jch/102/