女子200m 1位 23秒65(+1.1)
福島千里選手(セイコー・東京)
「もうきつかったー」というのが正直なところ。
今回は、この3日間で陸上人生においての大きな経験ができた大会だった。日本選手権に初めて勝ったのが19歳(第92回大会、2008年、女子100m優勝)のとき。今、29歳で20代最後の日本選手権となる。当時のことは今でも昨日のことのように思い出すが、あっという間の10年間だった。
昨日、100mで優勝できなかった(2位)が、そのあとにチームメイトの山縣さん(山縣亮太、男子100m優勝)のレースを見て、「明日優勝したいな」という気持ちが込み上げてきた。それと同時に、昨日のレースの出来というのは自分が一番わかっていて、今の状態は一番自分が理解していると思ったので、ある意味、順位にこだわらず、やることを1つ1つ、気持ちを1つずつ整理していった。その結果が(8回目の優勝となる)このレースの内容や順位になって表れたのだと思う。また、本当に、たくさんの人たちに支えられた。それを励みに頑張ることができた。
今は、「辛い練習が終わったら辛いはずなのになぜか元気」というのと同じような解放感があるし、達成感もほどほど(笑)だがある。次に向けてやることは決まっている。準備するには早いほうがいいと思うので、しっかり頑張りたい。
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■第102回日本陸上競技選手権大会
開催日:2018年6月22日(金)~24日(日)
会場:山口・維新百年記念公園陸上競技場
第102回日本陸上競技選手権大会特設サイトはこちら
http://www.jaaf.or.jp/jch/102/