2024.06.18(火)選手

【記録と数字で楽しむ第108回日本選手権】女子100mハードル:12秒台6人が集結!風に恵まれれば「日本新」の可能性も!!



6月27日~30日に新潟市(デンカビッグスワンスタジアム)で行われる「第108回日本選手権」の「見どころ」や「楽しみ方」を「記録と数字」という視点から紹介する。

各種目の「2024年日本一」を決める試合であるとともに、8月1日~11日に行われる「パリオリンピック」の日本代表選手選考競技会でもある。また、「U20日本選手権」も同じ4日間で開催される。こちらは、8月27日~31日にペルー・リマで行われる「U20世界選手権」の代表選考会を兼ねている。

本来であれば全種目についてふれたいところだが、原稿の締め切りまでの時間的な制約などのため、6種目をピックアップしての紹介になったことをご容赦いただきたい。なお、エントリー締め切りが6月6日で、エントリーリストの暫定版公表が14日(確定版の公表が21日)。この原稿はそれ以前に執筆したため、記事中に名前の挙がった選手が最終的にエントリーしていないケースがあるかもしれないことをお断りしておく。

過去に紹介したことがあるデータや文章もかなり含まれるが、可能な限り最新のものに更新した。
スタンドでの現地観戦やテレビ観戦の「お供」にして頂ければ幸いである。

なお、「10000m」の日本選手権は5月3日に袋井市(小笠山総合運動公園静岡スタジアム/通称・エコパ)で実施された。「混成競技」は6月22日・23日に岐阜市(岐阜メモリアルセンター長良川競技場)で、「リレー種目」は10月5日・6日に国立競技場で行われる。また、「競歩」は「20km」が2025年2月16日に神戸で、「35km」は2024年10月27日に山形県の高畠町で行われる。「マラソン」は、2023年4月から2025年3月に行われる「ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズ」の総合成績(ポイントランキング)の結果が「第108回日本選手権」という扱いになる。

「パリオリンピック」の代表選考要項は、
https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202309/21_112524.pdf

6月7日時点での「代表内定選手」は、
https://www.jaaf.or.jp/news/article/18659/

選考に関わる世界陸連の「WAランキング(Road to Paris 24)」は、
https://worldathletics.org/stats-zone/road-to/7153115

をご覧頂きたい。

こちらが一番わかりやすいかも?
https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202406/road_to_paris.pdf

・記録は、日本選手権申込資格記録の有効期限の6月5日現在。
・記事中の「WAランキング」は6月11日時点のもの(世界陸連のあるモナコ時間の水曜日、日本時間の毎週木曜日に発表されるので、できる限り最新のものを盛り込みたいところだが、原稿の締め切りの都合で6月11日時点のものとした)。
・記事は、6月12日時点での情報による。上述の通り、タイムテーブルと暫定エントリーが公表された6月14日以前に書いた原稿のため、記事に登場する選手が最終的にエントリーしていないケースがあるかもしれない。また、確定版エントリーリストは6月21日に公表される。
・現役選手については敬称略をご容赦いただきたい。

なお、日本選手権の期間中、ここで取り上げることができなかった種目以外の情報(データ)も日本陸連のSNS(X=旧Twitter or Facebook)で「記録や数字に関する情報」として、その都度発信する予定なので、どうぞご覧くださいませ。


【女子100mハードル】12秒台6人が集結! 風に恵まれれば「日本新」の可能性も!!

・予選/6月29日(土) 13:00 4組3着+4
・準決/6月29日(土) 17:15 2組3着+2
・決勝/6月30日(日) 17:50


日本歴代10傑中の現役9人全員が出場し史上最高レベルの対決!

パリ五輪参加標準記録は「12秒77」。2023年7月1日からの有効期間後にこれをクリアしている選手はいないが、今回のエントリー記録では12秒8台が2人、同9台4人、13秒0台4人でここまでで10人。
自己ベストでは12秒7台1人、同8台3人、同9台2人、13秒0台5人で計11人だ。

24年6月5日現在の日本歴代で13秒09以内は、以下の通りだ。

<日本歴代15傑=13秒09以内 & 個人別10傑平均記録/2024.06.05現在>
・氏名の前の「×」は非現役。他は24年日本選手権にエントリー。
順)記録(風速)氏名年月日10位記録10傑平均PBと10位の差
1)12.73(+1.1)福部真子2022.09.25~12.9612.8920.23
2)12.86(-0.2)青木益未2022.04.10~12.9512.9020.09
2)12.86(+0.7)寺田明日香2023.05.07~12.9812.9300.12
4)12.89(+0.4)田中佑美2023.05.21~13.0512.9570.16
5)12.96(+0.4)清山ちさと2023.05.21~13.1113.0520.15
6)12.97(+2.0)大松由季2023.09.24~13.1913.1130.22
7)13.00(+0.7)×金沢イボンヌ2000.07.16~13.1313.0720.13
7)13.00(+1.5)鈴木美帆2021.06.06~13.2613.1640.26
7)13.00(+1.9)紫村仁美2024.06.02~13.1613.0890.16
10)13.01(+1.9)田中陽夏莉2024.06.02~13.3913.2650.38
11)13.02(+1.4)×池田久美子2007.04.29~13.2813.1980.26
12)13.03(-0.6)×木村文子2013.06.08~13.1313.0950.10
13)13.07(+1.9)中島ひとみ2024.06.02~13.2313.1600.16
14)13.08(+0.2)×石野真美2006.10.22~13.2613.2150.18
14)13.08(+1.7)芝田愛花2023.06.25~13.2513.1820.17

歴代5位までの5人は、個人別の10位のタイムでも10傑平均でも上位を占めている。

歴代7位タイの紫村は、2013年日本選手権で初優勝した時の13秒02(-0.6。当時の大会新)が自己ベストだったが、24年6月2日の布勢スプリントで実に11年ぶりに更新し「12秒台」にあと0秒01と迫った。後述するが、08年から日本選手権の連続出場を継続中。今回で17年連続出場となる。1990年11月8日生まれの33歳。佐賀・鳥栖中の出身で日本選手権初出場の08年は、福岡・筑紫女高の3年生だった。その後、早大(09~12年)、佐賀・三養基高教(13~15年。登録名は、佐賀陸協)、福島・東邦銀行(16~21年)、静岡・リタジャパン(22年~。22年の登録名は「静岡陸協」)と5つのチームから出場してきている。17年間、故障や体調不良などで一度も欠場することなく日本選手権に連続出場してきたことには頭が下がる。是非とも12秒台に突入してもらいたいところだ。同じ年に日本選手権初出場で優勝した90年1月14日生まれの寺田の1学年下である。

2023年日本選手権の決勝は、向風1.2mの条件で、
1)12.95寺田明日香(ジャパンクリエイト)
2)12.95青木益未(七十七銀行)
3)12.96田中佑美(富士通)
4)12.99福部真子(日本建設工業)
5)13.28清山ちさと(いちご)
6)13.35紫村仁美(リタジャパンAC)
7)13.42鈴木美帆(長谷川体育施設)
8)13.44中島ひとみ(長谷川体育施設)
という結果だった。

4着と5着以下は差がついたが、上位4人は0秒04差。距離にして30cmあまりになだれ込んだ。
1・2着が「同タイム着差あり」で、1000分の1秒単位の記録は、寺田「12秒942」、青木「12秒949」で「0秒007差」。距離にして5cmあまり。
リアクションタイムは、寺田「0秒149」、青木「0秒161」だったので、実質のタイムは寺田「12秒793」、青木「12秒788」で青木の方が1000分の5秒上回っていた。リアクションタイムの「0秒112差」が1・2着の順位を分けたレースだった。

3着・田中は上位2人と100分の1秒差。田中の1000分の1秒単位の記録は不明だが、ルールでは「1000分の1秒の単位は、次の100分の1秒単位に切り上げる」ということからすると、「12秒96」は「12秒951~12秒960」の間。寺田とは、最小で0秒009差、最大で0秒118差。青木とは最小で0秒002差、最大で0秒111差だったことになる。

ブダペスト世界選手権参加標準記録の12秒78を唯一クリアしていた12秒73の日本記録保持者・福部は、「3位以内で代表内定」だったが、田中と0秒03差の4着で代表入りを逃した。日本陸連の選考基準によって、「日本選手権での順位を優先する」ため、「WAランキング」でターゲットナンバーの40位以内だった寺田・青木・田中がブダペスト行き切符を手に入れ、福部はただひとり参加標準記録を突破していたのに涙を呑むことになったのだった。

今回は、上述の通り、12秒台6人に13秒0台の自己ベストを持つ選手5人の計11人が集結。
日本歴代10位(13秒01)以内の記録を持つ現役9人全員が勢揃いして、23年同様に1000分の1秒を争う「ミクロの勝負」が予想される。
風が味方してくれれば、「日本新記録」のアナウンスも聞くことができるかもしれない。


日本記録の変遷

この数年で「12秒台が当たり前」になったこの種目の日本記録の進歩を振り返ってみよう。

<13秒00からの日本記録の変遷>
13.00(+0.7)金沢イボンヌ(佐田建設TC)2000.07.16 円山
〃(+1.4)寺田明日香(パソナグループ)2019.08.17 福井
12.97(+1.2)〃(〃)2019.09.01 富士北麓
12.96(+1.6)〃(ジャパンクリエイト)2021.04.29 広島広域
12.87(+0.6)〃(〃)2021.06.01 長居
〃(+1.8)青木益未(七十七銀行)2021.06.06 布勢
12.86(-0.2)〃(〃)2022.04.10 新潟市
12.82(+0.9)福部真子(日本建設工業)2022.07.24 ユージン
12.73(+1.1)〃(〃)2022.09.25 長良川

以上の通り、寺田、青木、福部の3人の切磋琢磨によって、ここ数年で「12秒台が当たり前」となって、世界の舞台に複数で出場できるようになった。
20世紀最後の年に金沢イボンヌさんがマークした13秒00が19年以上残っていたが、19年8月17日に寺田がピタリと並んだ。そしてその2週間後には「12秒台の扉」をこじ開けた。20年はコロナの蔓延で多くの競技会が中止となって足踏みしたが、「12秒8台」には、21年6月1日にこれまた寺田が一番乗り。その5日後には青木も到達。22年7月に福部が追いついてきて、9月には「12秒7台」に引き上げた。

この3人に引っ張られるようにそれに続く田中、清山、大松由季(サンドリヨン)も23年には12秒台に仲間入り。12秒台は、6人にもなった。23年のシーズンに12秒台が6人以上いた国は、31人のアメリカ、9人のジャマイカのみで日本は3位。4位は、3人のベラルーシ・オーストラリア・フィンランド・ハンガリーの4つの国だった。

この種目で複数の選手が世界の舞台にエントリーできたのは、80mHの時代を含めて17年ロンドン世界選手権が最初。21年末で現役を退いた木村文子さん(エディオン)、紫村仁美(東邦銀行。現在は、リタジャパンAC)が出場し、木村さんが準決勝に駒を進めた。

19年ドーハ世界選手権は、寺田と木村さんが出場したが、予選突破はならなかった。
21年東京五輪には、木村さん・青木・寺田が史上初のフルエントリー。寺田がセミファイナリストになった。
22年オレゴン世界選手権には、福部・青木が出場。ともにセミファイナリストとなり、福部は組の8着ながら日本新記録(12秒82/+0.9)、青木は組の6着で世界選手権のこの種目での日本人歴代最高順位の結果を残した。
23年ブダペスト世界選手権は、上述の通り、寺田・青木・田中が出場。残念ながら誰も準決勝には進めなかった。
このように17年からの世界大会には5大会連続複数出場。準決勝進出がうち3大会と着実にレベルはアップしてきている。

ただし、世界のレベルもこのところ上昇していて、22年オレゴンも23年ブダペストも「ファイナル」に進むためには「12秒50」が最低ラインだった。上述の通り、12秒台の人数では、世界の3位。この中から、誰が世界の「ファイナリスト」となれるレベルにいち早く到達するかに注目だ。


優勝経験者4人が激突

寺田が初出場で優勝を果たした2008年には紫村も初出場している(準決勝で落選)。
その08年から16年間の優勝者は、下記の通りだ。

<2008年以降16年間の日本選手権優勝者>
・所属は当時のもの。
・記録の後ろの「○」はその時点での大会新。「△」は大会タイ。
200813.51(-1.5)寺田明日香(北海道ハイテクAC)=初優勝
200913.05○(+1.9)寺田明日香(北海道ハイテクAC)=2年連続2回目
201013.32(-2.0)寺田明日香(北海道ハイテクAC)=3年連続3回目
201113.32(-1.3)木村文子(エディオン)=初優勝
201213.25(-0.7)木村文子(エディオン)=2年連続2回目
201313.02○(-0.6)紫村仁美(佐賀陸協)=初優勝
201413.34(+1.6)木村文子(エディオン)=2年ぶり3回目
201513.27(-0.2)紫村仁美(佐賀陸協)=2年ぶり2回目
201613.23w(+2.1)木村文子(エディオン)=2年ぶり4回目
201713.12(-0.1)木村文子(エディオン)=2年連続5回目
201813.17(+1.1)青木益未(七十七銀行)=初優勝
201913.14(+0.6)木村文子(エディオン)=2年ぶり6回目
202013.02△(-0.1)青木益未(七十七銀行)=2年ぶり2回目
202113.09(+-0)寺田明日香(ジャパンクリエイト)=11年ぶり4回目
202213.10(+0.8)福部真子(日本建設工業)=初優勝/予選での青木の12.94(+0.3)が大会新記録
202312.95(-1.2)寺田明日香(ジャパンクリエイト)=2年ぶり5回目

この16年間で、寺田→木村→紫村→青木→福部の順に5人が「日本一」のタイトルを獲得してきている。21年12月で引退した木村さん以外の4人が今回も参戦する。
寺田が勝てば2連覇で6回目。
福部なら2年ぶり2回目。
青木なら4年ぶり3回目。
紫村ならば9年ぶり3回目で、実現すれば男女全種目を含めての「久しぶり優勝」の歴代4位タイとなる。
参考までに、21年に寺田が歴代1位となる「11年ぶりの優勝」を果たしたが、「久しぶり優勝」の歴代記録は以下の通りだ。

<日本選手権での「久しぶり優勝」の歴代トップ10>
1)11年ぶり寺田明日香(女100mH)第94回=2010第105回=2021(北海道ハイテクAC→ジャパンクリエイト)
2)10大会ぶり鈴木源三郎(男やり投)第23回=1936第33回=1949(日大→青森陸協)※第28回=1941は中止、1943~1945年は開催なし。年数なら「13年ぶり」となる。
2)10年ぶりディーン元気(男やり投)第96回=2012第106回=2022(早大→ミズノ)
4)9年ぶり渋井陽子(女マラソン)第84回=2000第93回=2009(三井海上→三井住友海上)
5)8年ぶり蟹江修(男20kmW)第55回=1971第63回=1979(三菱重工)
5)8年ぶり森長正樹(男走幅跳)第76回=1992第84回=2000(日大→ゴールドウィン)
5)8年ぶり篠藤淳(男3000mSC)第90回=2006第98回=2014(中央学大→山陽特殊製鋼)
5)8年ぶり松本奈菜子(女400m)第98回=2014第106回=2022(浜松市立高→東邦銀行)
9)7大会ぶり木南道孝(男110mH)第26回=1939第33回=1949(文理大→大阪茗友)※第28回=1941年は中止、1943~1945年は開催なし。年数ならば「10年ぶり」となる。
9)7年ぶり高橋尚子(女マラソン)第82回=1998第89回=2005(積水化学→ファイテン)
9)7年ぶり新谷仁美(女10000m)第97回=2013第104回=2020(ユニバーサル・エンターテインメント→積水化学)
9)7年ぶり竜田夏苗(女棒高跳)第99回=2015第106回=2022(モンテローザ→ニッパツ)


自己ベスト13秒09以内の11人の日本選手権での成績

自己ベストが13秒09以内の11選手の2008年以降の日本選手権での成績をまとめた。08年は、今回の出場者の中で最も早く日本選手権に出場した寺田と紫村が初出場した年である。

<自己ベスト13秒09以内の11人の2008年以降の日本選手権での成績>
・掲載順は、エントリー資格記録順→自己ベスト(PB)順。「=」はエントリー記録とPBが同じ。
「決」は決勝を欠場
「準」は準決勝落選
「予」は予選落選
「欠」は予選を直前に欠場
「-」は不出場
 資格記録PB08091011121314151617181920212223入賞率
寺田明日香12.86=12.8687.5%
田中佑美12.89=12.8966.7%
福部真子12.9012.7366.7%(予選を欠場は除外)
青木益未12.9012.86100.0%
清山ちさと12.96=12.96100.0%
大松由季12.97=12.970.0%
紫村仁美13.00=13.0087.5%(決勝の欠場も含む)
田中陽夏莉13.01=13.0114.3%
中島ひとみ13.07=13.0722.2%
芝田愛花13.08=13.0816.7%
鈴木美帆13.2213.0083.3%
                    
11人中の決勝進出者数  
〃の予選出場者数 1011101011 

やはり、優勝経験のある寺田・紫村・青木・福部がコンスタントな結果を残している。
寺田は、出場8回中13年の予選落選を除く7回すべてが3位以内で優勝5回に2・3位が各1回。
紫村は2008年から今回で17年連続出場。2回の優勝を含め09年から20年まで12年連続入賞。22年は決勝を欠場したが16回中14回は決勝に進んでいる。
清山と青木も出場した時は、すべて入賞している(清山10回、青木9回)。
鈴木は、19年から5年連続入賞を継続中。
田中佑は、20年から4年連続入賞を継続中で、至近2年間は3位の表彰台。

23年に優勝した寺田は22年は不出場だったが、他の23年ファイナリスト7人は、22年もファイナルに駒を進めていた(ただし、紫村は決勝を欠場)。
上記の11人が他の年に決勝に進んだ人数と予選に出場した人数も表の下に示した。16・17年の決勝進出は4人、18年以降は5人以上が毎年ファイナリストとなっていて非常にコンスタントな結果を残していることがわかる。
予選に出場した人数を分母にして「決勝進出率」を計算すると08・19・20・21年が50%台、その他の年は60~70%台以上だ。


寺田・青木・福部・田中佑美の対戦成績

19年以降に日本記録を更新してきて世界大会の代表にもなった寺田・青木・福部の3人とブダペスト代表になった田中佑美の決勝レースでの直接対決の対戦成績を調べた。もしも「漏れ」があったら陸連事務局までご連絡くださいませ。

<寺田明日香と青木益未の決勝での対戦成績(室内60mHを除く)>
年月日競技会名寺田明日香vs青木益未勝者
2019.06.29日本選手権3)13.16●○2)13.150.01青木
2020.08.23GGP東京1)13.03○●2)13.090.06寺田
2020.08.29ナイトG福井2)12.93w●○1)12.87w0.06青木
2020.10.03日本選手権2)13.14●○1)13.020.12青木
2021.04.29織田記念1)12.96○●4)13.340.38寺田
2021.05.09五輪テスト大会1)12.99○●2)13.060.07寺田
2021.06.06布勢スプリント2)12.89●○1)12.870.02青木
2022.05.08GGP東京4)13.07○●9)13.910.84寺田
2022.06.26布勢スプリント8)13.52●○1)12.970.55青木
2023.05.21GGP横浜1)12.86○●5)12.940.08寺田
2023.06.03日本選手権1)12.95○●2)12.950.00寺田
2023.06.25布勢スプリント2)12.91●○1)12.900.01青木
2023.07.13アジア選手権2)13.13○●3)13.260.13寺田
   7-6   

どちらかが大きく引っかけたりして失速したと思われるレースが3レースあるが、残る10レースのうち8レースのタイム差は「0秒08以内」。うち「0秒02以内」が4レースある。勝ったり負けたりで拮抗している。


<寺田明日香と福部真子の決勝での対戦成績(室内60mHを除く)>
年月日競技会名寺田明日香vs福部真子勝者
2013.04.29織田記念7)13.71●○5)13.580.13福部
2019.05.19東日本実業団2)13.19●○1)13.140.05福部
2019.06.29日本選手権3)13.16○●6)13.300.14寺田
2019.07.27実学対抗1)13.07○●2)13.180.11寺田
2019.08.17ナイトG福井1)13.00○●2)13.160.16寺田
2020.08.23GGP東京1)13.03○●6)13.330.30寺田
2020.08.29ナイトG福井2)12.93w○●6)13.36w0.43寺田
2022.05.28GGP東京4)13.07●○2)13.050.02福部
2022.06.26布勢スプリント8)13.52●○2)13.040.48福部
2023.05.21GGP横浜1)12.86○●3)12.910.05寺田
2023.06.03日本選手権1)12.95○●4)12.990.04寺田
2023.06.25布勢スプリント2)12.91○●3)13.010.10寺田
2023.07.01実学対抗2)12.92●○1)12.900.01福部
2024.05.12木南記念5)13.15●○2)12.920.23福部
   8-6   

19・20年は寺田が5連勝、22年以降は福部の4勝3敗。

<寺田明日香と田中佑美の決勝での対戦成績(室内60mHを除く)>
年月日競技会名寺田明日香vs田中佑美勝者
2019.08.17ナイトG福井1)13.00○●3)13.180.18寺田
2019.10.20田島記念1)13.47○●4)13.630.16寺田
2020.08.23GGP東京1)13.03○●4)13.270.24寺田
2020.10.03日本選手権2)13.14○●4)13.370.23寺田
2021.06.01木南記念1)12.89○●3)13.230.34寺田
2021.06.26日本選手権1)13.09○●6)13.570.48寺田
2022.05.08GGP東京4)13.07○●7)13.390.32寺田
2022.06.26布勢スプリント8)13.52●○6)13.400.12田中
2023.05.07木南記念1)12.86○●2)12.910.05寺田
2023.05.21GGP横浜1)12.86○●2)12.890.03寺田
2023.06.03日本選手権1)12.95○●3)12.960.01寺田
   10-1   

寺田が圧倒しているが、23年以降の3レースでの差は0秒05以内と以前よりも大きく縮まってきている。

<青木益未と福部真子の決勝での対戦成績(室内60mHを除く)>
年月日競技会名青木益未vs福部真子勝者
2014.05.06水戸国際1)13.58○●5)14.140.56青木
2014.09.06日本学生2)13.67○●4)13.890.22青木
2018.04.29織田記念7)13.44●○4)13.160.28福部
2018.06.24日本選手権1)13.17○●7)13.560.39青木
2018.09.23全日本実業団1)13.31○●2)13.430.12青木
2019.05.06木南記念3)13.27○●4)13.310.04青木
2019.06.02布勢スプリント3)13.11○●4)13.190.08青木
2019.06.29日本選手権2)13.15○●6)13.300.15青木
2019.07.13コルトレイク2)13.52●○1)13.470.05福部
2020.07.25東京選手権2)13.54●○1)13.360.18福部
2020.08.23GGP東京2)13.09○●6)13.330.24青木
2020.08.29ナイトG福井1)12.87w○●6)13.36w0.49青木
2021.09.26全日本実業団1)13.34○●2)13.350.01青木
2022.04.29織田記念3)13.25●○2)13.210.04福部
2022.05.08GGP東京9)13.91●○2)13.050.86福部
2022.06.11日本選手権2)13.28●○1)13.100.18福部
2022.06.26布勢スプリント1)12.97○●2)13.040.07青木
2022.08.20ナイトG福井1)12.92○●2)12.920.00青木
2022.09.25全日本実業団2)13.03●○1)12.730.30福部
2023.04.29織田記念2)12.98○●3)13.020.04青木
2023.05.21GGP横浜5)12.94●○3)12.910.03福部
2023.06.03日本選手権2)12.95○●4)12.990.04青木
2023.06.25布勢スプリント1)12.90○●3)13.010.11青木
2024.04.29織田記念7)13.34●○2)13.090.25福部
2024.05.19GGP東京7)13.49●○3)13.000.49福部
   15-10   

トータルでは青木が大きく勝ち越しているが、福部がブレイクしてきた22年以降では福部の7勝5敗だ。

<青木益未と田中佑美の決勝での対戦成績(室内60mHを除く)>
年月日競技会名青木益未vs田中佑美勝者
2016.06.26日本選手権3)13.38○●6)13.450.07青木
2017.10.09国体1)13.18○●8)13.750.57青木
2018.05.06木南記念7)13.76●○4)13.470.29田中
2019.05.06木南記念3)13.27○●5)13.330.06青木
2019.05.19GGP大阪9)13.37●○7)13.220.15田中
2020.08.23GGP東京2)13.09○●4)13.270.18青木
2020.10.03日本選手権1)13.02○●4)13.370.35青木
2022.04.29織田記念3)13.25○●5)13.520.27青木
2022.05.08GGP東京9)13.91●○7)13.390.52田中
2022.06.11日本選手権2)13.28○●3)13.350.07青木
2022.06.26布勢スプリント1)12.97○●6)13.400.43青木
2023.04.29織田記念2)12.98●○1)12.970.01田中
2023.05.21GGP横浜5)12.94●○2)12.890.05田中
2023.06.03日本選手権2)12.95○●3)12.960.01青木
2023.10.01アジア競技大会5)13.34●○3)13.040.30田中
2024.04.29織田記念7)13.34●○1)13.000.25田中
2024.05.19GGP東京7)13.49●○2)12.900.49田中
   9-8   

トータルでは青木の9勝8敗だが、23年以降では田中の5勝1敗。

<福部真子と田中佑美の決勝での対戦成績(室内60mHを除く)>
年月日競技会名福部真子vs田中佑美勝者
2017.06.25日本選手権4)13.45○●7)13.710.26福部
2017.09.10日本学生2)13.39○●3)13.460.07福部
2019.04.28織田記念4)13.47●○2)13.380.09田中
2019.05.06木南記念4)13.31○●5)13.330.02福部
2019.08.17ナイトG福井2)13.16○●3)13.180.02福部
2019.10.20田島記念2)13.51○●4)13.630.12福部
2020.08.23GGP東京6)13.33●○4)13.270.06田中
2022.04.29織田記念2)13.21○●5)13.520.31福部
2022.05.08GGP東京2)13.05○●7)13.390.34福部
2022.05.14東日本実業団1)13.17○●2)13.380.21福部
2022.06.11日本選手権1)13.10○●3)13.350.25福部
2022.06.26布勢スプリント2)13.04○●6)13.400.36福部
2023.04.29織田記念3)13.02●○1)12.970.05田中
2023.05.21GGP横浜3)12.91●○2)12.890.02田中
2023.06.03日本選手権4)12.99●○3)12.960.03田中
2023.07.20ルツェルン4)13.01○●5)13.060.05福部
2023.09.24全日本実業団2)13.04○●4)13.100.06福部
2024.02.15メルボルン7)13.28●○5)13.190.09田中
2024.04.29織田記念2)13.09●○1)13.000.09田中
2024.05.19GGP東京3)13.00●○2)12.900.10田中
   12-8   

トータルでは福部の12勝8敗だが、23年以降では田中の6勝2敗。

相互の対戦成績をまとめると、
寺田は、
vs青木とは、7勝6敗
vs福部とは、8勝6敗
vs田中とは、10勝1敗

青木は、
vs寺田とは、6勝7敗
vs福部とは、15勝10敗
vs田中とは、9勝8敗

福部は、
vs寺田とは、6勝8敗
vs青木とは、10勝15敗
vs田中とは、12勝8敗

田中は、
vs寺田とは、1勝10敗
vs青木とは、8勝9敗
vs福部とは、8勝12敗

以上の対戦成績から序列をつけると
1)寺田
2)青木
3)福部
4)田中
となりそうだ。

しかし、23年以降に田中が大きく伸びてきた。
23年以降では田中が、
vs寺田とは、0勝3敗
vs青木とは、5勝1敗
vs福部とは、6勝2敗

23年以降も寺田は全員に勝ち越し、
23年以降の青木と福部は、3勝3敗の五分。
ということで、23年以降の序列は、
1)寺田
2)田中(寺田には、0勝3敗だが、その差は0秒05、0秒03、0秒01と迫ってきている)
3)青木・福部

24年に限ると、
寺田未対戦青木
寺田0-1福部
寺田未対戦田中
青木0-2福部
青木0-2田中
福部0-3田中
で、相互間の対戦成績によって序列をつけると、
1)田中
2)福部
3)寺田・青木
となりそうだ。

19年以降の世界大会代表で日本歴代1~4位で23年も上位を占めた「四強」が今回も優勝と表彰台を独占するのか、あるいは12秒9台や13秒0台はたまた1台以下の中から誰かがこれに割って入るのか?


パリ五輪への道

パリ五輪参加標準記録は「12秒77」で、21年東京・22年オレゴンよりも「0秒07」、23年ブダペストよりも「0秒01」のアップ。ターゲットナンバー(出場枠)は「40人」で変わらず。日本人の標準突破者はいない。世界の標準突破者は、1国3人でカウントして28人。

6月11日現在の1国3人以内でカウントしたパリ五輪に向けた「WAランキング」での順位と、各国の4番目以下もカウントした実質の順位は、
41位相当(実質51位)1212pt寺田明日香
45位相当(実質56位)1209pt福部真子
57位相当(実質73位)1193pt青木益未
74位相当(実質107位)1171pt大松由季
82位相当(実質127位)1165pt清山ちさと

6月4日現在では寺田もギリギリ圏内の40位にいたがひとつダウン。現時点でのボーダーラインは「1218pt」だ。
日本選手権と同じ6月末に各国の選考会が集中するので、新規の標準突破者が現れたり、40位のボーダーラインのポイントもまだまだアップすることも予想される。

ボーダーライン付近の田中・寺田・福部および青木以下の選手にとっても、日本選手権で「12秒77」の参加標準記録をクリアするのが、「パリへの一番の近道」である。それがならなかった場合もひとつでも上の順位で、0秒01でも速く走って1ポイントでも上乗せすることが重要だ。

12秒6台~9台付近での記録ポイントは、
1200pt 12秒63
1191pt 12秒70
1180pt 12秒78
1170pt 12秒85
1161pt 12秒92
1150pt 13秒00

日本選手権での順位ポイントは、
1位 100点
2位 80点
3位 70点
4位 60点
5位 55点
6位 50点
7位 45点
8位 40点
である。

23年のように1・2着が同タイムであっても、順位ポイントで20pt差がつく。タイムにすると0秒15くらいの差があったのに匹敵するポイント差だ。23年の1・3着の差は0秒01だったが、順位ポイントでは30pt差で、記録では0秒22くらいの差がついたの同じことになる。

現段階でのポイントを日本選手権でアップさせるには、まずは各選手の5レース平均の5番目のポイントを上回ることが求められる。6月11日時点の平均ポイントと5番目は以下の通りだ。
 平均5番目
田中1233pt1203pt
寺田1212pt1165pt
福部1209pt1188pt
青木1193pt1157pt
大松1171pt1155pt
清山1165pt1158pt

5レースでの平均ポイントを日本選手権で20ptアップさせるためには、現段階での5番目よりも100pt高いポイントを稼ぐ必要がある。平均10ptアップならば、5番目よりも50pt高いポイントが必要だ。

先に示した「記録ポイント」の12秒85(1170pt)を基準にすれば、日本選手権で優勝すれば「順位ポイント」の「100pt」が加算され、トータル「1270pt」となる。実際には、向風の場合は記録ポイントに加点され、追風参考の場合は減点されるので複雑だが、ここでは無風から2.0m以内の追風ということで話を進める。

日本選手権で、12秒85で優勝してトータル「1270pt」を稼げた場合、
田中ならば、WAランキングの5レース平均ポイントを13ptアップでき、1246pt。
寺田ならば、21ptアップで、1233pt。
福部ならば、16ptアップで、1225pt。
青木ならば、22ptアップで、1215pt。
大松ならば、23ptアップで、1194pt。
清山ならば、22ptアップで、1186pt。
となる。なお、ここでは6月11日時点の5レース平均の小数点以下は切り捨てて計算しているので、5番目のポイントが消えて「1270pt」と置き換わった時の実際の平均ポイントとは1点の違いが出てくるかもしれない。

6月11日時点でボーダーライン40位に位置する選手の平均ポイントが「1218pt」なので、青木以下が圏内に入るのはかなり苦しそうな状況だ。上述のように同じ時期に行われる各国の競技会で、たくさんの選手が上乗せしてくるであろうから……。

最終的に6月30日時点での、「参加標準記録突破者」と「WAランキング40位以内」の日本人選手が3人以内であれば、パリ行き切符を獲得することができる。しかし、4人以上になった場合は、23年の日本選手権で4着だった福部のように五輪への参加資格をクリアしながらも4人目以降は涙を呑むことになる。


日本選手権・決勝での「着順別最高記録」

1)12.952023年
2)12.952023年
3)12.962023年
4)12.992023年
5)13.242019年
6)13.302019年
7)13.312019年
8)13.412019年
・大会記録は、22年の予選での12秒94

23年は、向風1.2mだったにも関わらず1~4着が従来の着順別最高記録を大幅に上回り、上述の通り「12秒台の人数は世界3位」の層の厚さを示した。

「12秒台」がマークされる前年の18年からの各年の日本リスト1位と10位の記録、12秒台の人数と回数は、以下の通りだ。
1位10位12秒台の人数と回数
18年13.1313.420人
19年12.9713.401人1回
20年13.0213.360人
21年12.8713.242人8回
22年12.7313.202人13回
23年12.8613.226人26回
24年12.9013.132人4回=6月12日現在
である。

新型コロナが蔓延し始めた20年は多くの競技会が中止となり1位の記録は前年よりも後退したが、そんな中でも10位の記録は前進した。
日本選手権のファイナルを目指すレベルの選手の目安となりそうな「前年の日本10位の記録」は、この数年で0秒20~30前後もアップしてきている。
24年の12秒台はまだ田中と福部の2人で4回だが、10位の記録は6月12日の段階でこれまでの歴代最高(13秒20=22年)を大きく上回る13秒13に達している。6年前(18年)の年間トップ記録と同じだ。そんなことからしても、今回もたくさんの「着順別最高記録」が更新される可能性が高そうである。

23年は、向風1.2mだったが、デンカスワンスタジアムに適度な追風が吹いてくれることを祈りたい。となれば、複数人が揃って日本記録(12秒73)を上回ることになるかもしれない。それはすなわち、複数人による五輪参加標準記録(12秒77)突破でもある。

是非とも実現してもらいたいものである。


野口純正(国際陸上競技統計者協会[ATFS]会員)


◆記録と数字で楽しむ第108回日本選手権バックナンバー
男子100m:自己ベスト9秒9台2人、10秒0台4人、10秒1台13人が残り2枚のパリ行き切符を争う。至近11年間は連覇なし、群雄割拠を制するのは誰だ?
男子110mハードル:村竹・野本・高山らを中心に残り2枚のパリ行き切符を目指しての熾烈な争い
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北口榛花 (JAL)・田中希実 (New Balance)
三浦龍司 (SUBARU)・サニブラウンアブデルハキーム (東レ)

日本選手権優勝でパリへの切符を掴む
佐藤拳太郎 (富士通)・村竹ラシッド (JAL)
秦澄美鈴 (住友電工)・橋岡優輝 (富士通)・豊田兼 (慶應義塾大)

それぞれの思いが新潟で交錯する
まさに「運命をかけた決戦」
舞台は、新潟・デンカビッグスワンスタジアム
6月27日、開幕


パリオリンピック 代表選考について

◆参加標準記録・選考要項
https://www.jaaf.or.jp/news/article/16334/
◆参加資格有資格者一覧
https://www.jaaf.or.jp/news/article/18659/
◆Road to Paris 解説(パリ五輪への道)
https://www.jaaf.or.jp/news/article/19250/
◆パリ五輪選考条件まとめ資料
https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202406/road_to_paris.pdf

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