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2021.08.02(月)

【東京オリンピック】3日目イブニングセッション 選手コメント(男子走高跳決勝・女子100mハードル準決勝・男子400mハードル準決勝)



8月1日(日)陸上競技3日目のイブニングセッションは午後19時10分より男子走跳の予選からスタート。日本からは男子走高跳の決勝に戸邉直人選手(JAL)、女子100mハードル準決勝に寺田明日香選手(ジャパンクリエイト)、男子400mハードル準決勝に山内大夢選手(早稲田大学)が出場しました。各選手競技終了後のコメントをご紹介いたします。




◎戸邉直人(JAL)

男子走高跳 決勝 13位 2m24

今日は、自分では調子がいいと感じていて、精神的にも落ち着いて試合に臨むことができていた。技術的にも、うまくまとまっていたかと思うのだが、踏み切りで身体がうまく跳ねてくれなかった。試合のなかでやれることは全部やったと思っていたので、何が足りないのかを(自分が競技を終えてから)試合を見ながら考えていたのだが、ここに至るまでの練習のなかで、アキレス腱に少し違和感を覚えてしまったのを含めて、そこが足りない部分だったのではないかと思った。
(2m37での優勝争いを見て、どう感じていたか、の問いに?)願わくば、あの争いをするのが自分だったらなと、ずっとそう思って試合を見ていた。
ここを目指してずっと頑張ってきて、本当は金メダルを取りかったけれど、それは叶わなかったわけだが、ただ、まだ引退は考えていないので、この経験を糧に、またオリンピックの舞台に戻ってきて、リベンジをしたいなと思う。
(前回のリオ五輪出場を逃してからの)この5年間は、辛いことが多かったなという感じだが、そのなかで競技者として成長できたと思う。ここからまた次のオリンピックに向けて、違う自分になって、新しい自分になって、より強くなって帰ってこられるように、また精進したい。




◎寺田明日香(ジャパンクリエイト)

女子100mハードル 準決勝 1組6着 13秒06(-0.8)

できるだけ前についていきたいと思っていたが、あっという間に離されてしまった。悔しい。本当に「悔しい」(の思い)しか、今はないのだが、今日も、いろいろな方々に支えていただいて走ることができた。「ありがとうございました」と言いたい。
前半は、昨日(の予選で身体が)浮いたところでもあったので、そこを押さえて浮かないようにしていきたいと思っていた。その部分は、(ウォーミング)アップでもだいぶうまくいっていたのだが、スピードの乗ってくる中盤以降で踏み切りが近くなってきてしまい、それに対応することができなかった。そこがまだまだ課題というか、(上位選手に)離された要因になったと思う。
(準決勝を臨むに当たっては)緊張というよりは、落ち着いて走りたいという思いで臨んでいた。コールルームから、ここ(トラック)に来るまでの間には、(家族を含めて)お世話になったいろいろな人の顔が浮かんだ。
(アスリートとして復帰してからの)この5年間は、(7人制)ラグビーへの挑戦も含めて、目標を持つなかでいろいろな人たちに出会い、1つ1つの目標をクリアしていくことや、目標をつくって進んでいくことが、どれほど大切で楽しいことかということを感じながらやってくることができた。本当にありがたいなと思っている。




◎山内大夢(早稲田大学)

男子400mハードル 準決勝 3組 6着 49秒35

準決勝の舞台を走ることができたのが貴重な経験であるなというのと同時に、予選の反省点を踏まえた準決勝のレースにしたかったのだが、全体的な走力や技術的な部分などで、まだまだ未熟な部分があって、しっかりこの舞台で出せたかというと、ラストの直線がけっこういっぱいいっぱいになって、そこでトップの選手に離されてしまった。この経験を、今後のレースに生かしていきたい。
予選のときもそうだったが、自分が思っているよりも周りの選手の勢いに乗ってテンポ良く行けているのかなと思うのだが、自分のペース以上のタイムが出てしまうことで、自分の持ち味である後半で耐えきれないというか力が残っていなかった。改めて振り返ると、前半が乗りすぎていたかなと思う。
今回、(予選)49秒21と(準決勝)49秒35という2本だっただ。どちらか1本で48秒台…自己ベストで走るというのが今回の最低目標だった。自分は、この国立競技場で48秒84の自己記録を出しているので、(今回も自己記録を)出すつもりで来たが達成できなかった。オリンピックという舞台では自分の力がまだまだ出せていない、もしくは自分の力が全然足りていないという部分があると思う。このレースをしっかり反省・改善して、今後の競技に生かしていきたい。


文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:アフロスポーツ


【東京オリンピック】3日目イブニングセッション ハイライト
走高跳、戸邉は49年ぶりの決勝で13位
https://www.jaaf.or.jp/olympic/tokyo2020/news/article/15355/

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