2025.11.27(木)選手
【ダイヤモンドアスリート】第11期Nextageの濱椋太郎、古賀ジェレミー、ドルーリー朱瑛里が第12期ダイヤモンドアスリートに認定!松下碩斗・後藤大樹はダイヤモンドアスリートNextageに新たに選出!

本連盟では、次世代において、国際大会での活躍が大いに期待できる競技者を強化育成する「ダイヤモンドアスリート」制度を2014年から展開しています。
この度、新規認定者3名、継続認定者3名からなる6名の第12期ダイヤモンドアスリートおよび、2名のダイ ヤモンドアスリートNextageを選出いたしましたのでお知らせいたします。
第12期は、昨年に引き続き公募(選手本人やコーチ、保護者など選手関係者からの推薦)を実施し、自らが日本を代表する将来の原石であると表現できる選手を募集しました。
第12期から新たにダイヤモンドアスリートに認定されたのは、第11期ダイヤモンドアスリートNextageとしてプログラムを経験した濱椋太郎(法政大学1年・東京)、古賀ジェレミー(東京高等学校3年・東京)、ドルーリー朱瑛里(津山高等学校3年・岡山)の3名です。濱椋太郎は、今年開催されたU20東アジア選手権の日本代表として男子200mに出場し、銀メダルを獲得。さらに、4×100mリレーにも出場しU20アジア記録を更新しました。男子110mハードルの古賀ジェレミーは、第79回国民スポーツ大会少年男子共通110mハードル(U20規格)にて、U20世界ランキング5位にあたる13秒07をマークしU20日本記録を更新。さらに、第109回日本陸上競技選手権大会では、シニア選手に加わり決勝へ進出し、5位に入賞しました。女子中・長距離のドルーリー朱瑛里は秋季以降調子を上げ、第41回U20日本陸上競技選手権大会女子1500mで4分18秒31の今季ベストをマークしました。積極的に海外遠征に挑戦し、来年はワシントン大学への進学も表明しております。3名ともプログラムへの取り組みや、プログラムを通して培われた経験・知識、競技面での飛躍、そして来年の活動に向けての意欲が評価され、ダイヤモンドアスリートNextageからダイヤモンドアスリートへ選出される運びとなりました。
昨年より新設されたダイヤモンドアスリートNextageには、松下碩斗(静岡高等学校1年・短距離)と後藤大樹(洛南高等学校1年・短距離ハードル)の2名が選出されました。松下碩斗は、第79回国民スポーツ大会少年男子B100mで大会新記録の10秒35をマークし優勝。昨年開催された第55回U16陸上競技大会男子150mでも優勝するなど、今後の成長に目が離せない競技者の1人です。後藤大樹は、広島インターハイ男子400mハードルにおいて、U18日本記録の49秒84(今季U18世界ランキング1位、U20世界ランキング5位、11/25時点)をマークし優勝。第19回U18陸上競技大会男子300mハードルでも35秒44のU18日本新記録で優勝する等、新世代のアスリートとして幅広い活躍が期待されます。
継続認定となるのは第9期から認定の澤田結弥(ルイジアナ州立大学2年・中長距離)、第10期から認定の 永原颯磨(順天堂大学2年・3000m障害物)、第11期認定の中谷魁聖(東海大学1年・走高跳)です。 第8期から認定された北田琉偉(日本体育大学3年・棒高跳)は、第11期をもって修了を迎えます。
新規認定アスリートのプロフィール、第12期認定アスリート一覧は下記にてご紹介いたします。
ダイヤモンドアスリート Nextageとは
ダイヤモンドアスリートとして『次のステージ(next stage)』に進み、『次の世代(next age)』を担う可能性を秘めた選手を対象としたプログラム。ダイヤモンドアスリートと一緒に実際のダイヤモンドアスリートプログラムの一部を経験し、ダイヤモンドアスリートになるための準備を進めます。
ダイヤモンドアスリートとして『次のステージ(next stage)』に進み、『次の世代(next age)』を担う可能性を秘めた選手を対象としたプログラム。ダイヤモンドアスリートと一緒に実際のダイヤモンドアスリートプログラムの一部を経験し、ダイヤモンドアスリートになるための準備を進めます。
【ダイヤモンドアスリート Nextage】
松下 碩斗 /MATSUSHITA Sekito

写真:月刊陸上競技
| 専門種目 | 男子短距離 |
|---|---|
| 所属 | 静岡高等学校(静岡) |
| 生年月日 | 2009年12月1日 |
| 学年 | 1年 |
| 自己記録 | 100m:10秒35 200m:21秒07 |
<2024年と2025年の主な実績>
・第55回U16陸上競技大会 男子150m 優勝
・第79回国民スポーツ大会 少年B男子100m 優勝
<プロフィール>
兄と姉の影響で幼いころから陸上に親しむ。小学校時代は静岡市陸上競技協会が主催する静岡葵ACに所属し、1年時から県内の競技会に出場。5年時の2020年には静岡県小学生交流大会5年男子100mで1位となっているが、コロナ禍で中止となったため全国大会は経験していない。
城内中でも陸上競技部に所属。100m・リレーに加えて、200mにも取り組むようになった2年の秋ごろから少しずつ力をつけていく。3年時の2024年には100mで10秒台(10秒95)、200mは21秒台(21秒92)に突入。静岡県中学通信を200mで優勝したほか、3年100mでも2位に。200mに出場した東海中学では、予選を21秒92の自己新で通過すると、向かい風のなか行われた決勝を22秒26(-2.6)で制した。初の全国大会となった全日本中学校選手権は200mに出場したが予選突破ならず。また、10月初旬のみんなでつなごうリレーフェスティバル2024に静岡県代表としてU16男子4×100mリレーに臨んだ(2走)したが、失格により走ることはできなかった。しかし、シーズン最後の試合となったU16大会男子150mでは、追い風参考(+2.4)ながら15秒91をマークして初の全国タイトルを手にした。
高校1年目の2025年は、100m・200mでインターハイ路線に挑戦。静岡県大会は、高1歴代2位の21秒07(+1.0)をマークして2位となった200mのほか100mでも4位に入賞。200mは東海大会で準決勝敗退となったが、100mで6位に食い込み全国大会に出場。暑熱対策により、予選突破者24名による3組タイムレース決勝で実施されたインターハイでは、この種目唯一の1年生出場ながら、予選を2着で通過して決勝に進出。総合11位(10秒43、+2.4)の成績を残している。
その後も100mで追い風参考記録ながら10秒4台を連発し、9月の静岡県高校新人で10秒47(+0.7、オープン出場)の自己新をマークするなど好調を維持していたなか、ブレイクしたのが10月の国民スポーツ大会。少年B男子100mに出場し、準決勝で10秒45(+1.1)、決勝では10秒35(+0.8)と自己新記録を連発して快勝。今季10秒00の高校記録を樹立した清水空跳(星稜高2年・石川)が昨年マークした高1最高(10秒26)に次ぐ歴代2位に浮上することとなった。なお、同大会では成年少年共通男子4×100mリレーで静岡県チームの3走を務め、リオ五輪男子4×100mリレー銀メダリストの飯塚翔太(ミズノ)にバトンをつなぎ、大会新記録(38秒95)での優勝にも貢献した。
文:児玉育美(JAAF メディアチーム)
後藤 大樹/GOTO Taiju

写真:月刊陸上競技
| 専門種目 | 男子短距離、ハードル |
|---|---|
| 所属 | 洛南高等学校(京都) |
| 生年月日 | 2009年5月5日 |
| 学年 | 1年 |
| 自己記録 | 100m:10秒49 300mハードル:35秒44 400mハードル:49秒84 |
<2025年の主な実績>
・第78回全国高等学校陸上競技対校選手権大会 男子400mハードル/男子4×400mリレー 優勝
・第79回国民スポーツ大会 少年B男子100m 2位
・第19回U18陸上競技大会 男子300mハードル 優勝
<プロフィール>
小学生のころから千葉県のクラブチームima(アイマ)に所属し、短距離・リレー種目を中心に、ハードル、中距離、ジャベリックボールなどさまざまな種目を経験。2021年日清食品カップ全国小学生交流大会では、6年100mに出場してB決勝2位の成績を残している。
四街道北中では、短距離に取り組みながら、2年時から110mハードル(中学生規格)に本格参戦すると、7月の千葉県中学通信で当時中2歴代2位となる14秒26(+1.6)をマークして注目される存在に(秋には14秒13に更新)。同年には2年生ながら全日本中学校選手権(全中)出場を果たし、トライアルレース(予選9~16番目の選手で競うレース)に進んでいる。冬場に腰椎分離症の影響で練習を中断する時期もあったが、最終学年となった2024年シーズンは、7月の千葉県中学通信で14秒03へと自己記録を更新すると、8月の関東中学で初めて14秒突破となる13秒80(+1.4)をマークして優勝。全中では向かい風のなか13秒93(-1.4)で初の全国優勝を果たすとともに、大会MVPにも選ばれた。
躍進は続き、秋の国民スポーツ大会(国スポ)では、U20規格で実施される少年B男子110mハードルを出場し、この規格での中学最高記録となる13秒83(+1.6)を樹立して高校生たちを退け快勝。その翌週に行われたU16大会の110mハードル(U20規格)も13秒91(+1.8)で制し、全中・国スポ・U16の“3冠”を達成した。
今年春からは名門・洛南高校(京都)に進学すると、インターハイ路線を400mハードルと4×400mリレーでチャレンジ。400mハードル2試合目の近畿高校を51秒11の高1最高で快勝すると、広島インターハイでは50秒台を飛び越して高校歴代3位となる49秒84のU18日本新記録で1年生チャンピオンに。高校生4人目の49秒台ハードラーとなった。アンカーを務めた4×400mリレーも高校新記録(3分07秒25)で優勝。同校の2年連続12回目の総合優勝に貢献している。
300mハードルに出場した10月のU18陸上大会では35秒44のU18日本新記録(高校歴代3位)で圧勝。このほか、秋シーズンは110mハードル(U20規格)に出場したU20日本選手権では4位、少年B男子100mに出場した国民スポーツ大会では2位と、複数種目において全国大会で入賞し、潜在能力の高さを印象づけた。今季は記録面でも、100mは10秒49(+1.2)、200mを21秒22(+0.2)、走幅跳では6m91(+1.5)まで自己記録を引き上げたほか、10月には400mのフラットレースにも初挑戦。高校1年生で初の47秒切りとなる46秒80の高1最高をマークしている。
文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
【ダイヤモンドアスリート第12期認定アスリート】
第12期ダイヤモンドアスリート
| 氏名 | 所属(学年) | 種目 | 生年月日 |
|---|---|---|---|
| 澤田 結弥 SAWADA Yuya | ルイジアナ州立大学(2年) | 女子中・長距離 | 2006年3月1日 |
| 永原 颯磨 NAGAHARA Soma | 順天堂大学(2年) | 男子3000m障害物 | 2005年10月12日 |
| 中谷 魁聖 NAKATANI Kaisei | 東海大学(1年) | 男子走高跳 | 2006年10月8日 |
| 濱 椋太郎 HAMA Ryoutaro | 法政大学(1年) | 男子短距離 | 2006年6月30日 |
| 古賀 ジェレミー KOGA Jeremy | 東京高等学校(3年) | 男子110mハードル | 2007年5月21日 |
| ドルーリー 朱瑛里 DRURY Sherry | 津山高等学校(3年) | 女子中・長距離 | 2007年11月16日 |
第12期ダイヤモンドアスリート Nextage
| 氏名 | 所属(学年) | 種目 | 生年月日 |
|---|---|---|---|
| 松下 碩斗 MATSUSHITA Sekito | 静岡高等学校(1年) | 男子短距離 | 2009年12月1日 |
| 後藤 大樹 GOTO Taiju | 洛南高等学校(1年) | 男子短距離・ハードル | 2009年5月5日 |
【国際大会で活躍する修了生】
北口榛花(JAL)

写真提供:フォート・キシモト
女子やり投 日本記録保持者
東京2025世界選手権 女子やり投 日本代表
パリ2024オリンピック 女子やり投 金メダル
ダイヤモンドリーグファイナル2024 女子やり投 優勝
ブダペスト2023世界選手権 女子やり投 金メダル
ダイヤモンドリーグファイナル2023 女子やり投 優勝
オレゴン2022世界選手権 女子やり投 銅メダル
東京2020オリンピック 女子やり投 日本代表
▼プロフィール
https://www.jaaf.or.jp/athletes/profile/haruka_kitaguchi/
サニブラウン アブデルハキーム(東レ)

写真提供:アフロスポーツ
東京2025世界選手権 男子100m日本代表
パリ2024オリンピック 男子100m日本代表/男子4×100mリレー 5位入賞
ブダペスト2023世界選手権 男子100m 6位入賞/男子4×100mリレー 5位入賞
オレゴン2022世界選手権 男子100m 7位入賞
東京2020オリンピック 男子200m 日本代表
▼プロフィール
https://www.jaaf.or.jp/athletes/profile/abdul_hakim_sanibrown/
橋岡優輝(富士通)

写真提供:フォート・キシモト
東京2025世界選手権 男子走幅跳 日本代表
パリ2024オリンピック 男子走幅跳 日本代表
ブダペスト2023世界選手権 男子走幅跳 日本代表
オレゴン2022世界選手権 男子走幅跳 日本代表
東京2020オリンピック 男子走幅跳 6位入賞
ドーハ2019世界選手権 男子走幅跳 8位入賞
▼プロフィール
https://www.jaaf.or.jp/athletes/profile/yuki_hashioka/
藤井菜々子(エディオン)

写真提供:フォート・キシモト
東京2025世界選手権 女子20km競歩 銅メダル
パリ2024オリンピック 女子20km競歩 日本代表
ブダペスト2023世界選手権 女子20km競歩 日本代表
オレゴン2022世界選手権 女子20km競歩 6位入賞
東京2020オリンピック 女子20km競歩 日本代表
▼プロフィール
https://www.jaaf.or.jp/athletes/profile/nanako_fujii/
栁田大輝(東洋大学)

写真提供:アフロスポーツ
東京2025世界選手権 男子4×100mリレー 6位入賞
パリ2024オリンピック 男子4×100mリレー 5位入賞
ブダペスト2023世界選手権 男子100m 日本代表/男子4×100mリレー 5位入賞
オレゴン2022世界選手権 男子4×100mリレー 日本代表
▼プロフィール
https://www.jaaf.or.jp/athletes/profile/hiroki_yanagita/
【ダイヤモンドアスリート】特設サイト
>>https://www.jaaf.or.jp/diamond/
※12月上旬更新予定
▼【次世代を担う原石となるアスリートを選考!】第12期ダイヤモンドアスリート募集について
https://www.jaaf.or.jp/news/article/22910/
【ダイヤモンドアスリート 関連コンテンツ一覧】

日本陸連100周年コンテンツ 人材育成ビジョン
https://youtu.be/thE73keej4E
日本陸連100周年コンテンツ 人材育成における具体的アクション
https://youtu.be/aKVE5ZNmygg
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