【女子走幅跳】
秦澄美鈴(住友電工・大 阪)
優勝
6m56(+1.4) =パリオリンピック代表内定
まずはパリ五輪の(代表)内定を取れて、ホッとしている。2週間くらい前から調子が上向いてきていて、今日は、前半試技の3本で結果を残したいと思って臨んでいた。しかし、なかなか立ち上がりがうまくいかず、後半(の試技)までかかってしまった。雨でも記録を出さないといけない競技なので、「雨の中での6m56」に対して及第点はあげられない。「まだまだやるべきことはたくさんあるな」と感じている。
前半の3本は、(競技者が多いため)試技順が回ってくるのがどうしても遅くなる。そのため、身体が冷えないようにとか、身体が固まってしまわないようにと意識しながら動きつつ、調整していたのだが、逆に動きすぎて疲れるといった状態になっていた。後半の試技に入って、(競技者が)残り8人となったことで、いい感じで順番が回ってくるようになり、そこでだんだん身体が動いてくるようになった。
<競技の試技で、パリ本番に向けての手応えは感じられたか? の問いに>
いや、全く手応えはなくて、「大丈夫かな」という気持ちもある。しかし、不安になっている時間はないので、できることをしっかりやっていこうと思っている。今日は全然走れていなかったので、もっと助走のところで速度が出せるようにしていかないとな、と思った。
<パリオリンピックでは、どんな跳躍がしたい? の問いに>
自分が納得のいく跳躍がしたいと考えている。「助走も、踏み切りもすべて完璧だった」と言えるような跳躍を目指して頑張りたい。
<7mへの期待がかかると思うが、自身はどう感じている? の問いに>
現状で、7mと言えるところまでまだ来ていない。そこは頭の片隅に置いて、まずは自分の跳躍に集中することが一番。その先に7mという結果がついてきたらいいなと思っている。
2024/6/30 JAAFメディアチーム
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#運命をかけた決戦