2022.08.16(火)大会

【オレゴン世界選手権 DAY3】激闘の10日間を振り返る!~男子400mウォルシュ・佐藤が45秒台をマークし準決勝へ。~



2022年7月15日(金)から24日(日)までの10日間、アメリカ・オレゴン州ユージーンで開催された「オレゴン2022世界選手権」。総勢68名ものエントリーがかなったチームジャパンは、陸上競技全種目が実施される世界大会としては、2019年ドーハ選手権以来、3年ぶりの渡航を伴う遠征に臨み、東京2020オリンピックでは叶わなかった有観客のスタジアムで、熱い戦いを繰り広げた。

ここでは、その激闘の10日間をプレイバックしていこう。

【DAY3】7月17日(日)

大会3日目の7月17日は、午前6分15分から男子マラソンがスタート。ロード種目の会場となるオーツェンスタジアム前を発着点として行われた。スタート時が13℃、フィニッシュ時は16℃という気温に加え、雲が多い天候となったため涼しいコンディションのなかでのレースとなった。日本は、新型コロナウイルスの陽性反応が出たことで鈴木健吾(富士通)が欠場し、西山雄介(トヨタ自動車)と星岳(コニカミノルタ)の2名で挑むことに。レースは、スローな入りとなった前半から、終盤で大きくペースが上がる展開となり、34km付近でリードを奪ったタミラット・トラ(エチオピア)が2時間05分36秒の大会新記録で優勝。日本勢は西山が13位、星が38位でフィニッシュした。なお、西山のマークした2時間08分35秒は、世界選手権における日本人最高記録であった。

その後、ヘイワードフィールドで実施されたモーニングセッションでは、日本勢は男子400m予選に3選手が出場。佐藤風雅(那須環境、45秒88)とウォルシュジュリアン(富士通、45秒90)がともに4着でフィニッシュし、プラスで拾われる競技者の2・3番手で準決勝に進出した。また、モーニングセッションのトラック最終種目として行われた男子10000m決勝には、田澤廉(駒澤大学)と伊藤達彦(Honda)が出場。田澤が20位、伊藤は22位という結果でレースを終えた。

17時すぎからスタートした3日目のイブニングセッションには、日本チームからはトラック種目のみと出場となった。2名が進出した男子110mハードル準決勝では、第1組に入った石川周平(富士通)が8着(13秒68、-0.6)で、また第2組を走った泉谷駿介(住友電工)は13秒42(+0.3)で5着でのフィニッシュとなり、ともに決勝進出はならなかった。また、男子400mハードル準決勝では、黒川和樹(法政大学)が1レーンからのスタート。予選からタイムを上げる49秒69をマークしたが6着となり、ここで競技を終える形となった。

また、この日に行われたPCR検査で、新たに複数名の新型コロナウイルス感染症陽性が確認されたことが発表された。このうちの1人が女子マラソンに出場予定だった新谷仁美(積水化学)で、一山に続いて、翌日のレースは欠場することになった。

文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:アフロスポーツ


DAY3 競技結果

種目氏名 結果
男子マラソン決勝西山雄介(トヨタ自動車) 13位 2時間08分35秒
星 岳(コニカミノルタ) 38位 2時間13分44秒
男子400m予選ウォルシュジュリアン(富士通) 1組4着 45秒90 =準決勝進出
佐藤風雅(那須環境) 5組4着 45秒88 =準決勝進出
川端魁人(中京大クラブ) 6組5着 46秒34
男子10000m決勝田澤 廉(駒澤大学) 20位 28分24秒25
伊藤達彦(Honda) 22位 28分57秒85
男子110mハードル準決勝石川周平(富士通) 1組8着 13秒68(-0.6)
泉谷駿介(住友電工) 2組5着 13秒42(+0.3)
男子400mハードル準決勝黒川和樹(法政大学) 3組6着 49秒69

▶結果一覧はこちら


DAY3 出場選手コメント

【モーニングセッション】
▼【オレゴン世界選手権】3日目モーニングセッションコメント:男子400mで佐藤、ウォルシュが準決勝進出!男子マラソン西山は世界選手権日本人最高記録で13位
https://www.jaaf.or.jp/wch/oregon2022/news/article/16846/

【イブニングセッション】
▼【オレゴン世界選手権】3日目イブニングセッションコメント:男子110mハードル泉谷、石川、男子400mハードル黒川が決勝進出ならずも次の目標へ
https://www.jaaf.or.jp/wch/oregon2022/news/article/16854/


記録と数字で楽しむ「オレゴン世界選手権」

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