
自己ベスト9秒台が3名、10秒0台6名がアジア大会代表の切符を争う。ミクロの戦いを制するのは誰だ?
・予選/6月12日 15:35 7組3着+3・準決/6月12日 20:25 3組2着+2
・決勝/6月13日 18:30
日本選手権・決勝での「着順別最高記録」(2025年まで)
・「/」の後ろは、追風参考での最高記録| 1)10.02 | 2019年 |
|---|---|
| 2)10.10 | 2022年 |
| 3)10.14 | 2024年 |
| 4)10.17 | 2018年 |
| 5)10.21 | 2023年 |
| 6)10.26 | 2023年・2024年 |
| 7)10.29 | 2023年・2024年/10.28w 1999年 |
| 8)10.31 | 2024年/10.30w 1999年 |
日本選手権で「日本新記録」がアナウンスされたのは下記の7回。
| 1915年(第3回)11.5 | 斎藤友三(東大) |
|---|---|
| 1918年(第6回)11.4 | 松田恒政(慶大) |
| 1921年(第9回)11.2 | 高木正征(暁星中) |
| 1975年(第59回)10.48(0.2) | 神野正英(新日鉄)=予選 |
| 1989年(第73回)10.28(1.6) | 青戸慎司(中京大) |
| 1996年(第80回)10.14(0.9) | 朝原宣治(大阪ガス) |
| 1998年(第82回)10.08(1.5) | 伊東浩司(富士通) |
その一つ目は、次の通りだ。
1975年は電動計時(写真判定)の記録が日本記録として公認されることになった最初の年で、その年の12月31日時点での最高記録を「初代日本記録」として公認することにした。
よって、日本選手権が行われた時点(5月31日~6月1日)では「電動計時日本記録」はまだ存在していなくて、当然のことながら競技場内では「日本新記録」とはアナウンスされなかった。
二つ目は、以下のような話だ。
68年のメキシコ五輪の準決勝で飯島秀雄さん(茨城県庁)が10秒34(当時のルールで100分の1秒単位を10分の1秒単位に換算し「10秒3」が公式記録とされた)で走っていて、この記録は「アジア記録」として国際的には認められていた。
しかし、上述の通り日本では「その年(1975年)の最高記録を日本記録とする」として過去の記録には遡らなかったため、飯島さんの10秒34は「アジア記録」ではあったが日本記録としては認められなかった。
なお、国際陸連(現、世界陸連)や各大陸の陸連では電動計時の記録を公認することになった時、過去に遡及してその最高記録を公認することにしたため、68年メキシコ五輪でジム・ハインズ(アメリカ)がマークした9秒95が「世界記録」として、アジア陸連では飯島さんの10秒34を「アジア記録」として公認した。
そのような事情で、飯島さんの10秒34は「アジア記録だが日本記録ではない」ということが続くことになった。
しかし、その後「アジア記録として国際的にも認知されている記録を日本記録として認めないのはいかがなものか?」ということで、84年になって、過去に遡及して10秒34を公認することになり、飯島さんの記録が日本記録として16年ぶりに認められたという次第だ。
今回の日本選手権で「日本新記録」がアナウンスされれば、98年の第82回大会以来28年ぶりとなる。是非とも実現してもらいたいものである。
【記録と数字で楽しむ第110回日本選手権】男子100m記事一覧
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▼(2)2012年以降の連覇は坂井隆一郎のみ
https://www.jaaf.or.jp/news/article/23469/
▼(3)自己ベスト10秒09以内の現役11選手と22&23&24&25年ファイナリストの日本選手権での成績
https://www.jaaf.or.jp/news/article/23470/
▼(4)日本選手権・決勝での「着順別最高記録」(2025年まで)
https://www.jaaf.or.jp/news/article/23471/
▼(5)世界記録と日本記録のお話。日本選手権での日本新は過去7回
https://www.jaaf.or.jp/news/article/23472/
▼(6)番外編/9秒95の日本新をデータから分析
https://www.jaaf.or.jp/news/article/23473/
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