
【女子やり投】
上田百寧(ゼンリン・福 岡)
優勝
59m88
複雑な気持ち、というのが正直なところ。北口さん(榛花、JAL、ダイヤモンドアスリート修了生)がいなかったので、「だから優勝できたんだと思われないような記録は投げないといけない」と思っていたし、目標としても自己ベスト(61m75、2021年)は最低でも更新するという気持ちで臨んでいただけに、悔しい気持ちのほうが大きい。
周りの選手も60mを投げてくるような、全体的にもうちょっと盛り上がる試合になっていたら良かったのかなとは思う。北口さんという世界チャンピオンがいないなかでの試合だったので、「自分がもっと盛り上げてやろう」という気持ちでは臨んでいた。そこができなかったところは残念だが、それでも勝ちきれたことはよかったかなと思う。
今日は、1投目でなかなかない右ファウルを久しぶりにしてしまって、ちょっと「あれ!?」と思ったのだが、そこで持ち直して、しっかりと立て直すことはできた。確実に成長できていることは、最近の試合でも感じているので、その成長を記録で…、大きな記録という形で出したいなという気持ちが今は強い。
世界陸上まで、まだちょっと時間があるので、そこまでにしっかり準備していきたい。このあと2試合ほど予定しているので、今日の課題を克服して臨んでいく。また、練習を積む期間もあるので、そこでしっかりとつくり上げたい。(決勝には進出したものの)パリオリンピックでは達成できなかった8位入賞を目指して、自己記録の更新と(世界選手権参加標準記録の)64m00にどれだけ近づけるかというところに挑戦していきたい。
2025/7/4 JAAFメディアチーム
#ナンバーワンの頂上決戦