
【男子3000m障害物】
青木涼真(Honda・東 京)
優勝
8:26.62
優勝して、まずは「ホッとした」という気持ちが一番にあった。そのあと「タイムがもう少し行っていればな」というところがあったが、今の自分の状態や、周りの選手たちの強さを考えたら、あまり高望みしてもしようがないなと思う。今の自分の積み上げたポイントで、次をどうするかを考えている。
(今日は)選手権ということもあったし、暑さもあったので、最初の1kmがみんな、すごく様子を見ながら進むというレースになった。逆に、(そういう展開になると)みんなが自分を見てくるかなと思っていたので、ある程度、良いポジションを取ることもできるだろうと考え、ほかの選手がどう動くかでポジションを変えながら進めていこうと思っていた。
(勝負のポイントとしては)最初のポジションでストレスなく走れるところをとること。また、ラスト700~800mのところで3位以内の選手は絞れるかなと考えていて、自分は、3000m障害の選手たちのなかだったら、ある程度、長い距離も走れるほうなので、揺さぶりながらラストのスパートに力を蓄えようと思っていた。思惑通りの走りができたと思う。
社会人2年目(の2021年)に初めて東京オリンピックを経験させてもらって、そのときは、無観客、さらに予選で全く何もできずに敗退してしまった。そのときから、自分の陸上人生の一つの“本番”を、東京世界選手権決勝と決めていた。出場権を取るところからにはなるが、まずはそこにどうピークをもっていくか。1つ1つの練習に集中して取り組んでいきたい。
2025/7/4 JAAFメディアチーム
#ナンバーワンの頂上決戦