7C-Teensプロジェクトとは
日本選手権バックヤードツアーに参加する高校生で結成された、「7C-Teensプロジェクト(以下、7プロ)」。多くの人々が、“する・見る・支える” 様々な形で陸上競技を楽しむことができるよう、約3か月にわたり大会運営について学び、考える場として発足しました。Challenge(挑戦)、Create(創造)、Confident(自信)の3つの“C”をテーマに掲げ、全活動を終えた7人の高校生たちの感想をお届けします。
<これまでの活動報告は、以下よりご覧ください。>
・参加者募集
・第1回 オンラインミーティング
・第2回 日本選手権バックヤードツアー
・第3回 オンラインミーティング
7プロを終えての感想
■山中 杏珠(長野・松本秀峰中等教育学校2年)この企画に応募すること自体が自分にとってのチャレンジだった。オンラインではあるが、うなずいてくれたり、仲良く話したりすることができて良かった。
このプロジェクトに参加して、もっと陸上競技が好きになった。
■大谷 晴海(福島・磐城緑蔭高等学校3年)
日本選手権バックヤードツアーを通して、より一層、走れることって幸せなんだと感じることができた。大会の運営や審判資格の取得について学ぶことができた。
現在は、審判資格を取得し、大人の審判員に混ざって活動をしている。大人の人たちと一緒に話す機会も増えて勉強にもなっている。将来の夢の実現のためにも、7プロに参加して良かった。
■赤間 美恋(茨城・古河中等教育学校2年)
Twitterで募集を見つけた時は不安な気持ちもあったが、自分と同じような夢や希望を持つ人たちと繋がれたことがよかった。陸上が好きな同年代の人と話すことが、こんなに楽しいんだと、終わってから実感した。たった3回の機会でこんなにも名残惜しくなるとは思わなかった。素敵なメンバーに出会えてよかった。
発言することはあまり得意ではなかったが、自分の意見を少人数だからこそ発言できて、自信に繋がった。自分が気づかないことや考えたことないことなどいろいろな意見が聞けて改めて陸上や審判について考えることができた。より多くの人に、陸上の楽しさを感じてもらい、これからの陸上界を盛り上げられたらなと思う。
■田辺 勇希(東京・成蹊高等学校3年)
もともと陸上の短距離界の将来について考えていて、そこに生かしたい気持ちが強く、SNSで見つけて応募した。陸上が好きな人たちと繋がれたことが良かった。このような企画に参加できて嬉しかった。
少し自信が持てたので、将来に向けてしっかり勉強を頑張ろうという気持ちになった。
■中村 えみり(東京・日本女子体育大学附属二階堂高等学校3年)
陸上が好きという共通点だけで集まったメンバーだが、様々な観点から陸上について考えることができた。自分の考え方も変わったような気がするし、自分の中での陸上の大切さを感じることができた。
将来は体育系の仕事につきたいと思っていたが、日本選手権のバックヤードを見てこのような仕事も素敵だなと思った。このプロジェクトが終わっても、C級審判、いろんなことに挑戦していきたい。陸上をもっと好きになりたいと思う。
■宮東 桜子(東京・都立国際高等学校1年)
同じような思いの人が全国から集まれたことが嬉しく、このまま終わってしまうことがとても名残惜しい。チャンスがあればこのメンバーで集まって話したいし、もっと活動したい気持ちでいっぱい。高校生は発信力があるので、陸上界をもっと盛り上げられると思う。
このような繋がりを大切にこれからも頑張っていきたい。
自分は陸上が好きだなと改めて感じたし、私も陸上に関わる仕事がしたいと思った。
■塚本 華帆(熊本・鹿本高等学校2年)
今回勇気を出して参加して良かった。同世代の人と審判や陸上について話せる機会はあまりないので貴重で楽しかった。コロナの状況からオンラインであったことはとても残念だったが、全国から集まれたことは良かった。
審判ってやっぱりかっこいい。自分も絶対に審判がやりたいと改めて思った。
最後に
今回は、“支える人”にスポットをあて、バックヤードツアーという形で、本連盟として初めて舞台裏を見せる取り組みを実施しました。さらに、審判やスタッフの魅力を発見したり、運営に関する新たなアイディアを考えたり、未来の陸上界に繋がるようなより良い時間となるようにという思いから、ツアーの前後にはミーティングも行いました。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、全ての活動がオンラインとなりましたが、オンラインだからこそ全国から参加者が集まり、全員が最後まで揃って活動できたものと思います。こうした活動が、影の立役者への一歩を踏み出そうとしている皆さまの背中を後押しするきっかけになれば幸いです。
また、勇気をもって本企画に応募いただいた7人のメンバーの皆さん、本当にお疲れ様でした。学校生活や部活動、習い事などがある中、毎回時間を作り準備をして臨むことは容易ではなかったと思います。それでも、回を重ねるごとに一人一人の顔つき、表情が変わり、このままプロジェクトを続けたら何かやってくれるのでは?と大きなエネルギーを感じるほどでした。
学ぶことに意欲的な皆さんで作ったこの充実した貴重な時間は、きっとそれぞれの自信に繋がっているものと思います。これからの7プロメンバーの益々のご活躍をお祈りしています。未来が明るいものでありますように。
7C-Teensプロジェクト 関連リンク
活動報告・参加者募集
・第1回 オンラインミーティング
・第2回 日本選手権バックヤードツアー
・第3回 オンラインミーティング
その他関連ニュース
・高校生対象 陸上審判アンケート結果は、こちら
・C級審判資格の導入は、こちら