Day7:10月3日(水)
【決勝結果&コメント】
◎右代 啓祐(国士舘クラブ)男子十種競技 16位 7545点
第1日:100m11秒44(+0.3)-走幅跳6m90(+0.4)-砲丸投14m31-走高跳1m90-400m51秒42
第2日:110mH15秒26(+0.2)-円盤投48m41-棒高跳4m50-やり投61m36-1500m4分52分12
今までの海外試合だったら、(昼休憩を挟む午前と午後の2セッション制なので)朝から始まって、夜遅くまでという感じだが、(今回は)夕方からのセッションということで、あっという間に終わっちゃったなというのと、同時に、自分の精度が足りなかったなという反省がある。
ただ、自分のやりたいことは、1つだけではあるが円盤投では練習でずっと重点的にやってきたことができた。そこは自信にしていいと思うし、いい投げができたなと褒めたい。また、円盤投のように、1投目に失敗しても、2投目、3投目に記録を伸ばしていくようなことが各種目でできればと思った。海外のトップ選手たちは、それができているなという印象がある。(普段から)がむしゃらな練習を積むようなことはやってはいないけれど、もっと「精度を高めるような練習」というものを今一度考え直しながら取り組み、東京オリンピックの参加標準記録をいち早く切りたいなと思う。
(順位は過去最高だが、との問いに?)やはり8000点で12位というのが僕の目標だったので、そこに到達していないのは悔しい。オリンピックや世界陸上も含めて、海外の試合は10回以上やってきたが、この大会に向けて準備してきたものは、これまでのどの大会よりも大きかった。すべての種目において、やり残しがないような状態で迎えることができていたので、かなり自信を持って挑んでいただけに、やってきたわりに成果が出ないというのは、正直、本当に悔しい思いがある。
ただ、年齢(的な限界)や体力的な弱さというのは感じていない。大舞台で力を出すための「何か」が、世界大会10回くらいやってもまだ見つからないんだな、というような感じである。得ることができた手応えもあれば、「(力を出すための)そのきっかけはどこにあるんだろう」と思う部分もある。「まだやれる」と自分で思っている時点で、まだチャレンジは続けていけると思っている。
文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォートキシモト
>>より深く楽しむ!人に言いたくなる「世界陸上特集」はこちら(ASICSサイトへ)
>>8日目のタイムテーブルはこちら