2019.06.29(土)大会

【第103回日本選手権】2日目ハイライト

福岡・博多の森陸上競技場で開催中の第103回日本選手権。大会2日目となる6月28日は、15時00分にスタートした女子やり投決勝から競技が開始され、この種目を含む4つのフィールド種目と6つのトラック種目の決勝が行われました。

今大会一番の注目種目とされていた男子100m決勝は、スタートで大きく出遅れながらも、中盤で先頭に立ったサニブラウン アブデルハキーム選手(フロリダ大・在外)が、その差を広げて10秒02(-0.3)の大会新記録でフィニッシュ。2年ぶり2回目の優勝を果たしました。桐生祥秀選手(日本生命・東京)が10秒16で2位に、3位には小池祐貴選手は10秒19で3位という結果になりました。4位には飯塚翔太選手(ミズノ・静岡)が10秒24で、5位には多田修平選手(住友電工・大阪)が10秒29で、それぞれフィニッシュしています。

好記録連発となったのは、2日目最初の種目として行われた女子やり投決勝。今年5月に64m36の日本記録を樹立している北口榛花選手(日本大・北海道、ダイヤモンドアスリート修了生)が1回目から62m68の大会新記録をマークしてトップに立つと、4回目にはセカンドベストとなる63m68を投げて、大会記録を更新。初優勝を飾るとともに、ドーハ世界選手権代表に内定しました。2位に続いたのは、森友佳選手(ニコニコのり・大阪)。3回目の投てきで59m34の自己新記録を投げると、2回ファウルののちに迎えた最終投てきで世界選手権標準記録(61m50)を突破する62m88(日本歴代3位)のビッグスローを披露し、会場をどよめかせました。

また、男子800mでは、大会6連覇中の川元奨選手(スズキ浜松AC・静岡)が序盤から先頭に立ち、前日の予選を1分47秒54の好記録で通過していたクレイアーロン竜波選手(相洋高・神奈川、ダイヤモンドアスリート)がぴたりと後ろにつく展開となりましたが、ラストの直線でクレイ選手が川元選手を逆転。自身が持っていた高校記録、U18日本記録を塗り替えるとともに、川元選手が日本大学時代に樹立したU20日本記録(1分46秒89)をも更新する1分46秒59(日本歴代6位、今季日本最高)の好記録でフィニッシュ。この種目では史上初となる高校生チャンピオンの座に収まりました。2位となった川元選手も、1分46秒78のシーズンベストをマークしています。

女子棒高跳、女子走幅跳、男子やり投の決勝は、一時、激しい雨脚のなか競技が進行する、非常に条件の悪いなかでの試合となりました。女子棒高跳は、今季好調の那須眞由選手(RUN JOURNEY・兵庫)が4m20をクリアして初優勝。女子走幅跳は、3回目に6m10(+0.1)を跳んでトップで前半を折り返した秦澄美鈴選手(シバタ工業・兵庫)が、5回目に自己タイ記録の6m41(+0.7)まで記録を伸ばすと、優勝が決まって臨んだ最後の跳躍で6m43(+0.3)の自己新記録をマークして初勝利に花を添えました。男子やり投では、第一人者の新井涼平選手(スズキ浜松AC・静岡)が1回目からトップに立つと、3回目以降で徐々に記録を伸ばし、最終投てきで79m42をマーク。目指していた世界選手権参加標準記録(83m00)の突破はなりませんでしたが、大会6連覇を達成しています。

このほか、女子1500mでは、卜部蘭選手(NIKE TTC・東京)がラスト1周の勝負を制して4分15秒79で初優勝。ホームストレートで大接戦となった女子400mは、青山聖佳選手(大阪成蹊AC・大阪)と髙島咲季選手(相洋高・神奈川)が53秒68の同タイムでフィニッシュしましたが、着差ありで青山選手が3年ぶり2回目の日本選手権獲得者に。男子400mは、ウォルシュ ジュリアン選手(富士通・埼玉)が45秒80で2年連続3回目の優勝を果たしました。また、女子100mは、接戦を抜け出した御家瀬緑選手(恵庭北高・北海道)が11秒67(+0.6)で、土井杏南選手(JAL・埼玉、11秒72・2位)らに先着。この種目では平成2年の74回大会以来29年ぶりとなる高校生チャンピオンの栄誉を手にしました。

女子100mHは予選・準決勝が行われました。準決勝では、今年、6年ぶりに競技復帰を果たした寺田明日香選手(パソナグループ・東京)が、復帰してからの自己最高となる13秒15(-0.7)をマークして、アジア選手権優勝の木村文子選手(エディオン・広島、13秒24)らに先着。全体でもトップタイムで3日目に行われる決勝へ進出しました。同じくこの日、予選が行われた男子400mHでは、3組目で1着となった野澤啓佑選手(ミズノ・山梨)が、全体でも1位となる49秒54で決勝へ。すでに世界選手権参加標準記録を突破している豊田将樹選手(法政大・京都)と安部孝駿選手(ヤマダ電機・群馬)も、それぞれ49秒64(2組1着)、50秒08(3組2着)をマークして順当に決勝へ駒を進めています。

大会3日目の6月29日(土)も注目種目が目白押し。トラックでは男女3000mSC、女子100mH、男子400mHの4種目で決勝が行われるほか、パラリンピック種目として男女混合4×100mユニバーサルリレーが行われます。また、男子110mHは準決勝まで予定されているほか、男女200mの予選もスタート。サニブラウン・アブデルハキーム選手(フロリダ大)、桐生祥秀選手(日本生命)、小池祐貴選手(住友電工)はじめ、100mで活躍した選手たちが多数出場の予定です。 また、フィールドのほうも実施が予定されている4種目すべてが決勝で、男子棒高跳、男子三段跳、男女ハンマー投が行われます。競技日程や出場選手、テレビ放映およびライブ配信スケジュール、結果・速報など、大会に関連する情報は、公式ホームページをご参照ください。

文:児玉育美(JAAFメディアチーム)

   
   
   
   

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