走幅跳/200m
海鋒泰輝 (かいほこ・こうき)
西武台千葉高校3年・千葉・生年月日:2000年4月10日生まれ
・自己記録:走幅跳7m75(2018年)/200m21秒13(2018年)
・出身中学:流山北部中(千葉)
・2018年の主な実績:インターハイ走幅跳優勝、国体少年A走幅跳 優勝
・指導者:浅野真吾(西武台千葉高校)
・プロフィール
父・佳輝さんは、千葉・八千代松陰高3年の1989年インターハイ走高跳優勝者(2m20)で、その後もトップジャンパーとして長く活躍(ベスト記録2m26)。母・泰子さんも走幅跳(ベスト記録6m01)の選手として活躍し、大分・藤蔭高校時代には国体優勝の経歴を持つ。子どものころからスポーツに親しむ環境に育ち、千葉・流山北部中学まではサッカーに取り組んでいたが、西武台千葉高校進学後、本格的に陸上競技の道へ。走幅跳・100m・200m・リレー(4×100mR、4×400mR)に取り組むようになる。2年時の2017年に走幅跳で7m48まで記録を伸ばすと、翌2018年シーズンは、4月に100mで10秒69をマーク。5月のインターハイ千葉県大会で、走幅跳で高校歴代8位タイとなる7m75の跳躍を見せるとともに、200mでも21秒13まで自己記録を更新。8月のインターハイでは、激しい競り合いとなるなか後半の試技において記録を伸ばして7m67で優勝。10月の国体少年Aでも、セカンドベストとなる7m71で優勝を果たした。
形態的にも恵まれ、走幅跳に必須とされるスプリント能力に優れている点、さらには大きな競技会における勝負強さや集中力の高さに、走幅跳選手としての活躍が期待されるとともに、今後、スプリンターとしての能力が開花する可能性も秘めている競技者である。
写真提供:陸上競技マガジン
400mH
出口晴翔 (でぐち・はると)
東福岡高校2年・福岡・生年月日:2001年9月23日生まれ
・自己記録:400mH 51秒17(2018年)
・出身中学:苅田中(福岡)
・2018年の主な実績:ユースオリンピックアジア地区予選優勝、インターハイ優勝、ユースオリンピック優勝
・指導者:植木貴頼(東福岡高校)
・プロフィール
小学生のころ福岡・苅田与原RCで陸上競技を始める。苅田中学では短距離・リレー、中距離、ハードル、駅伝と幅広く取り組むなかで、2年時(2015年)にジュニアオリンピックBクラス男子110mYH(U18規格:ハードルの高さを91.4cmで実施)で2位、3年時の2016年には全日中男子100mYHで6位、ジュニアオリンピックAクラス男子110mJH(U20規格:ハードルの高さを99.1cmで実施)で2位の成績を残す。東福岡高校で400mHにも取り組むようになり、1年目からインターハイに出場。決勝進出は逃したものの、準決勝で高1歴代3位となる52秒56をマーク。U18日本選手権では3位に食い込んだ。
2018年シーズンは、7月にバンコク(タイ)で開催されたユースオリンピックアジア予選男子400mYH(ユース規格:ハードルの高さ84.0cmで実施)において52秒53で優勝。インターハイでは高2歴代5位となる51秒17をマークして、学年による記録差が大きいこの種目においてインターハイ史上2人目となる2年生優勝を果たした。10月にはブエノスアイレス(アルゼンチン)で行われたユースオリンピック男子400mYHに出場し、陸上競技で日本人3人目となる金メダルを獲得した。走力の向上やインターバルの歩数変更等により大きく記録を伸ばしていくことが可能な400mHにおいて、さらなる躍進が期待できる競技者である。
100mH
小林歩未(こばやし・あゆみ)
市立船橋高校3年・千葉・生年月日:2001年3月25日生まれ
・自己記録:100mH13秒34(2018年)=高校記録、U18日本記録
・出身中学:習志野六中(千葉)
・2018年の主な実績:インターハイ優勝、国体少年A優勝、U20日本選手権優勝
・指導者:後藤彰英(市立船橋高校)
・プロフィール
千葉・習志野六中から陸上競技を始め、2年時からハードルに取り組む。中学時代のベスト記録は14秒68(100mJH:ハードルの高さ76.2cm、ハードル間のインターバル8.0m)で、全日中は予選落ち。市立船橋高1年時の2016年は、インターハイ路線は千葉県大会7位(6位までが南関東大会に出場)、ベスト記録は14秒64(関東高校新人4位)にとどまったが、翌2017年のインターハイ南関東大会の100mHで初の13秒台となる13秒90をマークすると、インターハイでは14秒23(-2.9)で6位に入賞。10月のU18日本選手権100mYH(U18規格:ハードルの高さ76.2cmで実施)では13秒64で2位に食い込んだ。
2018年シーズンは、5月のインターハイ千葉県大会で100m11秒83、100mH13秒79と両種目で大きく記録を更新すると、100mHでは初出場した日本選手権で、予選を13秒57の自己新で通過すると、準決勝では高校歴代5位タイの13秒47をマーク。8月のインターハイでは、向かい風0.3mのなか行われた決勝で、13秒34の高校新記録、U18日本記録で圧勝した。その勢いは秋シーズンも止まらず、国体少年Aを追い風参考記録(+2.5)ながら13秒13の好記録で制すると、2週間後のU20日本選手権では、強い向かい風(-1.6)をものともせず、公認のセカンドベストとなる13秒46で快勝し、インターハイ、国体、U20日本選手権の“高校3冠”を達成した。ハードリング後の接地からインターバルランニングでブレのない動きができる点が強み。12秒台に突入しての記録更新が期待できる競技者である。
写真提供:陸上競技マガジン
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