第101回日本選手権リレーが、10月27日(金)より日産スタジアム(横浜市)において開催中ですが、初日に行われた男子4×100mR予選において、洛南高(京都)が39秒57の高校新記録をマークしました。
3組2着+2の条件で行われた予選の第1組に出場した洛南高は、和田遼選手、宮本大輔選手、井本佳伸選手、平賀健太郎選手のオーダーで5レーンに入りました。1つ外となる6レーンには、同校の卒業生である桐生祥秀選手もメンバーに加わる東洋大(走順:津波響樹、与那原良貴、桐生、ウォルシュ・ジュリアン)が。洛南高は、1走からアウトの東洋大を追いかける形でレースを展開し、東洋大(39秒22)に続いて2着でフィニッシュ。2012年11月に当時3年生だった桐生選手がアンカーを務めて同校が樹立した39秒64の高校記録(走順:城野有希、奥野遼平、北風優貴、桐生)を0.07秒塗り替えるとともに、全体で3番目の記録(東洋大39秒22、中央大39秒52、洛南高39秒57)で翌日に行われる決勝へ駒を進めました。
>>レースの模様はこちら
新記録樹立に際しての各選手のコメントは下記の通り。
【新記録樹立チーム 選手コメント】
◎洛南高(京都)
男子4×100mR予選 1組2着 39秒57=高校新記録
・1走:和田 遼
「実は、高校記録がいくつかを忘れてしまっていたので、高校記録と発表されたときに、“ああ、やった”と思った。(桐生祥秀選手を含むメンバーでの記録を超えたことについての感想を問われて)桐生さん(を超えた)とかいうのは関係なく、高校記録が出せてよかったと思う。レースでは(前のレーンの)東洋大の人に頑張ってついていこうと考えていた。それができたのでよかったと思う」
・2走:宮本大輔
「狙える大会がこの大会しかなかったので、この1本にかけていた。バトン(パス)は完璧ではなかったが、高校記録を超える“(39秒)57”の速報タイムが出たときは嬉しかった。桐生さんが(前高校記録を)出したときよりも、確実に4人の走力はあると思っていたので、いつか出るとは思っていた。超えることができてよかった。レース中は、冷静に走ろうと思っていた。実際に落ち着いて走ることができたので、よかったと思う」
・3走:井本佳伸
「アップをしていて、これは高校記録が出るんじゃないかなと思っていた。レースが終わってタイムが出た瞬間、39秒57だったのでとても嬉しかった。高校記録は出せると思っていたので、超えることができてよかった。自分の走りは、前半は良かったのだが、後半はダメだったかなと思う。コーナーのてっぺんくらいから、ちょっと左脚に違和感が出てしまった。バトンをつなげられてよかった」
・4走:平賀健太郎
「去年、この同じメンバーで39秒台が1回出ていて、そのときからずっと(高校記録更新を)目標にしていた。(前高校記録は)すごい先輩の記録だったが、超えられたのでよかった。前のメンバーがいい感じの流れで(バトンを)もってきてくれたので、僕は信じて走るだけだと全力で走った。後ろからの追い上げもあったが、ちゃんと自分の走りはできたと思う。(1着の)速報タイムが出たときは厳しいかなと思ったが、その後、(39秒)5台のタイムが出たので、その瞬間は本当に嬉しかった」
また、決勝は、10月28日、13時30分にスタート。
レースの模様は、大会特設サイトにおいて、ライブ動画を配信の予定です。
http://www.jaaf.or.jp/jro/48/
文:児玉育美/JAAFメディアチーム
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