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2022.07.19(火)

【オレゴン世界選手権】4日目モーニングセッションコメント:女子マラソン・松田瑞生が世界選手権日本人最高記録を大幅更新



オレゴン世界選手権4日目の7月17日のモーニングセッションは、午前6時15分からスタートする女子マラソンと、七種競技の第5・6種目の走幅跳とやり投が行われるだけというタイムテーブル。日本の出場は、女子マラソンのみとなりました。

女子も男子同様にフルエントリーで臨んでいましたが、一昨日の段階で一山麻緒選手(資生堂)の新型コロナウイルスの感染が判明、さらに昨日には新谷仁美選手(積水化学)にも陽性反応が出たために、残念ながら2選手が欠場を余儀なくされる状況となりました。これにより、女子は松田瑞生選手(ダイハツ)がレースに臨みました。

当日のスタート時の気温は10℃、フィニッシュ時が16℃と、気温こそ男子と大きく変わらなかったものの、雲一つない快晴下での日の出となったことで、強い日差しが選手たちに降り注ぎ、体感温度が高く感じられるなかでのスタートとなりました。

トップ集団がスタート直後からハイペースで刻んでいったレースは、最初の5kmをなんと16分10秒で入る滑りだしに。終盤まで大集団でレースが進んだ男子とは対照的に、先頭争いは早い段階でアフリカ勢を中心とした8選手に絞られる形で進んでいきました。最終的に28kmあたりからJudith Jeptum KORIR選手(ケニア)とGotytom GEBRESLASE選手(エチオピア)のマッチレースとなったなか、残り2kmを切った付近でGEBRESLASE選手がリードを奪い、世界選手権では初めての2時間20分切りとなる2時間18分11秒の大会新記録で優勝を果たしました。

松田選手は、ハイペースとなった先頭集団にはつかず、2kmあたりから単独走でレースを進めていく形となりました。10km(33分30秒)、20km(1時間07分07秒)と、ほぼイーブンペースでレースを進めるなかで、先頭集団から落ちてきた選手をかわすなどして徐々に順位を上げ、40km付近では8位のKeira D'AMATO(アメリカ)に肉薄します。逆転はかなわず2時間23分49秒で、8位とは15秒差の9位でのフィニッシュとなりましたが、世界選手権におけるこの種目の日本人最高記録(2時間24分14秒、野口みずき、2003年)を大幅に更新しました。
午前のセッションに出場した松田選手のコメントは、下記の通りです。


松田瑞生(ダイハツ)

女子マラソン 9位 2時間23分49秒

たくさんの方の支えとサポートがあって、今回、このスタートラインに立てた。その恩返しとして感謝の気持ちで走りきりたかったが、期待に応える走りができず、申し訳ない気持ちでいっぱいである。(序盤からハイペースとなったレース展開は)前半から、ただただ「自分には力がないな」と感じるレースだった。レース展開に対応していきたいと思っていたので、特にプランは立てず、前半も、中盤も、後半も、最初からすべて全力で行った。
すべて1人の(単独走)のレースで、1人を抜いても1人がついてくる感じ。ついてくる人の後ろにつくと、どんどんペースが下がっていくだけだと思ったので、とにかく行けるところまで攻めていこうと全力を尽くした。

体調は、合宿の後半に少し崩れた部分があったので、練習も含めてのすべてが世界陸上だなと思ったし、やっぱりマラソンは練習ができてこそのレースだと感じた。
スタートラインに立つにあたっては、不安がないといえば嘘になる状態だったが、それが自分の実力だと認めているし、どんなレースになっても後悔はないと覚悟を持ってスタートラインに立った。今回、レースに出させてもらって、本当に感謝の気持ちでいっぱいである。
(そのなかでレースは、きちんとまとめているのでは? との問いに対して)自分のなかでは全く歯が立たなかったと思っている。
(新型コロナウイルス陽性で他の2選手が欠場したことについては)出られなかった選手の悔しさというのは、一番私が分かっていると思う。そのすべての選手の気持ちを背に走った。8位の選手に追いつけなかったのは、前だけを見据えて1つでも前に、1秒でも前にと思って走っていたのであれが全力。順位は把握していたが、ずっと全力だったので、ラストの脚が残っていなかった。私は、世界の舞台に立てない悔しさと、世界の舞台に立つプレッシャーと責任感のどちらも経験させていただいている。一番私が悔しさというものをわかっていると思う。この悔しさを糧にまた、次、この舞台に戻ってきて、結果を残せるように一から頑張っていきたい。

文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真:フォート・キシモト


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