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2021.08.07(土)

【東京オリンピック】女子マラソン・一山麻緒、17年ぶりの8位入賞!~9日目モーニングセッション選手コメント~



8月7日(土)、陸上競技9日目のモーニングセッションは午前6時分より北海道札幌市にて女子マラソンが行われ、日本からは前田穂南選手(天満屋)、鈴木亜由子選手(日本郵政グループ)、一山麻緒選手(ワコール)の3名が出場。猛暑の中でのレースとなりましたが、最後まで粘り強い走りで一山麻緒選手が8位入賞を果たしました。女子マラソンの入賞は2004年アテネオリンピック以来17年ぶりとなります。各選手競技終了後のコメントをご紹介いたします。




◎一山麻緒(ワコール)

女子マラソン 決勝 8位 2時間30分13秒

今日できる走りは最後までできたと思う。この大会に向けては、「もうこれ以上、頑張れない」と思うところまでやって臨んできた。今日は、8番だったが、今までやってきた成果がこの8番。勝てなかったけれど、悔いはない。
初めはスローペースになるといわれていて、本当にその通りだなと走りながら思った。なるべく長く先頭集団について走ろうと思いながら走っていた。(先頭集団から離されたときは)どこで離されたかを正確に覚えていないのだが、いけるところまでついて走ろうと思っていたので、離れたところが、余裕がなくなっていたところ。呼吸はそこまで上がっていなかったと思うが、スピードの変化に身体が変動できなかった。世界の方たちは、そこからが強かったなと思う。
(スタート時刻が急遽変更された影響を問われて)スタート時刻が1時間早まったことは、(すでに)寝ていたときに知らされた情報だった。たぶん、ほとんどの選手がそうだったのではないかと思うので、みんな条件は同じだし、今日、やりきっての8番だったかなと思っている。
暑かったけれど、それでも前で走っていた選手は速かったので、日本人は暑さに強いとか言われていたが、やっぱり世界の方たちは強いなと感じた。
後半で「8番だよ」という声かけがあったので(順位を把握していた)。「9番よりは8番のほうがいい」と思いながら走っていた。
ずっとやってきて、心の中では監督にメダルを取ってゴールしたいという思いがあったし、今日、メダルが取れなかったことは監督もたぶん残念だったのではないかと思う。でも、私は、今日できる走りはできたと思っている。

🔽女子マラソン17年ぶりの8位入賞!一山麻緒選手(ワコール)からのメッセージ





◎鈴木亜由子(日本郵政グループ)

女子マラソン 決勝 19位 2時間33分14秒

とにかく、リズムを拾いながら、勝機を探りながら、しっかり走って後半まで勝負していこうという思いで走ったが、ハーフを過ぎてから、しっかりと先頭につくことができなかった。そこは力が及ばなかったなと思うところ。練習は積み重ねてきたけれど、及ばなかったなと思う。
スタートが早まったことの影響はない。ここまでやってきたところでもう結果は決まっているし、いろいろな変更があるなかで走れるということがまずは本当に幸せだったので。変更については、昨日、夕食もすんで、あとはもう休むだけというときに監督から連絡が入って聞いた。「大事な話があるんだけど」と言われたので、(レースが)ないとか、そういう(最悪の)ところまで想像してしまったのだが、「1時間早くなる」と言われ、「なんだ、そんなことか」と思った。
レースでは、「前半をもう少しいい位置で走れていたら、もしかしたら…」という思いはあるが、ただ、それができなかったというところで、力が及ばなかったのだと思う。ハーフを過ぎてから苦しいなか、1歩1歩諦めずに、練習してきたことを信じて最後まで走りきれたのでよかった。




◎前田穂南(天満屋)

女子マラソン 決勝 33位 2時間35分28秒

1年延期となって、調整など難しい状況のなかだったが、無事に大会が開催されて、無事にスタートラインに立つことができ、最後までしっかり走りきることができたのは貴重な経験になった。
自分のリズムをしっかりつくって、最後まで押しきって走りきろうという思いがあったので、周りに左右されずに自分のリズムをつくっていこうと思い、序盤で前に出て走った。足が動かなくなってきた場所はよく覚えていないのだが、もうハーフ過ぎくらいからはけっこう苦しい場面になっていた。
レース中盤で足が止まる形になってしまったが、そこは練習のなかでもできない部分があったところ。それがレースでも出てしまったなと感じている。また練習をしっかり積んで、次のレースに挑んでいきたい。
大会が1年延期になって、ピークを(2020年の8月7日に)合わせてきていたので、コンディションとかのモチベーションを保つのが難しかったのだが、無事に大会が開催されて、スタートラインに立つことができた。たくさんの人からサポートをしてもらっていたので、しっかり最後まで走りきることができてよかった。国内でオリンピックという大会に出られたことは、すごく貴重な経験だと思うので、その経験を生かして、次に向けて頑張りたいと思う。



文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォート・キシモト


▶【東京オリンピック】早朝スタートの女子マラソン、粘りのレースで一山が8位入賞!~9日目モーニングセッションハイライト~
https://www.jaaf.or.jp/olympic/tokyo2020/news/article/15423/

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