2021.05.10(月)
【READY STEADY TOKYO】東京オリンピック参加標準記録突破者 黒川和樹(法政大学)、山内大夢(早稲田大学)、豊田将樹(富士通)コメント
男子400mH
優勝 黒川和樹(法政大学)
48秒68 =東京オリンピック参加標準記録突破
(レース後、喜びを爆発させた理由としては)オリンピック参加標準記録(48秒90)を突破できたというのが一番大きかった。このタイムは狙っていた記録ではあったが、今日のレースでは、9台目から10台目がちょっと崩れてしまっていた。そのなかでのタイムなので、記録は、もうちょっと伸ばせるのではないかと思う。昨年から今年にかけての冬期練習では、けっこう(レース)前半(をイメージした走り)に力を入れてきた。48秒台とか47秒台が可能なペースで前半を走っていく形の内容に取り組んでいて、それが今回、レースで噛み合ってきたのかなというところ。もう少し後半を走れるようになれば、47秒台や日本記録(47秒89、2001年、為末大)更新も近いだと思うので頑張りたい。これからは、長い距離を積んでいって、後半をしっかり走れるようになり、日本記録更新を目指したい。
東京オリンピックでは、もう一度、この競技場で走ることができる。それに向けて、まずは日本選手権に向けて大きく成長できればいいなと思う。
2位 山内大夢(早稲田大学)
48秒84 =東京オリンピック参加標準記録突破
前半落ち着いた試合展開をして、後半の自分の得意なところである8台目からのギアの切り替えがうまくハマった。自分が想像していたよりもタイムが出ていたことにびっくりしている。参加標準(記録の48秒90)を突破するというよりは、自己ベスト(自己記録49秒89、2020年)を更新する49秒中盤から前半を狙って、タイムと順位を…と思っていたのだが、(2位という)順位もだが、(参加標準記録の)タイムも切れたということに、今、ちょっと興奮している。(記録が出た要因としては)今日のアップのときから自分の気持ちをコントロールできていたことが、冷静にレース運びをできたことに繋がったのではないかと思う。(オリンピック会場となる競技場でのレースということで)正直、スタジアムに入ったときに、気押されるかという不安があったが、思っていたよりも自分は冷静で、けっこうレース自体を楽しむことができた。まだ、先行きが不透明でどうなるかはわからないが、自分たちは1戦1戦、調整して(レースに)臨んでいくだけ。オリンピックが開かれるのなら、しっかり準備して勝負したい。
3位 豊田将樹(富士通)
48秒87 =東京オリンピック参加標準記録突破
(直近の大会であった5月3日の)静岡国際で50秒8くらいかかってしまって(50秒82、8位)、今シーズン、絶望的かなと考えていたので、まさか標準(記録)突破までもってこられるとは思っていなかった。3位と、負けレースにはなったが、標準(記録)を切れたことはとても嬉しく思う。(短い期間で修正することができた理由は)正直、自分でもわからないところがある。雰囲気で出てしまったというか、自分が持っている100%以上のものが出せたのかなと思う。(オリンピック会場となる)この国立競技場でのレースは、ほかの会場に比べて違う雰囲気というか、海外のレースと似たような雰囲気だったと思う。
今後に向けては、まずは日本選手権でしっかりと3番以内に入って、オリンピック内定できたらいいなと思う。
2021年5月9日 JAAFメディアチーム
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