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2024.08.08(木)

【パリオリンピック】男子110mハードル準決勝:ボーダーは村竹と泉谷の間に。村竹が歴史的快挙、日本人初のファイナルへ!



Day7:8月7日(水)


パリオリンピック陸上競技7日目の8月7日、イブニングセッションのトラック競技は、男子110mハードル準決勝から始まりました。日本からは、泉谷駿介選手(住友電工)と村竹ラシッド選手(JAL)の順天堂大学先輩後輩コンビが出場。全3組の各組上位2着までと3着以下の記録上位者2名が進出条件となったなか、村竹選手は1組に、泉谷選手は3組に入って、突破に挑みました。
1組を走った村竹選手は、ホロウェイ選手(アメリカ)ら強豪が揃ったなか13秒26(+0.1)・4着でのフィニッシュとなり、2・3組の結果を待つことになります。2組の3着は13秒34(-0.1)、そして泉谷選手とトライコヴィッチ選手(キプロス)が同記録着差なしでともに3着となった3組目のタイムは13秒32(+0.6)。この結果、村竹選手が8番目、泉谷選手が9番目と、両者の間でラインが引かれることとなりました。村竹選手は、この種目で日本史上初の五輪ファイナリストに。翌8日のイブニングセッション最終種目として行われる決勝に臨みます。

両選手のコメントは、以下の通りです。


男子110mハードル 準決勝

泉谷駿介(住友電工)

3組3着 13秒32(+0.6)



いろいろと焦ってしまって、調子はよくなかったが、そのなかで自分の発揮できる力を発揮できたので悔いはない。中盤以降、(ハードルに)ぶつけてしまったし、スタートもあまりうまく出ることができなかった。そういうところが焦りにつながったかなと思う。
<パリでの2本のレースをどう振り返るか、の問いに>
結果はよくなかったが、ここに辿り着くまでに、いろいろな人がサポートしてくださったので、まずはそこに感謝して、悔しい思いをぐっと抑えて、今後につなげたい。


村竹ラシッド(JAL)

1組4着 13秒26(+0.1)=決勝進出



(1組終了後、全3組が終わるまで)もう、「この世の終わり」みたいな気分で、(結果を)待っていた。残りの2組の結果次第で、自分の力ではどうにもならない状況。それが本当に苦しかった。無事に通ったのでよかった。(決勝進出が)決まったときは、一瞬泣きそうになってしまった。でも、喜ぶべきことなのはわかっているのだが、「着順で決めたかったな」というのが正直なところである。
レースは、まず、たぶん(スタートが)出遅れていたと思うし、「3台目から思いきり加速しよう」と考えていた局面で思いきりハードルに当たってしまい、そこから思うように立て直せず、ハードルもほとんどぶつけてしまっていた。全然自分の思い描いていたレースができなくて、いくら決勝に通ったとはいえ、情けない走りをしてしまったなというのが正直な気持ちである。
決勝では、(自身と泉谷駿介選手が持つ13秒04の)日本記録も更新したいし、メダルも取りたいし、12秒台も出したい。決勝の舞台で達成したい目標は本当にいろいろあるが、空回りせずに冷静に走って、そのうえでメダルが取れたらいいなと思う。


文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真:フォート・キシモト/アフロスポーツ


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