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2026.09.28(月)選手

【愛知・名古屋2026アジア競技大会】選手コメント/DAY4(9/26)イブニングセッション/田中希実が女子1500mで2つ目のメダル獲得!ほか




男子400m・決勝



中島佑気ジョセフ(富士通)

3位 45秒22

本当に不甲斐ない結果で終わってしまった。メダルは獲得したものの、この大会では、金(メダル)以外考えられなかったので、本当に悔しい。
予選のあと、本当に体調が悪くなって、メディアの皆さんには申し訳なかったけれど、ミックスゾーンも通過することができずに医務室へ行く状態だった。ブタペスト(世界アルティメット選手権)から帰ってきたあと、なんか体調が悪い状態がずっと続いていて、うまく調整できていなかった。また、予選の前もあまりコンディションがよくなく、かつ、それもあって自分のイメージを全然まとめられないレースとなり、後手に回ってしまった。状態は昨日より良くなっていたので、決勝では修正できるかなと思っていたのだが、全然ダメで…。400mは本当に難しいなと思った。
(アジア大会前に)ヨーロッパへ行っているときは状態がすごくよくて、特にチューリヒ(ダイヤモンドリーグチューリヒ大会、44秒62のシーズンベストで優勝)では本当に調子がよかったのに、今回、そこでうまく掴んだ感覚を全く生かすことができなかった。そういう意味で、今季は本当に不安定だったなと思う。
自分は、感覚とコンディションと、あと、実際のレースの動きとをしっかりマッチさせる能力が大事だと思っていて、修正能力…もちろんコーチに見てもらって修正できるところ修正するが、それを自分でできるようになってこそ一人前のスプリンターだと思っている。しかし、これはブダペストでも痛感したことなのだが、自分はまだペースとかも全然組み立てられないし、速い・遅いの基準…いわば“体温計”のようなものが全然備わっていない。そういった能力を、より身に着けなければいけないなということを、今は感じている。

<来シーズン以降につながりそうな何は得られたか? の問いに>
この結果を踏まえて、いろいろとまとめて、今年のレポートでもつくろうかなと思うが、なんか本当に難しい。自分のなかで去年は“つかんだ感じ”があったのだが、それがまたバラバラになってしまったのか。大きい目で見ればこれも次のステップテップにつながっていく一つの試練なのか…。まあ、毎年毎年がうまくいくわけでもないし、去年うまく行ったからこそ、それを再現しようとしたり、逆を突いてみたりしようとして、うまくまとまらなかったのが今年なのかなとも思う。それを踏まえて、来年はそれらをうまくまとめて、さらに上の次元に昇華させていきたい。




林申雅(筑波大学)

6位 45秒77

前半から行こうと思ってレースに臨んだが、後半が全然動かなかった。今は悔しくて、全然考えることができない。自分はスピードを生かして、後半で粘るというスタイル。予選のような走りだとメダルや優勝は見えてこないと思い、決勝は勝負しにいくつもりで臨んだが、全然ダメだった。力が出せなかった要因は、今、すぐには思い当たらないが、正直に言うと、日本インカレで右のふくらはぎに力が入らない状態になって、そこから全然練習ができずに今日を迎えていた。そこが影響したのかなと思う。
自国開催のなかでチャンスをいただいて、結果は全然ダメだったけれど、速い選手たちと勝負ができたことはとてもいい経験。こういう速い人たちと走っても、自分のスタイルを貫いていかないといけないことがわかったので、それらをこれからの練習などで生かしていきたい。4×400mリレーは、金メダルが見えている種目。足を引っ張らないように、全力で頑張っていきたい。


男子三段跳・決勝



宮尾真仁(東洋大学)

2位 16m77(+0.9)

自己新記録とメダルは嬉しいが、ちょっと複雑な感じ。4本目以降、身体が痙攣してしまって、決勝のトップエイトの舞台で勝負できなかったということが悔しい。
今日は、1本目をファウルで入る形となり、そのときはちょっと焦ったけれど、ここは冷静にしていかないとダメだと思ったので、2本目以降はファウルしないように気をつけながら臨んだ。
(自己記録を更新する16m77の跳躍は)跳んだときは、助走は良かったけれど、跳躍自体は行ったという手応えは全くなかった。「16m半分(16m50)は行ったかな」という感じで、まさかPB(パーソナルベスト)まで行っているとは思っていなかったので、記録を聞いて「PB、出たんだー」という感じ(笑)。前半の試技のなかで16m70台を跳べたことが、とても良かったと思う。
しかし、トップエイトに入って、「よっしゃ、行くか!」と準備をしたときに、内転筋やふくらはぎのほか全身がつってしまい、「もう、これは走れない」という状態になったため、4回目以降はパスすることになった。調子的に「17m台が行ける」と思っていたので、本当に残念というか悔しかった。
今季は、自分にとって飛躍の年になった。この結果を無駄にせずに、来年以降につなげられたらと思う。「17m」に向けては、助走は今、けっこういい感じに流れはつくれるようになっている。まだ、まとまった跳躍ができていないので、そこでハマった跳躍ができるようになれば、17mはもう時間の問題だと思っている。
今年は「アジア大会でメダルが取れたらいいな」と思っていたので、銀メダルを取れたことは素直に評価していいと思うが、いざ、それが実現してみると、自国開催であっただけに表彰式で「君が代」を流したかったなという気持ちが湧いてきた。また、優勝した中国の選手とは大差で負けていて、世界で戦うためには、あの記録(17m42)が必要になる。来年は、まずは17mを跳んでいかないと、北京世界陸上に出られたとして、ただ出ただけになってしまう。そして、世界で勝負ができるように、(17m)40、50といった記録を目指していきたい。


女子400m・決勝



松本奈菜子(東邦銀行)

7位 54秒29

「悔しい」という表現ではちょっと表すのが難しいというか、どんな言葉が適切なのかがわからないという気持ち。自分がアジア大会で目標としていた結果とは、ほど遠いものになってしまった。それをすごく残念に感じている。
決勝は9レーンだったので、自分のレースに集中することができると思っていて、やりたいレースプランで挑んで、後半にほかの選手が“ガーッ”と来るところで、きちんと自分も上げていこうと考えていた。後半で、周りと同じ波に乗っていくことができなかったというところで、そこの自分の走りが甘かったのかなと思う。
今年1年は、「ハマった」と感じる400mの走りがあまりできなかった。特に、後半シーズンはけっこうタイムをガタガタと落としてしまっている。また、自分が思うようなトレーニングをするのが難しい部分もあった。そうした点も含めて、これから1年を振り返ってみて、来年をどうやっていくかということを整理していきたい。
今回は、個人種目に出るために、混合4×400mリレーには出ず、個人種目を優先させていただいたのに、このような結果だったので、なんか本当に申し訳なく感じている。このあと、女子4×400mリレーがあるので気持ちを切り替えて頑張りたい。


女子1500m・決勝



田中希実(豊田自動織機)

3位 4分06秒14

(初日に銀メダルを獲得した)10000mのあとよりも身体は整ってきていたので、レースプランとしては、「勝つためのプラン」「勝つなかでも自分らしさというところを大事にしたプラン」を目指していた。ただ、自分が大事にしたいと思っているラストのところを考えれば考えるほど、ワクワクする部分がある一方で、勝つイメージがあってもそれを体現することができるかどうかが本当に鬼門になっていて、今日も私にとってはそこができるかどうかが大きかったのだが、やっぱり形にすることができなかった。今は、そこをもっと模索し続けるしかないのか、模索するなかでさらに地力を上げるしかないのかといったことを考えている。
今日もぴったりマークはされていたけれど、そのなかでラストに、10000mの(優勝した)ヤヴィ選手のような相手をあっと思わせるようなスパートができて初めて「できた」といえること。そこで足を合わされてしまったところで、(1500mでの)私の場合は“勝負あった”になってしまった。そこで相手をさっと突き放せないと自分のほうが足を使ってしまうことになる。もっと自分のスパートに切れ味の鋭さが欲しかったし、そこで硬くなってしまったから、さらにラストでもう一人にも抜かれてしまった。そこは自分がもともと持っている弱さで、ラストで突き放しきれなかったとしても、最低限でまとめるとか、そこからさらに上げるとかが必要で、そういう意味でスパートの仕方がまだつかめていないと思っている。
ただ、こうしたことを考え、実際にやってみることができるのは、やっぱりアジア(レベルの)試合しかないのではないかと思っている。国内であれば、自分がいまいちだなと思うスパートでもある程度の順位が取れてしまうし、アジア以外の海外だと(地力に差があるために)自分のほうが相手のラストスパートに合わせることしかできない。そう考えると、こうやって「自分が仕掛けながら、どういうふうに走るか」を考えるのは、本当に高校生以来といってもよいような久しぶりの感覚。今日は朝から、「それを味わえている時間自体が幸せなことだな」と感じていた。
(3種目めとなる)5000mは、今回最もタレントが揃っていると思う。1500mでは、前年のシーズンベストをエントリータイムにしていた選手が、今日になっていきなり、その記録から3分57秒台の自己記録に書き換えられていて、「え、そんなタイムを持っていたのか!」ということになり(笑)、勝負としては「対1人」と思って臨んでいたが、5000mのほうは対1人ではなく、もう誰が行ってもおかしくないようなバチバチのメダル争いになってくる。今日の反省も生かしながら、もう1回メダル争いに臨み、最後にちゃんと勝ちきることができるよう、気持ちで負けないようにしたい。




道下美槻(積水化学)

8位 4分21秒24

自分の思い描いていたレースプランは途中までしかできなかったが、初めての日本代表という舞台で、最初から思いきってチャレンジすることができた。「悔しさ残るけれど、悔いはないかな」という感想である。レースプランは、「行けるところまで(1周)66(秒)のペースで押していく」というもの。日本選手権が終わってから、すぐに目標を立てて、それが実現できるよう練習も積んできた。しかし、やはり本番では思い通りにはいかなかった。走っているときは自分では行けているつもりだったけれど、たぶん遅くなったりしていたと思うので、そこが反省点となる。
アジア大会に対する緊張は、10日前くらいにピークが来ていた。私は、だいたいその時期に山場となる練習をするのだが、その練習を終えたところで緊張のピークも過ぎて、そこからは逆にどんどんワクワクする気持ちが高まっていき、本番を迎えることができていた。
こんなにも多くの歓声を受けて走ることができたのは初めて。私は、もともとオリンピックに出たいという思いがすごくあるのだが、今日走ってみて、その思いがさらに強まった。今度はアジアという舞台ではなく、世界という舞台で、日本代表になりたい。そんな思いが一段と強くなった。
今回のレースでは、66(秒)で押していくということができなかったが、オリンピックなどになると、もっと速いペースで押していかなければならない。そのためには総合的な力のすべてがまだ足りていないなと思った。一からちゃんと見直して、取り組んでいきたいなと思っている。


男子200m・準決勝



水久保漱至(宮崎県スポ協)

1組1着 20秒37(+0.4) =決勝進出

準決勝では、決勝に向けて、後半50mくらいまでを、しっかり決勝をイメージしたレース展開をすることを目指していたので、それはできたのではないかと思う。一番ポイントを置いていたのは、やはりコーナー抜けのところ。ここでしっかりと前に出ていくこと意識した。それはできたと思う。(外側のレーンの選手が途中棄権したことで)目の前の選手が急にいなくなり、すごくドキドキして、一瞬少し力が抜けてしまったが、それはすぐにうまく立て直すことができた。このスタジアムは、20秒07の自己記録をマークした今年の日本選手権と同じ会場。日本選手権のときが100%だとしたら、だいぶ100%に近い状態まで持ってくることができていて、決勝では、まだもう1ギアくらい上げられるんじゃないかと思っている。あとは少し修正しながら、19秒台と、優勝というところを目指してやっていけたら、決勝はいい結果が出るのではないかと思う。




林明良(慶應義塾大学)

3組4着 20秒93(±0)

本当に悔しい。自己ベスト(20秒36)近くで走れていれば、絶対に決勝に残れていたという事実があるし、初の代表の国際大会ではあるけれど、目指していたのはメダルだったので、本当に悔しい。
(走った感触としては)あまり力が入らないという感じがあった。緊張はしていなかったと思うのだが、(自分にとっては)すごく新しい感覚というか、観客もすごかったので、そわそわしたというか…。少しはたぶん緊張していたのかもしれないが、本当にすごくいい経験になったし、また、この舞台に戻ってきたいと思っている。
同じ組を走ったブーンソン選手(タイ)は、世界のトップで戦っている。ブーンソン選手の流れ…後ろからその流れに乗って、自分もいいタイムを出したいと思っていたのだが、直線に入ってからはどんどん離されるようなレース展開になってしまった。そこがまだ自分の走りと世界との差というか、まだこれから改善していかなければいけないところかなと感じている。
このあとリレーがあるが、特に学生の間に、このような貴重な経験をさせていただける選手は本当にひと握りだと思うので、この1回だけで終わってしまっては本当にもったいないと思っている。新しい若い選手が、これから日本の短距離界を引っ張っていかなければならないと思うので、その一員となれるように、毎回日本の中でもトップに立てるような選手になりたいと思う。


男子1500m・予選



飯澤千翔(住友電工)

1組1着 3分45秒22 =決勝進出

1500mのレース自体が、日本選手権ぶり。日本選手権のあとにオーバートレーニングの症状が出たり、2週間前に不注意で捻挫をしてしまったりと、いろんなアクシデントがありながら本大会を迎えていた。レースから離れていたこともあったので、まずはレース感を取り戻すこと…レース自体はもちろんのこと、(ウォーミング)アップから招集、会場の雰囲気など、いろいろなことを再確認しながら走ろうと思って臨んだ。実際に余裕があったし、走れることがわかってホッとしたという気持ちがある。感覚としては非常にいいのではないかと思う。
日本選手権のころを100とすると、身体的にはいい状態に戻ってきたと思うが、予選を走った感じ、まだなんか噛み合わない、ちょっと間延びする感じがあった。決勝ではそこを修正できたらと思う。決勝は、マークされる立場になると思うので、レースをコントロールしながら、どんな展開にもうまく対応して、タイムじゃなくて、しっかり勝利をつかみとりたい。




森凪也(Honda)

2組2着 3分45秒66 =決勝進出

ラウンド制の1500mを走るのは、2017年の山形インターハイ以来。そのへんに不安があったことと、(自分が走った)2組目のほうが若干レベルは高いかなと感じていたので、レース前はすごく緊張していた。6着取りでプラスもなかったので、位置取りや仕掛どころを間違えると、一瞬で着順からこぼれてしまう。1500mへの慣れがない部分の不安があった。レース展開は全くイメージしていなかったが、最初の100mが遅すぎて(選手が)詰まっていて、その状態で(集団の)一番後ろにいるとあまりいいことはないと思い、先頭に出た。そうすると、ほかの選手が代わって前に出てくれたので、そこからは2番手をキープして、前に別の選手が出てきたら、そこに合わせていくという、ちょうど日本選手権のときの5000mの予選のような感じで、自分が主導権を握れる位置でレースを進めていった。
この大会では、5000mと1500mで2つのメダルを獲得することを目標に掲げているので、(サブ種目にあたる)1500mでも本当にメダルを取れるかというところで、自分がどれぐらいのポジションにいるのかを予選で確認しておきたい思いもあった。ちゃんとメダル争いに絡めそうな手応えをつかむことができたので、決勝ではしっかり力を発揮できたらな、と思っている。


男子110mハードル・予選



村竹ラシッド(JAL)

2組1着 13秒27(+0.1) =決勝進出

やっと思いっきり走れるような感覚が戻ってきて嬉しい。世界アルティメット選手権(9月11~13日、ブダペスト)までは全然調子が上がらず、どうしたものとずっと悩んでいて心身ともにけっこうあまり良くない状態が続いていたのだが、そんな状態でもアルティメット選手権で決勝に残れたことが自信になった。また、そのときに今季は一所懸命に走ってしまうレースが多くなっていて、余裕をもって走れるという自分のいいところを消してしまっていたことに気づいた。そこで、アルティメット選手権が終わってからは、「一所懸命にならない余裕を持たせた走りやハードリング」を練習のなかで積み重ねてきた。取り組めたのは短期間であったが、そこがいい形に今回のレースで出てくれた。
予選は、力感7割くらいで入ったが、そこで余裕を持って入れたことで中盤から一気に加速するような感覚があった。後半もスピードが落ちる感覚が自分のなかでは全然なく、フィニッシュ前も今季のこれまでのレースのように、めちゃくちゃ一所懸命にわーっとフィニッシュするような感じも全然なかったので、本当に余裕をもって走ることができたと思う。
昨年の東京世界選手権に続く自国での国際大会。これだけ大きな国際大会が続いて2つも日本で行われるというのは本当に稀なこと。それが自分の陸上キャリアのなかで起きていることは本当に恵まれていると思うし、こういうチャンスを無駄にしたくないと思う。
明日の決勝は、本当に予選と同じく余裕を持ってレースに取り組みたいと思うし、今日、これだけ余裕を持たせたなかでも直近のレースより全然いいタイムで走れている。ここには、明日(の決勝に)に向けての身体をしっかりつくってきているので、そこをいかにどう上げていくか。自分もレースを楽しみにしているので頑張りたい。


男子十種競技・1日目



丸山優真(住友電工)

前半3位 4188点

観客の皆さんに助けられている感じ。こんなに楽しく競技できているのは、本当に応援のおかげだということを今大会で強く感じている。内容としては、正直、そこまで良くはないのだが、走高跳では久々の2m03の自己記録に挑戦することができたし、(1日目最終種目の)400mも思ったよりもタイムが出た。バテバテで全然力が残っていなくて、諦めている感じの走りになってしまったのに自己ベストが出たというのは、やはり応援のおかげだと思う。
靭帯に不安を抱えていた右肘の状態は、いったん良くなってきていたのだが、3週間前にやりを投げていたときに剥離骨折してしまった。砲丸投、棒高跳、やり投に支障が出ていて、明日は特にやり投が一番のネックとなる。これ以上、過伸展しないように(テーピング等で)ガチガチに固めてもらって、1投だけに絞るつもりでいる。こうした状況もあって、(前半4188点は、自身の日本記録を更新できるペースではあるが)前半でもっと得点を稼いでおきたかったというのが正直なところ。調子が良かっただけに、(記録を狙っていけないことに)悔しさはあるが、まずは来年の世界選手権、再来年のオリンピックにつながる内容にできれば…と思っている。
混成ということでは、先に女子が七種競技でワン・ツーを達成している。奥田選手とも「僕らおっさんも負けてられへんな」と話していて(笑)、七種競技が終わったあとに、「おっさんたちも頑張ります。あとに続きます」と伝えた。七種に続いて、2人でメダルを取れるように明日も頑張りたい。
 




奥⽥啓祐(ウィザス)

前半5位 3912点

1日目を終えて、「本当に楽しかったなあ」という気持ち。日本選手権を優勝したものの、アジア大会(の代表には)選ばれないと思っていただけに、(今回出場できたことは)本当にチャンスだなと思いながら競技に臨んだ。たくさん来てくださった観客の皆さんの声援を背中にしながら、1つ1つの競技をすごく楽しませてもらった。走高跳も踏切足を逆足に変えてからの自己ベストにチャレンジできたし、得意の400mはちょっと悔いの残る形になってしまったが(笑)、スプリントのほうも練習を積むことができたことで、日本選手権のころに比べると、ずいぶんよくなってきている。明日も何があるかわからないので、メダルを諦めずに頑張っていきたい。


女子200m・予選



壹岐あいこ(大阪ガス)

2組5着 23秒81(-0.3) =決勝進出

正直、本当に決勝進出を狙っていたので、予選で昨日の100m2・3位がいる厳しいこの組を走ることになって、「プラス2」の条件となる4着までには絶対に入らなければいけないと思っていた。なので、フィニッシュした瞬間に5着という結果がわかったときは、本当に悔しいという思いが最初に出てきた。
(ウォーミング)アップは、すごく動けていたし、試合に向かう気持ちの持っていき方なども、すごくいい状態でスタートラインに立つことができていた。それだけに、本当に実力不足、それに尽きると思う。
スタートラインには、(着順を狙いはするものの)「自分のレースをする」ということを心に決めて立っていた。私が緊張するときはいつも「周りに対して勝ちたい」とか「負けたらどうしよう」とかいうものからくることが多いのだが、そういった面も今回はなく、本当に目標にしていた23秒33(2027年アジア選手権派遣設定記録)に向かって走るという準備ができていた。
このあとには、まだリレーがある。気持ち的には決勝に進めず、とても悔しいけれど、でも、これはこれでいったん消化して、おしまい。明日は自分のためじゃなくて日本のために走る。明日からはリレーで、しっかり貢献できるよう頑張りたい。




井戸アビゲイル風果(東邦銀行)

3組2着 23秒30(-0.2) =決勝進出

自分の走りを最後まで行うことを意識した。レース構成的にはコーナー抜けまではよかったが、最後ちょっと力んだというか、ペースが崩れたかなと思っているので、(決勝では)もうそこの最後で自分の持ち味に出せていけたらなと思う。

<100m準決勝敗退からどう気持ちを切り替えたかの問いに>
100mは100m、200mは200mでやってきているので、一緒には考えずに、1種目、1種目と思って臨んだ。あとは周りの方々に、すごく励ましてもらって、切り替えていこうという感じだったので、すんなりと切り替えることができた。
200mは本数をやってきているので、そのぶん自分の中でもイメージがより鮮明だったのが、よかったのかなと思う。

<100mの不完全燃焼を、200mにぶつけたいという思いはある? の問いに>
それは決勝にとっておいてはいるのだが、いったんは落ち着いて自分の走りをしたいと思っていたので、予選はそこだけに集中した。

<親友である女子七種競技の田中友梨選手が金メダルを獲得したが…の投げかけに>
本当に、ベストフレンドが輝いていたので、私もしっかり追いつきたい。


女子100mハードル・予選



中島ひとみ(長谷川体育施設)

1組1着 12秒85(±0) =決勝進出

思った以上の気温の低さだったり、雨天練習場がない状態での雨の中でのウォーミングアップだったりと、私自身、寒いのがすごく苦手という意識があるので、今日は記録よりも「どんな状況でもできる限りの自分の走りをする」というところにフォーカスしながら取り組んだ。ウォーミングアップも、寒さの中でどう身体を動かすかに意識を置いていたので、レース自体、タイム自体は、自分の目指すところよりは少し遠かったが、状況に即した対応力は上がっているのかなと感じたレースとなった。
「寒い」と思ってしまうとタイムが下がってしまうことが、自分のマイナスな部分なのだが、今日はこういう状況でも最低限の走りができたし、余力を残して決勝にも進出することができた。ケガもなくスムーズには行けたと思う。
決勝で、自分自身が目指しているのは標準記録(北京世界選手権参加標準記録:12秒60)。あとは金メダルを持ち帰りたいということを本当にずっと思っているので、それをしっかりと達成できるよう、明日はいい1日にしたい。この大会に向けて、しっかりと調整はしてきた。それを今の自分が、そのつくり上げた自分をどれだけ出せるかというところがポイントになってくる。しっかりと自分に自信を持って走りたい。




福部真子(日本建設工業)

2組1着 12秒85(-0.4) =決勝進出

「まずは1本、しっかり走れればいいな」ということと、決勝に進むことができれば、とりあえず今日は合格だと思っていた。そのなかでしっかりと12秒8台が出たのでよかったと思う。
この大会に向かうまでは、なかなか(菊池病の影響による)体調やアキレス腱の具合が安定しないなかでずっと過ごしてきていて、今日のように気温が低いというだけで、なんかトラブル起きたらどうしようかという不安が立つ状態。今朝も起きたときからスタートラインに立つまでずっと不安だった。(予選を終えた)今は、しっかりスタートラインに立つことができ、自分の走りができたことへの安心感がある。
今日は、福井(アスリートナイトゲームズ)以降、痛みが強くなってしまったアキレス腱への負担を考慮して、中長距離用のスパイクを着用して走った。明日は、普段使っているものを使用するが、接地感覚の違いに自分の神経系的なものがしっかり噛み合ってくれば、いい動きはできると思っている。
自国開催の会場の雰囲気は最高だと思う。ここに来るまで小さなことにも不安を感じることもあったけれど、こうやって会場に入って、皆さんからの温かい拍手で迎えてもらって、その拍手から「思いっきり楽しんで!」という気持ちが伝わってくるような気がしたことで、自分の悩みが吹っ切れた。「この瞬間を、本当に思いきり楽しめないと意味がない」と思うことができている。
“敵は誰”というのはなく、しっかり明日もスタートラインに立つこと。今日の夜も発熱せずにしっかり過ごすことが、自分の中での一番の課題で、そこが一番の勝負となっている。地力は上がっていると思うので、そのうえで明日、いい結果が出せればいいなと思っている。


文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:©AINAGOC、アフロスポーツ、フォート・キシモト


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開催日:2027年6月11日(金)~6月13日(日)
会場:大阪・ヤンマースタジアム長居
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