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2025.12.12(金)大会

【RIKUJOフェスティバル】第1部RIKUJOファミリー大運動会レポート:国立競技場にファミリーが集う特別な1日に



今年創立100周年を迎えた日本陸連は、11月29日に、『~日本陸連100周年記念~RIKUJOフェスティバル in 国立競技場を開催しました。
このイベントは、「RIKUJOファミリー」(陸上を愛するすべての人々:トップアスリート、一般の愛好者、審判、指導者等)が一堂に会して、これまでの100年に感謝するとともに、新たな未来に向かってスタートを切る瞬間を皆で分かち合いたいという思いから企画されたものです。単なる記念式典としてではなく、ファンの方々や全都道府県陸上競技協会をはじめとする関連団体の方々、アスリートやその関係者、審判・指導者の皆さまが、みんなで楽しく過ごせる「祭典」にすることを目指し、計画・準備が進められました。

イベントは、「マザー・オブ・スポーツ」と呼ばれる陸上を、参加者とトップアスリートがともに楽しむ「RIKUJOファミリー 大運動会!」、2025年に活躍した競技者を称え、今年の日本陸上界を皆で振り返る「日本陸連アスレティックス・アワード2025」、そして、陸上に関わるすべての人々と100年の歩みを振り返り、新たな未来をともに描く「日本陸連100周年セレモニー」の3部構成で展開されました。当日は、穏やかな秋晴れにも恵まれ、会場の東京・国立競技場は、陸上を愛する人々の温かな笑顔に満ちた1日となりました。

ここでは、「RIKUJOファミリー 大運動会!」の模様をレポートします。


第1部 RIKUJOファミリー大運動会!



「RIKUJOフェスティバル」の幕開けとして行われたのが、競技経験の有無や年代を問わず、誰もが「陸上を楽しむ」瞬間を共有できる体験イベント「RIKUJOファミリー 大運動会!」です。リレーイベントのほか、陸上競技のさまざまな種目や審判を体験できるコーナー、子どもを対象とした陸上教室などのプラグラムを用意。世界のトップアスリートたちが素晴らしい活躍を見せた東京2025世界陸上の舞台と同じ東京・国立競技場のトラックで、誰もが陸上に触れられる空間を設けました。さらに、各プログラムには、東京世界陸上で活躍したトップアスリートをはじめ、日本陸上界を代表するアスリートたちが多数協力。リレーチームを組んでレースに出場したり、陸上教室の講師を務めたり、体験コーナーで参加者にレクチャーしたり応援したりと、スタジアム内を躍動。「すぐそばに◎◎選手がいた!」「〇〇選手と競走した!」「△△選手に教えてもらった!」という豪華な時間となりました。

その11月29日は、午前9時に国立競技場のゲートがオープン。今回のイベントでは、終日、国立競技場のスタンドを入場無料としたため、誰でも「東京2020オリンピック」「東京2025世界陸上」の舞台となったスタジアムの観客席に入ることができます。午前10時から競技がスタートする「ミニリレフェス」にエントリーした人々も、9時に設定されたウォーミングアップ開始時間に合わせて続々到着。ウォーミングアップエリアとして開放されたバックストレートから第4コーナーにかけてのトラックが、身体を温めるべくジョグや体操、そして流しなどに取り組む人々で次第に混雑していきます。

そして、午前10時。いよいよ「RIKUJOフェスティバル」の開幕です! オープニングとして、フロアMCを務めた中島彩さんと岡田拓海さんが、日本陸連100周年の説明や、この日のイベントスケジュール、来場予定のトップアスリートなどを紹介したのちに、第1部となる「RIKUJOファミリー 大運動会!」のプログラムがスタートしました。


ミニリレフェス:大人気の「リレフェス」を凝縮!



最初のプログラムとなったのは「ミニリレフェス」です。日本陸連が毎年10月に実施している人気のイベント「みんなでつなごうリレーフェスティバル(通称リレフェス)」が、今年は100周年イベントのコンテンツに盛り込んで行われる形となりました。
リレフェスでも高い人気を誇る「誰でもチャレンジリレー(4×100mリレー)」のほか、「“マイルを走る”という非日常を味わえる」ことで、実はファンの多い「Night of the mile」(4×400mリレー)を、「100周年4×400mリレー」の名称で行うことに。さらに、新種目として「ぴたっとタイムチャレンジリレー」が採用され、合計3種目を実施。3種目ともに、事前の応募であっという間に出場枠が埋まる“狭き門”となりました。

ミニリレフェス最初の種目として行われたのは、「誰でもチャレンジリレー」です。陸連登録・非登録や年齢を問わず、誰もがさまざまな形でチームを組んで4×100mリレーに挑戦できる種目で、「親子で」「家族3世代で」「クラブチームのメンバーで」「学生時代の仲間たちで」「職場仲間で」「友達同士で」「〇〇〇で知り合った仲間で」チームを組んだ人々や、「毎年のリレフェスに続いて」出場する皆勤賞チームの人々がエントリー。母さんに抱っこされた赤ちゃんや幼児、60代・70代の方々、松葉杖をついてレースに挑む人など、実に多岐にわたる顔ぶれの119チーム476名が出場し、全14組で実施されました。

注目を集めたのは第3組。「日本陸連」「JOC」「東京陸協」チームのほか、陸上専門誌の「GETSURIKU」チームやデフオリンピックで活躍したメンバーで組んだ「デフ陸上JAPAN」チーム、日本選手権100m優勝経験者で組んだ「100m日本選手権」チーム、さらには有森裕子日本陸連会長をアンカーに据え、山崎一彦強化委員長、高岡寿成シニアディレクター、磯貝美奈子強化部長と陸連強化関係者でバトンをつないだ「チーム怪鳥」などが出走しました。レースは、塚原直貴さん、松原薫さん、原田康弘さん、高橋萌木子さんのオーダーで臨んだ「100m日本選手権」チームが55秒79をマークして1着でフィニッシュ。これに続いたのは「デフ陸上JAPAN」チームで、デフリンピック男子400mと4×400mリレーで金メダル、200mで銀メダルを獲得した山田真樹選手を筆頭に、デフリンピックで活躍した豪華メンバーで56秒20をマークしました。



「チーム怪鳥」も無事に完走し、69秒99で7着。笑顔でフィニッシュした有森会長は、レース後、他チームと健闘を称えあっていました。
全14組を終えて、トップタイムをマークしたのは、第4組を1着でフィニッシュした「AGAIN」チームです。高校で陸上を引退した4人による2年ぶりのレース復帰だったそうですが、45秒03の好タイムをマークしました。

続いて、新種目の「ぴたっとタイムチャレンジリレー」が行われました。この種目は、8月8日に日本陸連が開催した「ダイバーシティ&インクルージョン 高校生ワークショップ」のグループワークで発表された「インクルーシブ種目」の1つ。「体内時計を信じて、定められたタイムぴったりでフィニッシュを目指せ!」を原案に、100周年にちなんで設定タイムを「100秒」にして実施されました。スタートしたあとも、陸上競技の場面では当たり前のように表示されるフィニッシュタイマーは作動しないまま。全チームがフィニッシュしたあとに、大型スクリーンにタイムが表示され、そこで初めてタイムを把握し、「100秒」との誤差で結果が決まる種目です。「速さ」でなく、「ぴたり」を目指すという試みに、30チームがエントリー。4組に分かれてレースが行われました。

この新種目に、「RIKUJOファミリー 大運動会!」に協力してくれたゲストアスリートたちからも、「面白そう! やってみたい!」の声が。なんと、「ゲストアスリート短距離」「ゲストアスリート長距離」「ゲストアスリート競歩」の3チームが参戦することになったのです。短距離からは、サニブラウンアブデルハキーム選手(東レ、ダイヤモンドアスリート修了生)、鵜澤飛羽選手(JAL)、井戸アビゲイル風果選手(東邦銀行)、松本奈菜子選手(東邦銀行)が、長距離からは、小林香菜選手(大塚製薬)、佐藤早也伽選手(積水化学)、森智香子選手(積水化学)、矢田みくに選手(エディオン)が、そして競歩からは、吉川絢斗選手(サンベルクス)、川野将虎選手(旭化成)、矢来舞香選手(千葉興業銀行)、勝木隼人選手(自衛隊体育学校)がエントリー。3チームは第1組に登場。「長距離」が7レーン、「競歩」が8レーン、「短距離」が9レーンに入って、レースが始まりました。



「1人あたり100m25秒というのなら、ペース感覚に強い長距離や競歩が有利なのでは?」「いや、100mを25秒って、かなり遅いよ。そもそも走ったらダメなのでは?」など、さまざまな声がささやかれるなか、レースの号砲が鳴ります。その直後に思いがけない動きを見せて、みんなを驚かせたのがサニブラウン選手でした。周りがスタートしていくなか、いきなり、その場で腕立て伏せを始めたのです。「100m25秒って、だいぶ遅い。たぶん歩いても余裕で行けてしまうと思ったので、“なんかやらなくちゃ”と、腕立て伏せを入れてみました」とサニブラウン選手。その後、ゆっくり走って、2走の鵜沢選手にバトンを渡すと、2人はすぐに座り込み、今度は、サニブラウン選手が鵜沢選手の両足を抑えての腹筋運動で“時間調整”。再び会場をざわつかせました。



最終的に第1組で最も「100秒」に近かったのは、最後尾でフィニッシュした「Diversity Dash(ダイバーシティ・ダッシュ)」チームで、タイムは 97秒81。これに続いたのは“1・2走の時間調整効果”があったのか7着でのフィニッシュとなった「ゲストアスリート短距離」で93秒65。そして92秒82(6着)の「ゲストアスリート競歩」、90秒37(5着)の「ゲストアスリート長距離」という順番に。着順の遅いほうから良い順位がつくというユニークな結末となりました。
1組目のタイムも踏まえて、2組目以降は、全体のペースはさらに遅くなり、90秒台や100秒を上回るチームが増えましたが、肉薄には至らない状態が続きます。全体トップタイムが出たのは、そうして迎えた4組目のことでした。2着の「大好き☆りくワン」が最接近タイムとなる98秒29を出すと、3着の「ソラシド」が99秒19をマーク。さらに4着の「ゴリラと愉快な仲間たち」が99秒73を叩き出したことで、会場には「おおっ」という声が上がります。続いて掲示された5着の「やまもとファミリー」は100秒55。タイムを見た人々は、いっせいに「どっちが100秒に近いのか?」と頭の中で計算を始めることになりました。最終的に、-0.273秒と+0.546秒というそれぞれの誤差が発表され、「ゴリラと愉快な仲間たち」が初代チャンピオンの座を占めました。

リレフェスのように「日没後」のレースにはならなかったものの、トリを飾ったのはやはりマイルリレー。ミニリレフェスでも、「100周年4×400mリレー」が最後の種目として実施されました。出場したのは全20チーム。通常の競技シーンでは見ることのできない“一発決勝”でのレースは、競技会とはまた違った迫力があります。大学陸上部のチームもあれば、ジュニア年代のクラブチームでの出場や、さらには2組の仲良し夫婦からなるチーム、普段は審判を務めるメンバーでのチームなど、こちらもやはりさまざまな顔ぶれが揃いました(もちろん日本陸連も事務局員を中心とするメンバーで参戦しました!)。



出場チーム数が多く、男女も問わず、年代も幅広いことから、周回遅れも生じたレースを、トップでフィニッシュしたのは「秀明大学陸上競技部」。「冬季練習の一環で、全力で走ります」の言葉通り部員4名がが激走。2着の「神栖JAC S'mile'」に7秒以上の差をつける3分33秒25をマークしました。




RIKUJOスクール:レジェンドスプリンターが指導!



ミニリレフェスが終了し、競技場内のトラック各所で「RIKUJOパーク」がオープンするのと同じタイミングで、スタジアム内にある室内練習場では、「RIKUJOスクール」が行われました。この室内練習場は、セイコーゴールデングランプリなどでは出場するトップ選手のウォーミングアップ場となる場所。ウォーミングアップ場を国立競技場から少し離れた代々木公園陸上競技場に設けていた東京2025世界陸上では、世界のトップ選手たちが競技に臨む直前まで身体を温め、集中を高めていくスペースとして利用されたエリアです。

RIKUJOスクールは、小学生の部と中学生の部の2つに分かれて実施。どちらも、事前に行われた募集では、あっという間に定員の50名に達する人気となりました。まず、正午から行われたのが小学生の部。2008年北京オリンピック男子4×100mリレー銀メダリストで、日本選手権100m3連覇の実績を持つ塚原直貴さんが講師を務め、ゲストとして、サニブラウンアブデルハキーム選手も教室に参加し、一緒に実技に取り組むという、実に豪華な内容となりました。塚原さんは、リズムに合わせてジャンプし、地面の反発を生かしながら前進していく運動や、指令にすぐに反応して身体を動かしていく運動、手と足で異なる動きを同時に行っていく運動などに取り組みながら、徐々に走ることへと近づけていくトレーニングを紹介しました。リズムに合わせて、身体をコントロールしていく運動では、「これ、うまくできないんだよなあ」とサニブラウン選手が苦笑いしながら取り組む場面や、一緒にダッシュして「おっ、速いなあ!」と子どもたちに声をかける光景も見られました。



中学校の部では、男子400mのレジェンド、金丸祐三さんが講師を務めました。金丸さんは、高校3年生の2005年に初優勝を果たして以降、日本選手権男子400mで11連覇を果たした名ロングスプリンター。オリンピックには2008年北京大会から3大会連続で、世界選手権には2005年ヘルシンキ大会から7大会連続で出場するなど、長きにわたって日本のロングスプリントのエースとして活躍した人物です。この日は、ラダーを使用してのドリルを紹介。「頭と身体を一緒に使うことをやっていきます」と、やはり脳からの指令にスムーズに身体を反応させ、コントロールできるようにしていくための動きつくりが行われました。

終了後、報道陣の取材に応じたサニブラウン選手は、「100周年というのはすごいこと。競技者として、先輩方がつくりあげてきた陸上界を、自分も競技者として下の時代につなげていかなければいけないと考えていた」と言います。そうした経緯もあって、「お話をいただいたときには、“ぜひ参加したい”と思った」と、現在拠点にしているアメリカから急きょ帰国しました。
実は、前日の夕方には帰国できている予定だったのですが、出発してアラスカ上空まで行ったところで搭乗機のトラブルでUターンするハプニング。別の機体に乗り換えての再移動を余儀なくされ、イベント当日の午前1時過ぎに日本に到着することになり、「間に合ってよかったです」というコメントも。思いがけない強行スケジュールでの参加となりましたが、サニブラウン選手は、「短かったけれど、子どもたちと楽しんで取り組むことができた」と笑顔で振り返ると、「子どもたちには、まずは走ることの楽しさを覚えてもらえたら…。その楽しさをわかったなかで取り組んでいくと、どんどんのめりこんでいくことができる。陸上は、ただ走っているだけに見えて、実はものすごく奥が深いスポーツ。自分もすべてを知ったわけではなく、まだ片足を突っ込んだレベルかなと思っているくらいなので、まずは、陸上競技に触れる機会を増やしていくことが大事なのかなと思う」と熱の入った想いを聞かせてくれました。


RIKUJOパーク:世界陸上の舞台で、走・跳・投・歩を体験!



さて、「RIKUJOスクール」と同時進行する形で、「RIKUJOパーク」も“開園”していました。ミニリレフェスが終了すると、すぐにトラックが「RIKUJOパーク」仕様に転換。たくさんの参加者たちが、東京2025世界陸上の舞台となったトラックに足を踏み入れることとなりました。

RIKUJOパークでは、インフィールドの芝生部分を除くすべてのエリアを使って、さまざまな種目が体験できるような配置がなされました。ホームストレートには、50m走、50mハードル、50m競歩の測定エリアに。また、ハードル走については、測定エリアとは別に、子どもや初心者が挑戦できるエリアも設けられました。第1~2コーナーのインフィールドでは、2つの走高跳のピットがセッティング。バックストレート側の第1ピットでは、ゴムバーをかけて、審判員の白旗の合図で実際に走高跳に挑戦! またホームストレート側の第2ピットは、男子世界記録である2m45(ハビエル・ソトマヨル、1993年)の高さにバーがかけられたなか、小さな子どもたち(ときには大人も!)が、その下をくぐる形でマットに飛び乗ることを楽しんでいました。
バックストレートでは、トラックをAピットとBピットに分けてのジャベボール投エリアに。順番に投げると、落下地点を確認したスタッフが、距離を教えてくれます。バックストレートの走幅跳2ピットでは、走幅跳の記録を測定。こちらは、トラックを使用しないので、ミニリレフェスが行われていた午前中から先行オープンさせる形で、体験できるようになっていました。



また、これらの各エリアには、ゲストアスリートして多くのトップアスリートたちが参加し、会場を盛り上げてくれました。跳躍陣では走高跳の赤松諒一選手(SEIBU PRINCE)や走幅跳の伊藤陸選手(スズキ)、橋岡優輝選手(富士通、ダイヤモンドアスリート修了生)が、長距離からは安藤友香選手(しまむら)、佐藤早也伽選手(積水化学)、矢田みくに選手(エディオン)、森智香子選手(積水化学)が参加。また、ジャベボールには川口紅音選手(ウィザス)と奥田啓祐選手(ウィザス)が参加して指導に当たりました。世界記録保持者、世界大会メダリストなど超豪華メンバーが揃ったのは競歩ブロック。山西利和(愛知製鋼)、勝木隼人(自衛隊体育学校)、川野将虎(旭化成)、丸尾知司(愛知製鋼)、吉川絢斗(サンベルクス)、梅野倖子(LOCOK)、矢来舞香(千葉興業銀行)、柳井綾音(立命館大学)の現役8選手が顔を揃えたほか、男子20km競歩前世界記録保持者で2019年世界選手権男子50km競歩金メダリストの鈴木雄介さんも加わって、50m競歩測定に挑戦する人々へのレクチャーを行ったり、一緒に測定にチャレンジしたりしていました。







このRIKUJOパークの参加には事前の申し込みが必要で、最初に定員として設定した400名はすぐに満員に。このため、200名の追加募集を行う人気となりましたが、日本陸連では、「来場してくださったすべての方々に、ぜひ、“コクリツのトラック”に足を踏み入れてもらいたい!」という思いから、第3~4コーナー付近を誰でも入れる開放スペースとしました。実際に競技で使用する用器具(ハードル、砲丸、円盤、ハンマー、やり、スターティングブロックなど)に触れることのできるエリアが設けられたほか、フォトスポットも兼ねる形で、表彰台に上がることを体験できるエリア、スタート位置についた姿勢で真正面からハードルを見られるエリア、東京世界陸上で使用されたスタート台でスターター体験を味わえるエリアなどが用意されました。



このほか、競技会を支える公認審判員の活動を紹介するパネルや、47都道県陸上競技協会を紹介するパネルも展示され、各陸協の「地元出身アスリート」「自慢の陸上競技場」「陸上界、次の100年に向けた想い」が一覧できるようになったコーナーも。こちらは、陸上経験のある大人の方々が、自身の故郷の陸協を探し、熱心に読んでいる姿が見られました。

また、ミニリレフェス、RIKUJOスクール、RIKUJOパークのいずれかの参加者には、有料ながらゲストと交流できるオプションも用意されました。「RIKUJOファミリー大運動会!」開催中に2回、「100周年セレモニー」終了後に1回と、計3回のセッションが用意され、赤松選手、勝木選手、吉川選手、安藤選手、佐藤選手、瀬古優斗選手(FAAS)、山本有真選手(積水化学)、小池祐貴選手(住友電工)、栁田大輝選手(東洋大学、ダイヤモンドアスリート修了生)、中島佑気ジョセフ選手(富士通)、廣中璃梨佳選手(JP日本郵政G)の11名が、サインや記念撮影や会話などの交流を楽しみました。



こうして、あっという間に楽しい時間は過ぎていき、午前10時からスタートした「RIKUJOファミリー 大運動会!」は、50m走と50mハードルの測定に臨んだ最後の2人がフィニッシュしたところで、すべてのプログラムを終了。国立競技場のホームストレートは、午後2時から開幕する「第2部:日本陸連アスレティックス・アワード2025」に向けて、ここから一気に華やかな式典モードに“ドレスアップ”することとなりました。


文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真:フォート・キシモト


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2025年、日本陸上界の歴史に新たな1ページが刻まれました。
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2025年に生まれた感動や記録、心に残る数々の瞬間を振り返りながら、2026年も陸上を身近に感じ、共に歩んでいただければ幸いです。

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