
日本陸連が、ミッションとして掲げる「ウェルネス陸上の実現」「国際競技力の向上」の達成に向けて、“大きな鍵を握っている”と重要視しているのが「人材育成」です。2022年に発表した「JAAF REFORM-中長期計画-」においては、2本柱である両ミッションの間に「人材育成」を配し、3つのフェーズとして構成。各フェーズ3つから成る9つのコンテンツが、4つの「基盤コンテンツ」によって支えられ、それらが相互に連動している構造を、「JAAF REFORM ダイヤモンドコンテンツ」として示しています( https://www.jaaf.or.jp/reform/ )。
なぜ、「人材育成」なのか? そこには、「陸上にかかわるすべての人が、充実して継続的に陸上を楽しめる環境を整えたい」「生涯にわたって主体的に陸上にかかわり続ける人材を増やしていきたい」といった陸上のためだけの側面でなく、「陸上を通じて培われるさまざまな能力を、社会で転換・応用し、活躍してもらいたい」「社会に良い影響を与え、より良い未来を築いていくリーダーを、陸上から輩出し続けたい」という思いがあるからです。陸上が備え持つポテンシャルを生かして、能力の高い、魅力ある人材を育てていくことで、日本の未来を、より豊かに、健やかに、明るいものにしていくことを目指しているのです。
ここでは、日本陸連が推し進めてきたアスリートに対する人材育成の一端を、ご紹介していきましょう。
社会で輝き続けるアスリートを育てる
日本陸連が掲げる「ウェルネス陸上の実現」「国際競技力の向上」という2つのミッションの両方に、もっとも直結しているのが「アスリート育成」といえるでしょう。「JAAF REFORM」では、そのターゲット(達成したい未来)として、「社会で輝き続けるアスリートの育成」を掲げ、アクション(実行内容)には、「アスリートが楽しく向上心を持って、継続的に陸上に取り組める環境づくり」「アスリートへの情報や資質向上のためのコンテンツやプログラムの提供」の2つを挙げています。目指している方向性は、「陸上を自ら意欲的に継続し、楽しさや可能性を広げ、競技力向上とともに社会でも輝き続けるアスリートを育成する」というもの。それを実現すべく、競技環境という側面では、競技者育成指針( https://www.jaaf.or.jp/development/model/ )に基づき、陸上に取り組む人々が、各年代のステージで未来を見据えながら、長く継続して陸上と楽しくかかわっていけるような環境づくりが進められています。
同時に、そのアプローチは、アスリート自身に対しても行われています。継続して陸上に取り組むと、その過程で、身体リテラシー(さまざまな身体活動やスポーツ活動を、自信を持って行える基礎的なスキル)の育成や、運動有能感や自己効力感の獲得を期待することができます。また、パフォーマンスの向上を目指して、日々トレーニングを積み重ねていくなかでは、現状を分析する力、どう改善していけばよいかを考える力、周囲を観察する力、自らの意思や考えをまとめる力、考えを言語化して適切に伝える力なども高まります。こうして培われたさまざまな素養を、競技力の向上に役立てるだけでなく、競技以外の場面でも最大限に生かし、社会においても活躍できる人材に育成しようとしているのです。
「ダイヤモンドアスリート」プログラム

日本陸連による「アスリートの人材育成」として、すぐに頭に浮かんでくるのは、「ダイヤモンドアスリートプログラム」( https://www.jaaf.or.jp/diamond/ )と言ってよいかもしれません。次世代アスリート強化育成プログラムに位置づけられるこの制度は、2014年度に新設されました。
◎東京オリンピック招致決定を契機に
当時の日本は、2013年秋に、2020年のオリンピックが東京で開催されることが決まり、自国開催のオリンピックに向けての動きが本格化し始めたタイミング。日本陸連においても、2020年東京オリンピックのレガシー(遺産)となる育成・強化システムのフラッグシップモデル」を構築することを目的に、「2020東京オリンピックプロジェクトチーム」が強化委員会のなかに発足していました。このプロジェクトチームが目指したのは、普及・育成・強化の連続性を意識した競技者育成の仕組みをつくることで国際競技力の向上につなげるとともに、そこで活躍するアスリートやコーチが、国際人として未来を切り拓いていける次世代のリーダーへと育っていくことです。「ダイヤモンドアスリートプログラム」は、その旗印と呼ぶことができる制度。東京オリンピックが開催される2020年時点に、日本代表選手としての活躍が大いに期待できるタレント(才能)を持ったU19年代の競技者を選抜し、ダイヤモンドの原石を磨くようにエリート教育を施すことで、対象者が国際的な水準で高い競技力を発揮するアスリートに成長し、将来的にはグローバルに活躍する人材として、日本の陸上界のみならず、スポーツ界全体を牽引していける存在になることを期して始まりました。
◎「個」を重視し、国際的に活躍できるエリートを育てる
第1期生として選抜された2014-2015ダイヤモンドアスリートは、中学3年生1名、高校1年生2名、同2年生4名、同3年生4名からなる11名。メンバーは1年ごとに見直して継続および新規認定を行い、U20年代を終える年度(大学2年次)をもって修了とする方法が採られたことで、第2期以降は、常に継続認定アスリートと新規認定アスリートが混在しながら少しずつ顔ぶれが変わっていく形態です。また、契機となったのは2020年東京オリンピックでしたが、一番の目的は、国際舞台において中・長期的に活躍できるエリートの育成。認定アスリートが陸上競技を通じて、競技的にはもちろん、豊かな人間性を持つ国際人となり、今後の日本および国際社会の発展に寄与する人材に成長することを狙いとして、提供するプログラムは、「個を重視した」内容とすることに主眼が置かれました。プログラムのなかには、少人数で渡航して現地での移動や食事などの日常生活を自身で賄いながらトレーニングする海外合宿の実施や、自身の目的に沿う海外コーチに師事する経験、海外の大学進学を目指した準備、国際競技会への出場や海外で行われるカンファレンス等への参加なども。個々が目指す方向性に沿って柔軟にカスタマイズされ、より多面的かつテーラーメード型のサポートが展開されました。
このほか、語学や栄養など、いわば活動していくうえでの基盤となる研修とともに、第2期からは、「リーダーシッププログラム」がスタート。これは国際的な場面でリーダーシップを発揮できるアスリートとなっていくことを期して、リーダーシップ教育の側面を担って実施されたもので、国際舞台で活躍するとともに、社会に影響を与える取り組みを現役時代から行ってきた為末大さん(男子400mハードル日本記録保持者)が監修。スポーツ界にとどまらず、さまざまな分野の第一線で活躍する多様な人々をゲストや講師に迎え、認定者たちの考え方や視野を大きく広げていく研修が行われました。
◎時代の変化やニーズに合わせて、より実践的な内容へ
こうした研修プログラムは、コロナ禍に見舞われた時期には、オンライン方式で開催することによって継続。現在では、集合・対面方式で実施するなか、海外合宿中の認定アスリートが渡航先からオンラインで参加することも可能な、いわゆるハイブリッド方式で行われるようになっています。また、研修プログラムの内容も、時代の変化に合わせて、より必要となる知識や実践に即した内容へと進化させる取り組みが行われ、コロナ禍の影響がまだ色濃く残っていた第8期(2021-2022年)からダイヤモンドアスリートプログラムマネジャーを務めることになった室伏由佳マネジャー(女子ハンマー投前日本記録保持者)のアレンジによりリニューアル。第9期(2022-2023年)には、リーガル研修、アンチドーピング研修、メディア研修、メンタル研修、金融経済教育研修など、より実践への活用を意識したプログラムが提供されました。その後、第10期(2023-2024年)は「海外に目を向けたり、活動したりする際のあと押しになるプログラム」、第11期(2024-2025年)は「ハイパフォーマンスを期すアスリートが、さらに高みを目指していく際に大切となる“心”に関するプログラム」と、焦点を絞ってテーマをより明確にするプログラムを組むことで、受講者たちの理解度を深める工夫が凝らされています。また、修了生が高い結果を残すようになったことで、ダイヤモンドアスリートに選ばれること自体が大きな心理的プレッシャーとなる傾向が生じてきたことを踏まえて、第11期から「ダイヤモンドアスリートNextage」を新設。対象者が自信を持ってダイヤモンドアスリートにステップアップできる機会を用意するブラッシュアップも図られています。
◎北口、サニブラウンを筆頭に、修了生たちが国際舞台で活躍

第1期(2014-2015)ダイヤモンドアスリート認定から節目となる10年を終えた2024年の段階で、ダイヤモンドアスリート修了生は全部で27選手(男子22名、女子5名)。このほか、4名のダイヤモンドアスリートと、3名のダイヤモンドアスリートNextageからなる全7選手が、現在、第11期(2024-2025)認定アスリートとして活動しています。
開設されて10年の間に、修了生および認定アスリートのなかから、11名がシニアの世界大会における日本代表選手として選出。メダル獲得を果たした北口榛花選手(現JAL)をはじめとして、サニブラウンアブデルハキーム選手(現東レ)、クレイアーロン竜波選手(現ペンシルベニア州立大)、橋岡優輝選手(現富士通)、藤井菜々子選手(現エディオン)、栁田大輝選手(現東洋大)が入賞を達成しています。
そのなかで、現在、最も脚光を浴びているのは、女子やり投の北口選手といえるでしょう。北口選手は、札幌東高校2年のとき、陸上を始めて2年に満たないタイミングで第1期認定アスリートとして選抜されましたが、日本大学4年で迎えた2019年ドーハ世界選手権で初めて代表に選出されて以降、2020年東京オリンピック(開催は2021年)で決勝に進出、2022年オレゴン世界選手権で銅メダルを獲得したのちに、2023年ブダペスト世界選手権で優勝。そして2024年パリオリンピックでは、トラック&フィールド種目で日本女子初の金メダルを獲得しました。また、2023年・2024年とダイヤモンドリーグファイナルで2連覇も果たすなど、名実ともに「世界一」と呼ばれるにふさわしい実績を残す成長を遂げたのです。北口選手は、目指す環境を求めて、コーチを探し、単身でチェコへ渡って語学を習得しながら自己研鑽を重ねたことでも知られており、その姿は、ダイヤモンドアスリートプログラムが目指す形のロールモデルとなっています。
北口選手と同じく第1期生として選抜された男子短距離のサニブラウンアブデルハキーム選手(当時:城西大城西高校1年、現:東レ)は、高校2年生だった2015年の段階で世界選手権(北京)に出場。2017年ロンドン世界選手権では、200mで史上最年少での決勝進出・7位入賞を達成しました。2019年ドーハ世界選手権では4×100mリレーで銅メダルを獲得。2022年オレゴン世界選手権100mでは、世界選手権で日本人初のファイナリストに(7位)。翌2023年ブダペスト世界選手権でも続けて決勝に駒を進め、日本人最高位となる6位に入賞。この間に、2017年の段階で、拠点をフロリダ(アメリカ)に移し、海外コーチの指導のもとトレーニングを積む生活を送っています。
10年に近い時間をかけて、競技実績という側面では、目に見える結果が現れているダイヤモンドアスリートプログラム。これらの成功例に続く選手が増えていくこととともに、アスリートとして高い実績を残している選手たちが、真の国際人としてスポーツ界を牽引していく人材へとさらに成長していくことに、大きな期待が寄せられています。
ライフスキルトレーニングプログラム

「ライフスキルトレーニングプログラム」(https://www.jaaf.or.jp/lst/)は、2020年の冬に産声を上げた人材育成制度です。このプログラムで対象としたのは学生アスリート。いわゆるU23に括られる年代で、アスリートとして、最適種目での、より専門性の高い取り組みが求められる一方で、学業期の終盤を迎えることにより社会人としてのキャリアを模索し、選択し、新たな1歩を踏みだす準備も必要となってくる時期です。
学生時代にトップアスリートとして活躍していても、その後につながっていく道が非常に少ない状況は、中・長期的な視点での育成・強化を目指す日本陸連においても長年の懸念事項であり、「将来が見通せないことが不安となってアスリートの取り組みに影響を及ぼす」ケースを解消するための方策が検討されてきました。
そんななかで誕生したのが、「ライフスキルトレーニングプログラム」でした。「学生のうちに、社会人となったとき求められる能力を身につけておけるような仕組みができないか」という発想のもと模索が進むなかで、「ダイヤモンドアスリートプログラム」制度の創設を含めて、以前からアスリートの人材育成を競技者強化における課題の一つと捉えていた山崎一彦強化委員長が、当時、株式会社東京海上日動キャリアサービスの代表取締役社長だった田﨑博道現日本陸連専務理事と出会ったことが契機となり、「学生アスリートが、競技活動に取り組むなかで自然と身につけ、高めることができている能力の多くが、社会で求められる能力。そのことを自らに認識させ、それらを学生年代に意図的に身につけ、使いこなせるようにしておく機会をつくることで、社会に出たときに活用できるようにする」ためのトレーニングプログラムが考案されたのです。そして、2020年の秋に、第1期となる受講生を広く募集し、書類選考、オンライン面接を経て、最終的に14名の第1期生が選ばれました。
◎ライフスキルトレーニングとは?
「ライフスキル」とは、自身が夢中で打ち込める価値あること(ライフ)のために、どう心を使うかの技術(スキル)のこと。これらはトレーニングすることで獲得でき、汎用性を高めていくことが可能です。実は、競技活動に取り組む過程で獲得できるライフスキルは非常に多く、これらの活用は競技力の向上や目標の達成に大きく役立つだけでなく、人生のさまざまな場面での応用が可能。また、その過程で、自然とリーダーシップを発揮する能力も高まっていきます。それらを自覚し、使いこなせるように能力を磨き続けると、生涯にわたっての自身の強み(武器)となるのです。毎年、シーズンオフ期となる12月ごろからスタートする「ライフスキルトレーニングプログラム」では、スポーツ心理学博士の布施努氏が特別講師を務め、冬場の4カ月ほどの期間で4回の全体講義を実施して、スポーツ心理学の知見をベースとした「物事の考え方」「心の使い方」に必要なさまざまなスキルを紹介。受講生たちは、毎回、3時間をゆうに超える濃密かつ集中力を要する講義で、自身の考えを言語化したり、ディスカッションしたりするなかで、必要な知識や考え方を実践的・多角的に学んでいきます。そのうえで毎回提示される宿題を持ち帰って、陸上競技のトレーニングを含む日常生活のなかで、それらのスキルを使いこなしていけるよう“トレーニング”。そこで出た新たな課題や、成功例・失敗例などを、全体講義の前後に実施されるグループコーチングで洗いだし、考え方や取り組み方のブラッシュアップを図っていくことが繰り返されます。基礎的な知識と使い方を学ぶプログラムが終了するころには屋外シーズンが開幕。受講者たちは、最大目標となる重要大会も含む、その後のすべての競技活動の場面を、“実践的トレーニング”の場として、競技力の向上に役立てつつ、ライフスキルトレーニングの能力も高めていくことになります。
◎学んだスキルを武器に、アスリートして、社会人として活躍
14名が受講した第1期以降、第2期(2021年度)10名、第3期(2022年度)9名、第4期(2023年度)6名、第5期(2024年度)10名と、これまで39名が講義を修了。第1期生として受講した郡菜々佳選手(当時:九州共立大学大学院1年、現:サトウ食品新潟アルビレックスRC)は女子円盤投で日本人女子初の60mスローワーへと成長を遂げたほか、第2期生として受講した中島佑気ジョセフ選手(当時:東洋大学、現:富士通)は2022年以降の世界選手権やオリンピックの男子4×400mリレーでアジア新記録を樹立しての入賞に貢献。また、ダイヤモンドアスリート修了生でもある栁田大輝選手(東洋大学)も第4期生として学んだほか、競歩種目では第3期生の梅野倖子選手(当時:順天堂大学、現:LOCOK)や第4期生の柳井綾音選手(立命館大学)が世界選手権やオリンピック出場を果たす成果を挙げました。その一方で、大学あるいは大学院を修了したのち、競技生活から退いて社会に出て、ビジネスパーソンとして活躍する修了生も増えています。第5期においては、集合・合宿形式で実施された全体講義には、これらOB・OGたちがゲストとして参加。このプログラムで学んだことが、ビジネスの場面で、どのように生かされたかを後輩たちに紹介したり、ともに意見を交換したりするなかで、ライフスキルトレーニングで培った能力の有効性を共有する機会も持たれました。
「ダイヤモンドアスリートプログラム」が国際舞台に立つことを期すエリートに向けた人材育成であることと比較すると、「ライフスキルトレーニングプログラム」は、それよりも幅広い層に、生涯を通じて役に立つノウハウを実践的に提供する人材育成ということができるでしょう。高いライフスキルを備えたアスリートたちが増え、アスリートとしてのキャリアを終えたのちも、社会において、存在感を強めていくことが期待されています。
ハイパフォーマンスリーダーズプログラム

競技力の向上と並行して、将来的に社会に良い影響を与える人材、リーダーとして牽引していける人材の育成を目指す日本陸連では、ダイヤモンドアスリートプログラム、ライフスキルトレーニングプログラムに続いて、2024年度に、もう一つ新しい人材育成プログラムを立ち上げました。それが、「ハイパフォーマンスリーダーズプログラム」です。
◎トップアスリートの「その先」を、陸上界の財産に
簡単に説明すると、「国際的に活躍したアスリートが、競技引退後に、次世代のリーダーとして活躍できるよう育成する」ことを目指したプログラムということができるでしょう。日本陸連がミッションの1つに掲げる国際競技力の向上を実現するためにも、また、世界で活躍するアスリートが日本から次々と出続けていくような将来をつくるためにも、不可欠となってくるのがハイパフォーマンスコーチの存在です。日本陸連では、この点に着目し、ハイパフォーマンスコーチになり得る人材に対して、早い段階から将来像を意識した環境のもとで適切なプログラムを提供することで、将来的に国際レベルの競技者育成や日本陸上界の国際化、陸上の価値向上に貢献できる人材を育てようと、このプログラムを導入しました。
日本代表として世界レベルで活躍した実績を持ち、競技の第一線を退いたばかりの元アスリート、あるいは競技者としてのキャリアの集大成を迎えつつあるトップアスリートを対象としており、このプログラムに参加することで、次世代の陸上界のしくみをつくる人材や、コーチングも含めた陸上出身のリーダーを、数多く育てていくことを目指しています。
◎対象メンバーは5名。2025年度から本格稼働
プロジェクトは、2024年12月から始動したばかり。現在、戸邉直人選手(男子走高跳、JAL)、寺田明日香選手(女子100mハードル、ジャパンクリエイト)、中村明彦さん(男子十種競技、スズキ一般種目ヘッドコーチ)、福島千里さん(女子短距離、順天堂大学陸上競技部短距離コーチ)、福士加代子さん(女子長距離、マラソン、ワコール女子陸上競技部チームアドバイザー)の5名が、プログラムを受けており、2024年度には、U20オリンピック育成競技者および指導者を対象とした研修合宿、U19強化研修合宿などに参加。また、前述しているライフスキルトレーニングプログラムでは、全体講義のゲストとしても登壇し、自身の貴重な経験や競技観を受講者たちと共有する機会もありました。2年目を迎える2025年度からは、本格的に稼働していくことが計画されています。文:児玉育美(日本陸連メディアチーム)
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