2025.09.20(土)選手

【東京2025世界陸上】7日目チームJAPANハイライト



チームJAPANハイライト

Day7:9月19日(金)

9月19日、東京2025世界陸上競技選手権大会は、大会7日目を迎えました。期間中2度目の週末を迎えるこの日は、イブニングセッションのみの開催でしたが、女子七種競技が始まったことで、競技が17時33分から開始となるタイムテーブル。ここまでずっと日中は32~33℃を軽く超えていくような日々が続いていましたが、未明まで残った前日の雨を区切りとして、気温がぐっと下がって日中の最高気温も25℃前後に。日が落ちてからは23~24℃前後で落ち着く過ごしやすいコンディションのなかでの競技となりました。
この日は、男子三段跳、男女400mハードル、男女200mの5種目で決勝が行われ、残念ながらこれらではサンライズレッドのユニフォームを見ることはできませんでしたが、今大会きっての注目種目ともいえる女子やり投がいよいよスタート。また、トラックでは、最終日に決勝が行われる男子5000mの予選に日本選手が出場。満杯となった国立競技場を沸かせました。

女子やり投は、ほかのフィールド種目同様にA・B2つの組に分けて行われました。予選通過記録は62m50 。3回の試技のなかで、この記録に達した段階で予選を通過。突破者の人数が少なかった場合は、全12名を上限に、両組の記録上位者が翌日行われる決勝に進出することができます。
A組は19時30分から競技が開始され、ディフェンディングチャンピオンで、昨年のパリオリンピック金メダリストの北口榛花選手(JAL)と、今回で世界選手権3大会連続出場となるパリオリンピックファイナリスト(10位)の上田百寧選手(ゼンリン)が登場しました。
A組の第1投てき者としてピットに立った北口選手は、1回目を60m31でスタート。右肘のケガで約2カ月投げられない日々から復帰途上ということもあり、少しホッとした表情でピットから離れます。「記録を上げられる手応えはあったし、2投目のほうが昔の自分の投げに近いなということは感じられた」と振り返った2回目の試技は60m38と、1回目の記録を上回りますが、大きく記録を伸ばすには至りません。やりの方向とともにスピードを加えることも意識しながら臨んだ3回目は「久しぶりに少し投げ急いでしまった」と北口選手。58m50にとどまって60m38で組8位。2組目の結果を待つこととなりました。



同じくA組に入った上田選手は、1回目は57m18で滑りだしましたが、2回目に60m49と記録を伸ばして、その時点で6番手にいた北口選手の1つ上へと浮上しました。3回目の投てきは、予選通過記録に迫るアーチを描きましたが、試技を終えたあとに勢い余って倒れた身体がスターティングラインを越えたとみなされファウル。組7位で、やはり2組目の結果を待つ形となりました。



B組が始まると、上田選手と北口選手の総合順位は少しずつ後退。2回目の試技で北口選手が、3回目の試技に入ったところ上田選手が圏外に。最終的に予選通過ラインとなった12番目の記録は60m98。上田選手はトータル13位、北口選手は同14位で決勝進出ならずという悔しい結末となりました。なお、B組には、武本紗栄選手(オリコ)が、決勝進出を果たした2022年オレゴン大会以来の出場を果たしましたが、1回目にマークした55m11が最高記録で、組15位、トータル30位という結果でした。



女子やり投予選A組の3回目の試技が始まるころに、トラックでは、男子5000m予選が行われました。この種目の予選は、昨日行われた女子と同様に2組で行われ、各組上位8着までが決勝に進むことができます。日本からは、今季著しい進境をみせてきた森凪也選手(Honda)が代表入りを果たし、第1組で世界選手権初レースに挑みました。「決勝進出を目標にしていた」という森選手は、序盤は集団の最後尾につけて「後方待機」でレースを始め、3000mを過ぎたあたりから少しずつペースを上げると、3600m付近で11番手に浮上すると、その後は8着以内でのフィニッシュが見える位置で、レースを進めていきます。しかし、残り2周を切ったところで少しずつ順位を落とすと、上位との差も徐々に広がっていき、13分29秒44・15着でのフィニッシュに。予選突破はかないませんでしたが、世界選手権における日本人最高記録(13分37秒07、佐藤悠基、2013年)を上回る健闘で、初めての世界大会を終えました。



文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォート・キシモト

【東京2025世界陸上】9月13日~21日 国立競技場開催


>>https://www.jaaf.or.jp/wch/tokyo2025/

◆期日:
2025年9月13日(土)~21日(日)
◆会場:国立競技場(東京)
◆チケット情報:https://tokyo25-lp.pia.jp/  


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