2025.08.22(金)選手

【東京2025世界陸上】日本代表選手のプロフィールを紹介!男子20km競歩吉川絢斗/初の世界大会で躍進を



9月13日(土)から21日(日)までの9日間東京2025世界陸上競技選手権大会が国立競技場で開催されます!
開幕まであと1か月!!現在日本代表に決定している23名の選手のプロフィールをご紹介していきます。

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吉川絢斗(サンベルクス)

男子20km競歩

2001年8月9日、神奈川県生まれ。中山中学校から1500mや3000m、駅伝に取り組む。中央大学附属横浜高校に進んでからは、5000mや3000m障害物、さらにはハーフマラソンも経験したが、高校1年時の2018年、日本選手権20km競歩と併催されるU20選抜競歩大会に出場する先輩の付き添いとして会場に足を運び、日本のトップ選手が繰り広げた世界水準のレースを目の当たりにして「かっこいい」と感じたことがきっかけとなり、競歩にも取り組むようになる。2年生になってすぐに行われた日本選手権50km競歩と併催される全日本競歩輪島大会の高校1・2年生男子3km競歩に出場して優勝すると、神奈川県大会、南関東地区大会の5000m競歩をともに4位で通過して、三重で開催されたインターハイに出場。翌2019年には沖縄インターハイで6位に入賞した。
2020年、コロナ禍の真っ只中というタイミングで、東京学芸大学に入学。5000mや 10000mのトラックレースに出場しながら、競歩種目も5000mから距離を延ばしていく 。2021年2月、東京オリンピック日本代表選考レースとなった日本選手権20km競歩で、初めての20kmに挑戦して1時間29分00秒で26位。翌年の日本選手権20kmでは1時間23分28秒ま で自己記録を更新して12位に躍進すると、1カ月後の日本学生選手権20kmでは1時間22分34 秒で6位に入賞。大学3年最初の大会となった日本学生個人選手権10000m競歩で40分54秒 36で3位に。9月の日本インカレ(10000m競歩)でも4位に入賞した。 2023年になると、2月の日本選手権20km競歩を8位(1時間21分43秒)でフィニッシュして 日本選手権初入賞。3月の日本学生選手権20km競歩では、自己記録をさらに塗り替えて(1 時間21分13秒)2位の成績を挙げ、同年夏に開催されるワールドユニバーシティゲームズ 日本代表の座を手に入れた。



大学4年最初のレースとなった日本学生個人選手権10000m競歩を、40分36秒18で制して全国大会初優勝。初めての国際大会となったワールドユニバーシティゲームズ(中国・成都 )は、1時間29分06秒で8位入賞を果たしたが、目標に掲げていたメダルに及ばなかった悔しさが闘志に火をつける。大学最後の日本選手権20km競歩で1時間19分29秒をマーク(7位 )して初の1時間19分台に突入すると、3月の全日本競歩能美大会では1時間19分12秒へと更新。同記録で3位となった丸尾知司(愛知製鋼)に次ぐ4位でのフィニッシュが注目を集めた。なお、この大会は、日本学生選手権も兼ねており、吉川は大学最後のレースで学生チャンピオンの栄冠も手にして卒業を迎えることとなった。



2024年度からは、パリオリンピック20km競歩代表の濱西諒も所属するサンベルクスで、社会人として競技生活を送ることになったが、その才能は1年目から開花。5000m競歩では 19分を切って7月には日本歴代9位の18分46秒16をマーク、40分を切った10000m競歩でも 、11月には38分29秒14(日本歴代9位)まで更新し、注目選手の1人として名前が認知され るようになる。 東京世界選手権代表争いとして、“ほぼ一発勝負”の様相で迎えることとなった2025年2月の日本選手権20km競歩では、日本歴代7位で、派遣設定記録(1時間18分30秒)を大きく 上回る1時間17分38秒の好タイムを叩きだして、山西利和・丸尾知司の愛知製鋼コンビに 続き3位でフィニッシュ。屈指のハイレベルが続く20km競歩での出場を決めた。



2025年シ ーズンは、世界選手権に先駆けて、5月に韓国で開催されたアジア選手権で初の“サンラ イズレッド”を身にまとい、20km競歩で銀メダルを獲得。6月には屈指のハイレベルとし て知られるWA競歩グランプリのラコルーニャ大会(スペイン)にも出場し、国際経験を積んだ。初の世界大会となる東京世界選手権で、さらなる躍進を期している。


文:児玉育美(日本陸連メディアチーム)
写真:フォート・キシモト/アフロスポーツ


【東京2025世界陸上】男子20km競歩・35km競歩 スケジュール

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◆男子20km競歩 決勝:9月20日(日)
 モーニングセッション 9時50分START


【東京2025世界陸上】9月13日~21日 国立競技場開催


◆期日:2025年9月13日(土)~21日(日)
◆会場:国立競技場(東京)
◆チケット情報:https://tokyo25-lp.pia.jp/  

▼東京2025世界陸上競技選手権大会 日本代表選手選考要項
https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202403/27_103941.pdf
▼東京2025世界陸上 参加資格有資格者一覧
https://www.jaaf.or.jp/news/article/20947/
▼東京2025世界陸上 各種目の代表選考を解説!
https://www.jaaf.or.jp/news/article/22414/

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