2025.08.14(木)選手

【東京2025世界陸上】日本代表選手のプロフィールを紹介!男子110mハードル泉谷駿介/2大会連続ファイナル進出へ



9月13日(土)から21日(日)までの9日間東京2025世界陸上競技選手権大会が国立競技場で開催されます!
開幕まであと1か月!!現在日本代表に決定している23名の選手のプロフィールをご紹介していきます。

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泉谷駿介(住友電工)

男子110mハードル日本代表

2000年1月26日、神奈川県生まれ。緑が丘中学校から陸上を始め、3年時から四種競技に取り組む。武相高校では、2年目の2016年から八種競技を始めると、同年の岡山インターハイで初の全国大会を経験。走高跳と走幅跳に出場したU18日本選手権では、ともに4位の成績で全国大会初入賞を果たす。翌2017年には山形インターハイ八種競技で当時の高校歴代6位となる5916点を叩きだして優勝し、三段跳でも3位(15m16)に入賞。また、シニア規格の110mハードルで高校歴代3位(当時)の13秒93(+0.9)をマークし、種目選択も含めて動向が注目される存在となった。
身体的な特性も踏まえ、順天堂大学の跳躍ブロックで競技を続けることになった2018年は、6月に岐阜で開催されたアジアジュニア選手権に三段跳で初の日本代表に選出され、15m47(+0.1)で銅メダル。110mJrハードルで選出された7月のU20世界選手権(フィンランド)では、U20日本歴代3位(当時)となる13秒38(+0.3)で銅メダルを獲得した。日本インカレは110mハードルで1年生優勝を達成。さらにU20日本選手権では、110mJrハードルでシニア規格を含めて日本人で初めて13秒1台に突入する13秒19(-0.6)のU20日本新記録を樹立し、三段跳との2冠を達成した。

 

大学2年の2019年には110mハードルで躍進する。5月に追い風参考(+2.9)ながら当時の日本記録(13秒36)を上回る13秒26をマークすると、日本選手権では高山駿野(ゼンリン)と競り合い、13秒36(-0.6)の日本タイ記録でフィニッシュ。同タイム着差ありで2位となり、ドーハ世界選手権の出場権を獲得した。しかし、世界選手権は直前に受傷した肉離れの回復が間に合わず、現地で出場を断念する悔しさを味わっている。
コロナ禍に見舞われた2020年を経て迎えた2021年は、日本選手権で13秒06(+1.2)の日本新記録を樹立して初優勝を果たし、東京オリンピック代表の座を手に入れた。本番では、準決勝に進んだが0.03秒の差で決勝進出はならず。社会人1年目となった翌2022年は、故障が尾を引くなか日本選手権で連覇を達成したものの、オレゴン世界選手権は再び準決勝で涙を呑む結果となった。

世界水準での躍進をみせたのは2023年シーズン。日本選手権を13秒04(-0.9)の日本新で制すると、ダイヤモンドリーグ(DL)を初めて転戦して、ローザンヌ大会で日本人男子として初優勝、ロンドン大会も2位と、世界に強烈な印象を残す。ブダペスト世界選手権では、準決勝を全体3番目となる13秒16で1着通過を果たすと、決勝では5位(13秒19、±0)でフィニッシュ。オリンピック、世界選手権を通じて史上初の快挙を達成した。9月には、この種目で日本人初となるDLファイナルに出場し、4位の好成績を残した。

 

2024年は、DL厦門大会を初戦に選び、3位でシーズンイン。パリオリンピック代表を早期に内定させ、DLを転戦する形でシーズン序盤を戦った。しかし、スピードが高まったことでハードリングに狂いが生じてコントロールに苦戦。パリオリンピックは通過ラインまで0.06秒届かず、準決勝敗退を喫した。秋シーズンは、出場権を得ていたDLファイナルには出場(6位)したが、国内ではハードルレースには出ず、100mや走幅跳に出場してシーズンを終えている。

 

しかし、この他種目への取り組みが、新たな挑戦のスタートとなった。今年3月の世界室内選手権には走幅跳で初出場し、日本歴代6位の8m21で4位入賞を果たす快挙で、東京世界選手権イヤーとなる2025年をスタートさせたのだ。当初は110mハードルと走幅跳の2種目出場を目標に掲げていたが、故障の不安を抱えていたため日本選手権は110mハードルに絞って出場。2年ぶり4回目の優勝を果たすとともに代表に内定した。4大会連続出場となる世界選手権で、前回大会に続く決勝での活躍を期している。


 

文:児玉育美(日本陸連メディアチーム)
写真:アフロスポーツ


【東京2025世界陸上】男子110mハードル スケジュール

>>全日程のタイムテーブルはこちら
◆予選:9月15日(月・祝)
 イブニングセッション20時20分~
◆準決:9月16日(火)
 イブニングセッション 20時40分~
◆決勝:9月16日(火)
 イブニングセッション 22時20分~


【東京2025世界陸上】9月13日~21日 国立競技場開催


◆期日:2025年9月13日(土)~21日(日)
◆会場:国立競技場(東京)
◆チケット情報:https://tokyo25-lp.pia.jp/  

▼東京2025世界陸上競技選手権大会 日本代表選手選考要項
https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202403/27_103941.pdf
▼東京2025世界陸上 参加資格有資格者一覧
https://www.jaaf.or.jp/news/article/20947/
▼東京2025世界陸上 各種目の代表選考を解説!
https://www.jaaf.or.jp/news/article/22414/

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