
【女子5000m】
田中希実(New Balance・兵 庫)
優勝
14:59.02=大会新記録、東京2025世界陸上日本代表内定
優勝することと(世界選手権代表に)内定することは、自分のなかでセットと捉えていた。内定したとしても優勝でないと、自分のなかで胸を張れないと思っていたので、そこがセットでちゃんと取れたということに安心している。
今日は、廣中選手(璃梨佳、JP日本郵政G)の走りを見ながら…と思っていたが、もし、そのなかで(自分に)余裕があった場合は、ラスト4周をテーマにしていこうと考えていた。廣中選手と走るなかで、ラスト4周に余裕を残せていたので、そこからしっかり(ペースを)上げることはできたと思う。
<ペースメーカーより前を走る場面もあったが、の質問に>
(一緒に走っていた)廣中選手が「さすがの走り」というか、本当に安定した走りをしていて、まるで彼女自身がペースメーカーかのような余裕を、背中で見せてくれていた。その彼女の余裕度が私に伝染してきたような面があって、ペースメーカーより前を走っているという焦りや怖さというのが拭えたのかなと思う。
明日からは1500m。(通常であれば)「5000mが終わって良かった」となってしまうところを、「まだ1500mが控えている」というところが、逆に私にとっては「強さを磨く鍵」となる。そこを頑張りたいという気持ち。明日は予選のみだが、最近、1500mも国内のレベルが上がりつつあるので、予選突破も一つの鍵になってくる。そこをまず一つ集中して臨みたい。
2025/7/4 JAAFメディアチーム
#ナンバーワンの頂上決戦