Day8:8月8日(木)
パリオリンピック陸上競技8日目の8月8日、男子4×100mリレーの予選が、モーニングセッション最終種目として行われました。この種目の予選は2組で行われ、各組上位2着までと3着以降の記録上位2チームが、8月9日に行われる決勝に進出することができます。
日本は、1走にサニブラウンアブデルハキーム選手(東レ)を起用し、2走・3走を栁田大輝選手(東洋大学)と桐生祥秀選手(日本生命)でつなぎ、アンカーを上山紘輝選手(住友電工)が務めるオーダーで、強いチームが固まってしまった感のある予選1組に臨み、シーズンベストの38秒06・4着でフィニッシュ。続いて行われた2組目は1着の中国が38秒24だったことで、全体4位での決勝進出が確定しました。
決勝は、8月9日の現地時間20時00分(日本時間10日3時00分)にスタート、日本は、3レーンに入ってメダル獲得に挑みます。
日本チーム各選手のコメントは、以下の通りです。
男子4×100mリレー 予選
日本(サニブラウンアブデルハキーム、栁田大輝、桐生祥秀、上山紘輝)
1組4着 38秒06 =今季最高記録、決勝進出1走:サニブラウンアブデルハキーム(東レ)
「ちょっと危なっかしかったかな」というのはあるが、でもしっかり決勝に行けたので…。あとは(決勝で)いいレーンをもらえることを期待するしかないなという感じ。(強いチームが)ものすごく1組目に固まっていたので、組み分けが出た時点で、「プラスは自分たちに組からかな」とわかっていた。しかし、そのなかでも着順(3着以内)では入っておきたいなという気持ちはあった。
2走:栁田大輝(東洋大学)
<決勝に向けて、どんな走り、どんな思いでぶつかるか? の問いに>
あと1本しかないので、思いきり走って終わりたいなと思う。
3走:桐生祥秀(日本生命)
<決勝に向けての思いを、の投げかけに>
仲間を信じて、しっかり出て、しっかり(バトンを)渡したいと思う。
4走:上山紘輝(住友電工)
着順で入ることができなかったので、(2組目が終わるまで)「とにかく通ってくれ」という思いで待っていた。明日の決勝では、本当にチーム一丸となって、しっかり勝負できるよう頑張りたい。
文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真:フォート・キシモト/アフロスポーツ