Day6:8月6日(火)
パリオリンピック陸上競技6日目の8月6日、モーニングセッション最終種目として、男子200mの敗者復活ラウンドが行われました。この種目は全4組で実施され、各組1着と2着以下の記録上位者2名が「復活」して、8月7日に行われる準決勝に出場できます。
日本からは、飯塚翔太選手(ミズノ)と上山紘輝選手(住友電工)が出場。準決勝進出に向けて再挑戦しましたが、飯塚選手(1組)、上山選手(2組)ともに4着でのフィニッシュとなり、敗者復活はならず。ここでレースを終えることになりました。
両選手のコメントは、以下の通りです。
男子200m 敗者復活戦ラウンド
上山紘輝(住友電工)
2組4着 20秒92(+0.6)昨日、反省した点はあったのだが、うまく生かせず、流れよく行かずに終わってしまった。昨日の夜、(予選を)走って、今日の朝(のレース)なので、短い時間での準備となったが、それは、みんな条件は一緒。そのなかで、自分のいい走りができなかったことがすごく悔しい。
オリンピックは目標にしてきた舞台。世界陸上もそうだが、この舞台で準決勝に進んで勝負することが、僕の掲げていた目標だし、そこから決勝に向けてというところもやっていかなければいけないと思っていた。レペチャージ(敗者復活)の結果も悔しいし、(そもそも)準決勝に行くことができていない。(予選、敗者復活ラウンドと)2本走ったなかで、いい点があまり見つからなかったのも、すごく悔しい結果になった。
飯塚翔太(ミズノ)
1組4着 20秒72(+1.0)とにかく自分のベストを尽くそうという思いでスタートラインに立った。自分のペースでうまく走れたのだが、周りが速かった。
<走り終えて最初に浮かんだ感情は? の問いに>
(感じたのは)悔しさ。プラン通りに走れて、でも、こうやって差をつけられてしまったので、力不足を痛感している。
<4回目のオリンピック、どう感じたか? の問いに>
今回、結果を残したかったのだが…。(オリンピックでは)毎回スタートラインに立つたびに、ありがたさと、結果を残したい気持ちがどんどん上がってくる。でも、本当にいい経験ができた。
文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真:アフロスポーツ