【男子110mH】
村竹ラシッド(JAL・東 京)
優勝
13秒07(+0.2) =参加標準記録再突破、パリオリンピック代表内定
少しホッとしている。記録はまずまずとして、ハードルのレース自体が、自分のなかではあまりよくなかった。(決勝は)両隣がスタートの速い選手だったので、前に出られることはわかっていて、その前提でレースを進めようと考えていた。加速自体はできたのだが、ハードルを最初から何台も当ててしまったこともあり、加速の伸びを欠いてしまった感がある。それさえなければ、もっといい記録が出たのではないかと思っている。
ただ、それで(13秒)0台が出たというのは、アベレージ自体は上がってきているのかなと思う。1台目、2台目、3台目と、加速につながる部分は、ハードルに当てずにスムーズに加速できるようにしていきたい。その加速感を大事にしながら、後半でギリギリを攻めて、しっかり自分の加速力を生かせるようなハードリングができたらと思う。
ここ(日本選手権)は通過点と位置づけ、パリ(オリンピック)で走るというのを前提に、今年はトレーニングを積んできたし、今までもずっと「この年は、絶対にオリンピックに出てやる」という気持ちで取り組んできた。ここまでは、しっかりと計画通りに進んでいる。
パリでは、12秒台を出して、最高のパフォーマンスをして、決勝進出とメダル獲得を目標に、レースができたらと思う。
ただし、もう一段階、レベルアップしないと、自分のなかでまだ決勝は見えてこないと思っている。残りの1カ月間で、しっかり身体を仕上げて、パリで最高のパフォーマンスができるように頑張りたい。
2024/6/30 JAAFメディアチーム
ーー
#運命をかけた決戦