【男子1500m】
飯澤千翔(住友電工・兵 庫)
優勝
3分37秒08 =大会新記録
優勝は素直に嬉しい。昨日(転倒する)アクシデントもあったので、嬉しい気持ちでいっぱいである。
「決勝に出るからには、転倒の影響なんて関係ない、言い訳にならない」と思っていた。実際には、昨日よりも状態は良くて、ノリノリで(笑)、「今日は絶対に行けるな」という自信があった。本当にその結果が出て良かった。
ラスト300mでSUBARUの森田(佳祐)さんが仕掛けたと思うが、冷静に落ち着いて、いつも通り自分の力を出しきれば勝てると思っていた。しっかり力を出しきれて優勝できたので良かった。
去年、ケガがあったということもあり、今年も含めて2日連続のレースは経験していないので、そういった部分で多少の不安はあったが、自分の力を出しきれれば今シーズンは好調だったので、「いつも通りの走りをしよう」と思って…(臨んだ)。そうしたら自然と不安もなくなって、ノリノリで走れた。
1500mは日本選手権で優勝しても、オリンピックや世界陸上に届かない。そういう意味で、あくまで通過点にしなければいけないのかなと思っている。もちろん優勝することも大事だが、この先、日本記録(3分35秒42、2021年)更新や東京の世界陸上の参加標準記録を出すことが、僕のなかでは一番大事だと思っているので、そこに向けてやっていきたい。
2024/6/28 JAAFメディアチーム
ーー
#運命をかけた決戦