5月3日(金・祝)静岡・エコパスタジアムにおいて、パリ2024オリンピック代表選考競技会として第108回日本陸上競技選手権大会・10000m(以下、日本選手権10000m)を開催いたしました。
今回は日本選手権10000mを支えた、ボランティアの中から、入場ゲート管理を担当した渡抜貴史さんに活動についてインタビューしました!
渡抜さんは、アスレティックファミリーの「する」「みる」「支える」すべてに属しており、「支える人」として、ボランティアだけではなく、審判員の資格も持ち、東京陸上競技協会の審判業務にも携わっています。また「する人(市民ランナー)」としてランニングも楽しみ、さらに、「見る人(ファン)」としても、陸上競技を楽しんでいます。
ーー今回は、どのようなボランティア業務を担当しましたか?
入場ゲートでチケットの券面を確認する業務をおこないました。お客様に紙チケットを見せてもらって本券から半券を切り離して回収していく、いわゆる「もぎり」の仕事です。ーー活動に参加してみていかがでしたか。
あっという間に終わってしまったという印象です。活動開始の1時間半前に前の大会(静岡国際陸上)が終了して、いったん会場の外に出られた方がそのまま入場ゲート前に多く並んでいました。はじめての「もぎり」の仕事ということもあり、開場前からスタジアムのまわりを囲むようにできた長い行列に多少不安がありました。「夕日がまぶしいね」など、一緒に活動するボランティアメンバーたちと話していましたが、18時の入場開始とともに押し寄せるお客様のチケットから半券を必死に切り取っているうちに気がつけばすっかり夜でした。時間の早さに驚きました。ボランティアは当日はじめて顔をあわせたメンバーでしたが、話を聞くと陸上好きの方ばかり。「推し」の選手が出場しているという方もいて、みなさん開始前から試合を心待ちにしているようでした。ふだん私は審判役員として陸上競技会に携わることが多いのですが、試合開始前の「ワクワク感」をこれほどまでメンバーで共有したことはなかったです。
ーーもし来年も日本選手権10000mのボランティアがあったらやってみたいですか。
ぜひやってみたいです。審判役員としては長距離種目にかかわらない部署なので昨年12月の日本選手権・10000mは観客として観戦しました。客席で観戦するだけなら、試合の「ワクワク感」を共有できるみなさんとボランティア活動をしたいなと思います。ーーその他ボランティア活動に関する感想やコメントがありましたら、教えてください。
2025年、私の住む東京で世界選手権が開催されます。過去の大会の映像を見ると、競技場やロードレース会場で国際審判員とは別の色のポロシャツを着たボランティアを多く目にすることができます。一度に複数の種目を同時におこなう陸上競技会には多くの人が必要です。観客としてだけではなく、私もなにかしら大会に携わることができればと考えています。◆ボランティア情報ページ
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