日本陸上競技連盟公式サイト

こんにちは！日本陸連SDGsプロジェクトチームです。
私たち日本陸上競技連盟（JAAF、以下「本連盟」。）は、陸上を通じた社会貢献を目指して、2022年7月1日（金）から JAAF×SDGs プロジェクト『#LETSTHINK_（レッツシンク）』をスタートしました。
※「#LETSTHINK_」はオリジナルのハッシュタグとするために最後にアンダーバーを付けています。

全国のアスレティックファミリーの皆さまからも、社会・地域の課題解決のための「陸上」を通じた取り組みを募集し、BEST THINK賞に選定させていただいた取り組みは、12月15日（木）に開催した「日本陸連アスレティックス・アワード」で表彰を行いましたが、私たち自身も、「誰一人取り残さない」「持続可能な」社会のために何ができるだろうと考え、取り組んだことがありますのでご報告いたします。

3Rのバトンプロジェクトを実施

#LETSTHINK_の本連盟の取組みとして、10月1日（土）・2日（日）に国立競技場で開催した「みんなでつなごうリレーフェスティバル2022」（以下、リレフェス。）の中で、「3R（スリーアール）のバトンプロジェクト」を実施しました。

3Rとは、【Reduce（リデュース）ごみを削減する】・【Reuse（リユース）再使用する】・【Recycle（リサイクル）資源化】を意味し、本企画では、リレフェスに参加いただいた方やご観戦にいらした皆さまから、まだ使えるけど自分では着用しなくなったスポーツウェアやスニーカーを回収し、3つのルートで次の未来につなげることで、衣類ロスと廃棄物の焼却に伴うCO2排出量の削減に取り組みました。

3つのルートで次の未来へ

今回のリレフェスに設置した3Rのバトンプロジェクトブースでは、処分されてしまう可能性のあったスポーツウェア88枚とシューズ20足を回収。回収することで、まずはごみの削減（＝Reduce/リデュース）に取り組みました。そしてここから次のステップ。回収したウェアとシューズは、以下の3つのルートで次の未来につなぎました。

①リレフェスの参加者やご観戦にいらした方へ（＝Reuse/リユース）
まだ使えるなら引き継いで大切に使いたい！そんな素敵な思いを持ったリレフェス参加者やご観戦にいらした方のもとへ、回収したウェアとシューズのうち、スポーツウェア76枚、シューズ10足が、旅立ちました。


➁物資を必要としている世界の人へ（＝Reuse/リユース）
回収したシューズのうち、10足をNPO法人ワールドギフトへ送りました。これらのシューズは、物資を必要としている世界中の施設・団体に届けられます。


➂GREEN BAG PROJECTへ（＝Recycle/リサイクル）
回収したウェアのうち、12枚をアシックスジャパン㈱に送りました。これらのウェアは、アシックスジャパン㈱が作製している100%リサイクル素材のエコバッグ（GREEN BAG）（※）の一部に生まれ変わります。
※GREEN BAGは、アシックス直営店とアシックスウォーキングの全店（一部アウトレット店舗除く）で販売されており、その収益金の一部は、子どもの健全な育成を目的とした「ONE FUTURE PROJECT」の活動に活用されています。


今回初めて実施した3Rのバトンプロジェクト。
実施前、特に①のリレフェスに参加いただいた方やご観戦にいらした方へつないでいくルートについて、ウェアやシューズのバトンは本当につながるのだろうか･･･と不安な気持ちもありました。しかし、当日を迎えてみると、たくさんの方にブースに足をお運びいただき、ウェアやシューズのバトンを引き継いでくださる方がいて、ごみを削減することができたことはもちろん、アスレティックファミリー同士がつながっていくようで、とてもうれしく感じました。
ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました！

【3R（スリーアール）のバトンプロジェクト】
■実施日時：2022年10月1日（土）・2日（日）9：30～17：30（リレフェス内）
■実施場所：国立競技場 1階コンコース（Dゲート付近）
■回収したもの：スポーツウェア（上下）、運動靴、スパイク
■協力：アシックスジャパン株式会社

※本取り組みは、SDGs（持続可能な開発目標）の２つの目標の達成に向けて実施しました。
 

■JAAF×SDGsプロジェクト 『#LETSTHINK_』 特設ページ

https://www.jaaf.or.jp/sdgs/