2022.06.09(木)選手

【記録と数字で楽しむ第106回日本選手権】男子走幅跳:2011年以降の日本選手権8m超えは橋岡だけ。世界選手権参加標準記録突破のためにも8mオーバーの戦いに期待

6月9日~12日に大阪・ヤンマースタジアム長居で行われる「第106回日本選手権」の見どころや楽しみ方を『記録と数字』の視点から紹介する。

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・第106回日本選手権 エントリーリスト

https://www.jaaf.or.jp/files/competition/document/1652-4.pdf

・第106回日本選手権 TV&ライブ配信情報
https://www.jaaf.or.jp/jch/106/tv-live/

・オレゴン 2022 世界選手権 トラック&フィールド種目日本代表選手選考要項

https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202112/16_191504.pdf





【男子走幅跳】

・決勝/6月12日(日)15:30


2011年以降の日本選手権8m超えは橋岡だけ。世界選手権参加標準記録突破のためにも8mオーバーの戦いに期待

主な記録一覧(2022年5月31日現在)

・世界記録8m95
・アジア記録8m48
・日本記録8m40
・U20日本記録8m12
・学生記録8m32
・大会記録8m36
・今季世界最高8m45
・今季アジア最高8m36
・今季日本最高8m14
・22オレゴン世界選手権参加標準記録8m22
オレゴン世界選手権参加標準記録は8m22。橋岡優輝(富士通)は、昨年6月27日に行われた日本選手権で8m36(=大会新)をジャンプしたが、記録有効期間が6月28日からであり、1日足らず標準突破には至っていない(有効期間は当初6月27日からだったが、日本選手権直前に世界陸連が6月28日からに変更した)。

現時点で、突破者はゼロ。ただし、橋岡を始め、日本記録保持者の城山正太郎(ゼンリン)、自己記録8m23の津波響樹(大塚製薬)が参加標準記録を上回る自己記録を持っており、複数名が突破してくるチャンスはある。今季日本最高を出している山川夏輝(佐賀スポ協)もあと8cm。フィールド種目の中では、オレゴンに近い選手が最も多い注目種目である。

ちなみに、今季世界最高はスイスのデカスリート・S.エハマーが十種競技中に出したもので、十種競技内の世界最高。単独種目選手も負けていられない状況で、世界のロングジャンパーの意地を見せてほしい。


過去10年の優勝者(所属は当時のもの)

記録選手所属優勝回数
2012年7m78(-1.1)荒川大輔NOBY3回目
2013年7m76(+0.1)大岩雄飛モンテローザ
2014年7m94(+0.6)嶺村鴻汰筑波大
2015年7m88(-0.1)菅井洋平ミズノ4回目
2016年7m93(-0.1)嶺村鴻汰モンテローザ2回目
2017年8m05(+1.4)橋岡優輝日本大
2018年8m09(+1.2)橋岡優輝日本大2回目
2019年7m98(-1.1)橋岡優輝日本大3回目
2020年7m99(-0.1)津波響樹大塚製薬
2021年8m36(+0.6)橋岡優輝富士通4回目
これまで4度の優勝を果たしている橋岡。今大会で優勝回数を5回に伸ばすことができれば、臼井淳一(8回)、南部忠平(6回)に次いで、単独の3番目に上がる。さらに、100mHで2回、三段跳で3回優勝経験のある母の直美さん(旧姓・城島)の優勝回数にも並ぶことができる。ただし、父・利行さんは棒高跳で5連覇と2連覇を合わせ7回の優勝をしているので父にはまだ及ばない。とは言えまだ23歳。今後、父や伝説のジャンパーに追いつき、追い抜く可能性は十分にある。


資格記録順(資格記録有効期間2021年1月1日~2022年5月22日)

資格記録選手所属自己記録
8m36橋岡優輝富士通8m36
8m14山川夏輝佐賀スポ協8m14
8m14吉田弘道神崎陸協8m14
8m05伊藤陸近畿大工業高専8m05
7m97手平裕士阿部商事7m97
7m92安立雄斗福岡大7m92
7m91津波響樹大塚製薬8m23
7m90城山正太郎ゼンリン8m40
7m87小田大樹ヤマダホールディングス8m04
昨年の日本選手権の優勝記録である橋岡の8m36は、2021年世界リスト7位で2021年アジア最高。2021年のトラック&フィールド種目の中では、110mHの泉谷駿介(世界5位)に次ぐ、世界リスト順位日本人2番目で、フィールド種目の中では最高順位。2021年は8m36を含め、8m以上の試合が5度。記録の水準がさらにワンランクアップした一年だったと言えるだろう。

昨年の兵庫県選手権で、それまでの自己記録7m88から一気に8m14まで伸ばし、8mジャンパーに仲間入りした吉田。この時は追風参考でも8m23(+3.1)を跳んでいる。今季はまだ8mは超えていないが、自身3番目の7m99を跳ぶなど好調を維持。

ちなみに高校生の弟・正道(姫路商高3)も今季高校最高となる7m70を跳んでおり、兄弟で日本No.1と高校生No.1達成という可能性を秘めている。偉業達成のためには、まずは兄が優勝を遂げる必要がある。

三段跳の伊藤は、昨年の日本インカレで自身初の8m超えとなる8m05(+1.5)をジャンプ。三段跳の自己記録17m00と合わせて、日本人初の8m&17mジャンパーとなった。


2022年記録順(2022年5月31日現在)

記録選手所属
8m14山川夏輝佐賀スポ協
8m07橋岡優輝富士通
7m99吉田弘道神崎陸協
7m90津波響樹大塚製薬
7m80有村拓巳福岡大
今季日本リストトップは、5月8日のセイコーGGPで8m14(+0.4)の自己新、日本歴代8位タイを出した山川。それまでの自己記録8m06を5年ぶりに更新した。橋岡は自身今季初戦の日大記録会で出した8m07が最高。日大OBの2人がワン・ツー。


資格記録上位選手の日本選手権走幅跳入賞歴

選手‘14‘15‘16‘17‘18‘19‘20‘21
橋岡優輝  8111 1
山川夏輝   343  
吉田弘道       7
伊藤陸      38
手平裕士5 3  24 
津波響樹    6 12
城山正太郎8 2 2 73
鳥海勇斗       6
小田大樹 3  3 24
橋岡が勝てば2年連続5回目、津波が勝てば2年ぶり2回目、その他の選手が勝てば初優勝となる。日本記録保持者の城山は2位が2回あるが、優勝に未だ届いていないのはやや意外な印象。城山と同じく2014年に初入賞を果たしている手平とともに、悲願の優勝を手に入れたいところだろう。3位以内2回の山川、3位以内3回の小田の日大OBコンビは安定感抜群。橋岡を含め、日大OBワン・ツー・スリーの可能性も十分にあり得る。


日本選手権決勝における「順位別最高記録」

※「w」は追風参考記録
順位記録
1位8m362021年
2位8m061988年
3位8m011994年
4位7m922018年
5位7m852021年
6位7m812021年
7位7m78w2008年
8位7m70w1999年
8位7m702021年
過去、2人以上が8mを跳んだ大会は1988年(柴田博之8m06w、臼井淳一8m06)、1991年(下仁8m10、T.ボグダン8m04w)、1994年(朝原宣治8m06、志田哲也8m03w、森長正樹8m01)、1999年(稲富一成8m05w、田川茂8m02w)、2009年(荒川大輔8m00、菅井洋平8m00)と5回あるが、3人以上が公認記録で8m超えを果たした年はない。史上初となる3人以上の公認8m超えや順位別最高記録の更新ラッシュを期待したい。


日本選手権における8m以上の記録

※「w」は追風参考記録
順位記録選手
1987年1位8m072臼井淳一
1988年1位8m06w2.6柴田博之
1988年2位8m060.6臼井淳一
1991年1位8m100下仁
1991年2位8m04w2.2T・ボグダン
1992年1位8m00w2.5森長正樹
1994年1位8m060.8朝原宣治
1994年2位8m03w2.4志田哲也
1994年3位8m011.5森長正樹
1997年1位8m100.9朝原宣治
1999年1位8m05w3.5稲富一成
1999年2位8m02w3田川茂
2001年1位8m031.7渡辺大輔
2004年1位8m201.8寺野伸一
2008年1位8m13w3菅井洋平
2009年1位8m001.5荒川大輔
2009年2位8m000.6菅井洋平
2010年1位8m101.8菅井洋平
2017年1位8m051.4橋岡優輝
2018年1位8m091.2橋岡優輝
2021年1位8m360.6橋岡優輝
日本選手権において、8mを初めて超えたのは、1987年の臼井。それから35年間で追風参考も含め、14人で延べ21人が8m超えを果たしている。回数では、菅井と橋岡の3大会がトップ。菅井はその内2008年が追風参考記録のため、公認記録に限れば、橋岡が単独トップとなる。2011年以降、8m超えは橋岡のみ。新たな8m超え選手の誕生が持ち焦がれる。


JAAFメディアチーム
写真提供:フォート・キシモト



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【初めての観戦でも大丈夫!走幅跳のルール】



走幅跳と三段跳の決勝では、すべての選手は3回の試技ができ、さらに上位8名はもう3回の試技が許されます。最も遠くまで跳んだ選手が優勝ですが、もし同記録だった場合には、2番目に良い記録、3番目、4番目というように比較して上位者を決めます。 記録は砂場に残された痕跡の踏切板に最も近い場所から踏切板までの距離が測られますが、踏切板を踏み越した場合には赤旗が上がります。選手は砂場を逆に戻ってはならず、審判員は踏み切りだけでなく砂場を出る動作まで確認して白旗を挙げます。 選手の跳躍順番は4回目以降、変更になります。最終跳躍者は、3回目までに最もよい記録の選手です。


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■第106回日本陸上競技選手権大会 特設サイト
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■オレゴン2022世界選手権 日本代表選手選考要項
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