【日本選手権 男子走高跳】
戸邉直人(JAL)優勝
2m24 =大会新記録
状態はよかったので、記録も狙っていきたいなと思っていた。この室内(会場)は、床が、外(屋外の走路)とすごく違っていて、少したわむので踏み切りのタイミングをとるのが難しい。序盤は、うまくとれていたのだが、(試技が進んで)高さが出てきて跳ぼうと思ったときに、タイミングがずれてしまった。記録という意味ではちょっと残念な結果だったなと思うが、でも、まずは勝つことができてよかった。
今日、優勝争いをした真野友博選手(九電工)は、2m30を跳んでいるし、今、勢いのある選手。僕も2m30を越えているという意味では、世界のなかで見ても、レベルの高い試合が一緒にできるのかなと思っている。これからオリンピックに向けて切磋琢磨してやっていきたい。
昨年、(コロナ禍で)春先に緊急事態宣言が出てから、しばらくちゃんとした練習ができなかったということで、この冬は、そこから戻すための期間という感じで、じっくりと基礎的な部分からつくりなおしてきた。ウエイトトレーニングのような基礎的なトレーニングから始めて、今は技術(練習)のほうにシフトしていく途中という状況である。今日、記録を出せなかったことは残念だったが、ほかの選手と比較したときに、状態は決して悪くない。屋外シーズンで記録を出せるように、これからしっかり練習を積んでいきたい。
2021/03/18 JAAFメディアチーム
■第104回日本陸上競技選手権大会・室内競技
開催日:2021年3月17日(水)~18日(木)会場:大阪・大阪城ホール
▼第104回日本陸上競技選手権大会・室内競技/2021日本室内陸上競技大阪大会 大会ページはこちら
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