男子200m 20秒75(-0.5)
飯塚翔太(ミズノ・静岡)
2年ぶりの優勝。嬉しい。今日は、小池くん(祐貴、住友電工)がコーナー抜けのところで来るんだろうなというふうな意識はしていたが、予想通りコーナー抜けで、「ガツッ!」と来たので、最後で抜かせるようなレースプランで走った。展開はほぼイメージ通り。でも、タイムが良くないので、もうちょっと上げないといけないとは思うが、でも、優勝できたのでよかった。
勝負は、最後までわからないかなと思っていた。しかし、しっかり前半でスピードに乗せないと勝てないとも思っていたので、しっかり思いきって(前半から)出た。(100m・200mに出た大会の)最後を、優勝で終われたので良かったと思う。走る前は疲労がけっこう来ていた。「もうあと1本だから」という気持ちで臨んだのだが、終わってみたら、(勝ったことの気持ちよさで)その疲労が抜けたような、すっきりとした気持ちになった。
今シーズンは、いろいろな状況で…(コロナ禍で)練習ができないところから始まって、やっと試合が始まって、今回はお客さんがいるなかでの試合ができて…。改めてお客さんがいるなかでの試合が、こんなに楽しいものなんだということを認識した。来年以降、もっとお客さんが入れるような状況になればいいなと思う。
今シーズンのレースは、これで終わりの予定。今回、日本選手権は両種目(100m・200m)を走りきれたので、それをプラスとして、そのなかで課題もたくさん見つかったので、練習に繋げていく。
来季は引き続き(100mと200mの)両方にチャレンジしながら、もう1回優勝できるようにやっていきたい。まずは今回の優勝を、自信に繋げて、そして、まだまだ課題がたくさんあるので、しっかり課題をクリアしながら、もう1回勝てるようにというモチベーションで頑張りたい。来年は、サニブラウン選手(サニブラウン・アブデルハキーム)も出てくる。彼とも200mはしばらく一緒にいないので、戦うのが楽しみである。
2020/10/03 JAAFメディアチーム
■第104回日本陸上競技選手権大会
開催日:2020年10月1日(木)~10月3日(土)会場:デンカビッグスワンスタジアム
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