女子100mH 13秒02(-0.1) =大会タイ記録
青木益未(七十七銀行・宮城)
すごく緊張していたので、しっかりといいレースができて、自己ベストで勝てて、本当に嬉しい。ここまで記録が出るとは思っていなかった。これもトレーニングに取り組んでいる金子(公宏)先生と高山(峻野、男子110mH日本記録保持者)のおかげで、一緒にやっていなければ、絶対にこんな走りはできていなかった。本当に「感謝、感謝の感謝」という気持ちでいる。決勝は、寺田(明日香)さんもいたので、本当に完璧なレース…スタートから差をつけるくらいで行かないといけないと思っていた。寺田さんのことは気にはなったけれど、気にしすぎて練習でやってきたことができないと、意味がないと考え、気にせずに走ろうと思って臨んでいた。
スタートが決まって、そのまま気にせずに、自分のレースだけ見て走ることができた。12秒9の後半か13秒0台で優勝が決まると思っていたので、その通りのタイムが出てよかった。
昨日は(宿舎へ)帰ってから、寺田さんの準決勝のレース(動画)を見て、そのあと自分のレースを見て、どこが寺田さんに劣っているか、そこをどう走れば勝てるかを考えて、試合で競り合うイメージをしながら心の準備をして過ごした。出遅れたとしても落ち着いて走ろうと思ってはいたが、スタートはしっかりと決めて、自分の流れに持っていきたいと思っていたので、(うまくスタートができて)「あ、決まった」と思ったあとは、焦らずに、しっかり間(インターバル)を走ることを心がけた。
どの大会も日本選手権と同じくらいの緊張感を持って、タイムを狙って走らないと、次の舞台というのは遠くなってしまう。今季は、このあと1試合あるが、そこでもしっかり今日みたいな走りができるよう頑張りたい。
2020/10/03 JAAFメディアチーム
■第104回日本陸上競技選手権大会
開催日:2020年10月1日(木)~10月3日(土)会場:デンカビッグスワンスタジアム
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