▶【ライブ配信やります】9月26日(土)、27日(日)第104回日本陸上競技選手権大会・混成競技
4.知っておくと面白い!! ~記録と得点について~
混成競技では各種目の記録が、定められた計算式に基づき作られた得点表によって得点に換算され、その合計得点を競う競技である。ちなみに混成競技では風力による得点の増減はない。なお、各競技の記録がどう得点に換算されるかについては、参考資料として表1及び表2に示す。
表1.男子十種競技における各種目の得点換算例
600点 | 700点 | 800点 | 900点 | 日本記録 (右代啓祐) | 世界記録 (Kevin MAYER) | |
---|---|---|---|---|---|---|
100m | 12.26(601点) | 11.75(701点) | 11.27(801点) | 10.82(901点) | 11.24(808点) | 10.55(963点) |
走幅跳 | 6m06 | 6m51 | 6m95(802点) | 7m36 | 7m15(850点) | 7m80(1010点) |
砲丸投 | 11m89 | 13m53 | 15m16 | 16m79 | 15m19(801点) | 16m00(851点) |
走高跳 | 1m77(602点) | 1m89(705点) | 2m00(803点) | 2m11(906点) | 2m03(831点) | 2m05(850点) |
400m | 54.98 | 52.58 | 50.32 | 48.19 | 49.66(830点) | 48.42(889点) |
110mH | 17.23 | 16.29 | 15.41(801点) | 14.59 | 14.90(862点) | 13.75(1007点) |
円盤投 | 36m79 | 41m72 | 46m59 | 51m40 | 50m17(874点) | 50m54(882点) |
棒高跳 | 3m94(601点) | 4m30(702点) | 4m64(802点) | 4m97(901点) | 4m80(849点) | 5m45(1051点) |
やり投 | 50m74 | 57m45 | 64m09 | 70m67 | 69m11(876点) | 71m90(918点) |
1500m | 4:53.20 | 4:36.96 | 4:21.77 | 4:07.42 | 4:32.62(727点) | 4:36.11(705点) |
合計 | 6000点 | 7000点 | 8000点 | 9000点 | 8308点 | 9126点 |
表2.女子七種競技における各種目の得点換算例
700点 | 800点 | 900点 | 1000点 | 日本記録 (中田有紀) | 世界記録 (Jackie JOYNER-KERSEE) | |
---|---|---|---|---|---|---|
100mH | 16.12 | 15.32 | 14.56(901点) | 13.85 | 13.97(983点) | 12.69(1172点) |
走高跳 | 1m57(701点) | 1m66(806点) | 1m74(903点) | 1m82(1003点) | 1m75(916点) | 1m86(1054点) |
砲丸投 | 12m58 | 14m09 | 15m58 | 17m07 | 11m74(644点) | 15m80(915点) |
200m | 27.14 | 25.97 | 24.86 | 23.80 | 25.02(885点) | 22.56(1123点) |
走幅跳 | 5m50 | 5m84(801点) | 6m17(902点) | 6m48(1001点) | 6m41(978点) | 7m27(1264点) |
やり投 | 41m68 | 46m87 | 52m04 | 57m18 | 43m14(728点) | 45m66(776点) |
800m | 2:29.47 | 2:21.77 | 2:14.52 | 2:07.63 | 2:19.67(828点) | 2:08.51(987点) |
合計 | 4900点 | 5600点 | 6300点 | 7000点 | 5962点 | 7291点 |
好記録を狙うためには
混成競技は、得点をどれだけ獲得できるかがカギとなる。当然、タイムの種目では一瞬の気の緩みも許されず、また試技数が決まっている種目についてはファールも出来る限り避けたいところである。また、バー種目については、開始の高さやバーの上げ幅などは、自分のコンディションと向き合いながら決めていく必要がある。判断を誤れば、得点を取りこぼし順位や記録に影響することは言うまでもない。なお、天候による得点の増減などの考慮は残念ながらされない。以上のように、様々な条件が整う必要があるという難しさは他の競技以上にあると言える。是非とも、好記録を出している選手には、健闘を称えて欲しい。
写真提供:月刊陸上競技
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■第104回日本陸上競技選手権大会・混成競技 大会ページ
https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1533/
■難しすぎる陸上クイズ‐混成競技編‐
https://quiz-maker.site/quiz/play/otwb0K20200511230607
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