『第14回 2020東京五輪イヤーを迎えて(1)』から
──では、東京五輪に向けて具体的な話に入りたいと思います。ドーハ世界選手権の結果を踏まえて、現段階ではどのようなロードマップを描いているのでしょうか。
麻場 ドーハ世界選手権はメダル3、入賞5と数値的には一定の成果を得られました。金2を含めてのメダル3ですが、先ほども申し上げましたように、メダルはそう簡単に取れるものではないのでやはり限られてきます。そのメダルを目指す〝3本柱〟は、メダルに向かうプロセスを経ていく必要があります。男子の4×100mリレー、20kmと50kmの競歩ですね。もう一つ、入賞するアスリートをいかに増やせるかがここからの課題です。ドーハ世界選手権でも「惜しい」という域にとどまったアスリートが何名かいました。そういう選手が決勝の舞台に行けるプロセスを、これからバックアップしていくことが大事になってきます。
さらに、せっかく東京でオリンピックが開かれるわけですから、1人でも多くその舞台に選手を送り込めたらいいなと思っています。そのためにはワールドランキング制度をしっかり注視しながら戦略を練ることが重要です。室内大会からスタートして、春先の競技会でしっかりとしたパフォーマンスが出るような取り組みをしていければと考えています。
──2月12日~13日に中国・杭州でアジア室内選手権、3月13日~ 15日にはやはり中国の南京で世界室内選手権が行われます。
麻場 世界室内は参加標準記録があるので限られた選手しか出られませんが、アジア室内は1国2名の枠がありますので、ワールドランキングで出場を可能にできそうな選手を中心に派遣したいと思っています。例年に比べたら倍以上の人数になりますかね。
尾縣 1試合1試合、きちんとポイントを稼ぐことが大事だと思うんですね。そのため、強化はそういうステージをしっかり準備していって、選手たちはそれを生かしていくことになると思います。環境を整えることに対して、強化スタッフも事務局も努力を惜しまず取り組んでいきます。
── 室内大会に出てポイントを稼がないといけない選手たちは、結構早い段階から仕上げる必要がありますね。
澤野 そうです。だからこそ今、寒い日本ではなく暖かいところに出て行って、どんどん仕上げていくというスケジュールを組んでいる選手が多いです。
──しかし、ドーハ世界選手権が秋の開催で、長いシーズンでした。それで今度は早めに、となると、難しい面はありませんか。
澤野 難しさはあると思いますけど、たぶんそれが世界のスタンダードなのです。室内大会とアウトドアの2シーズン制。やっと世界のスタンダードになってきたんだな、という気はします。もちろん室内大会をまったく見ていない選手もいると思いますけど、ポイントを稼いでオリンピックへの可能性を広げるために室内からやるのは、一つの戦略だと思いますね。
──澤野選手自身はどう臨みますか。
澤野 私は授業もあってなかなか長期合宿というのが難しいので、できる限り国立スポーツ科学センターの室内実験場などを借りて、暖かい場所でどういうトレーニングができるかですね。ケガのリスクをなるべく避けて、身体をある程度追い込む。それをいろいろ考えながら、毎年やっています。
──マラソン・競歩のロード種目は札幌での開催になりましたが、今後の対策に変更はありますか。
尾縣 東京でのコースを念頭にここまで準備してきて、急な開催地変更は残念なことではありました。しかし、すでに選ばれた選手はどこでも戦える選手たちですし、女子マラソンの2人は北海道マラソンを走って成果を残しています。大きな心配はしていません。ただ、フラットで東京より若干涼しくて、周回ということで、東京で行うよりはスピード型になる。その観点で最後の調整に臨む必要があるのかなと思います。マラソンに関しては、瀬古(利彦)リーダーと河野(匡)ディレクターを中心に考えてくれていますから、私から何か言うことはありません。
麻場 アスリートは逆算してスケジュールを立てますので、正式に決まったところでスケジューリングに入っていると思います。強化としても、その中で戦略プランを練り直すことがあれば全体で集まって練り直す。日本のマラソン界はノウハウがありますので、みなさんの英知を集めて向かっていきたいと思います。競歩に関しても、ここまでの実績があります。
尾縣 マラソンは男女それぞれ1名の枠が残っていますね。あの高い設定記録を破って出てくる選手は、札幌移転に伴ってスピードレースになるかもしれないという考えと合致するものなので、ぜひMGCファイナルチャレンジから1人出てもらいたいという気持ちは強いです。
澤野 MGCで優勝した男子の中村匠吾選手は富士通の後輩で、ちょうど一回り下の同じ干支、同じ誕生日なんですよ。東京から札幌に移ろうが、選手は与えられた環境で戦うしかないですし、戦えるだけの選手がMGCで勝ち残ったと思っていますので、どこでレースが行われようが必ず活躍してくれると私は信じています。
──澤野選手は、JOC(日本オリンピック委員会)のアスリート委員会委員長でもありますからね。
──東京五輪の舞台となる国立競技場が12月に完成し、お披露目もされました。
澤野 感慨深いですね。1964年の東京五輪の舞台になった旧国立競技場が取り壊される前、最後に行われた陸上競技大会が2015年のゴールデングランプリでしたよね。実はあの時、最後まで競技をやっていたのが私なんです。棒高跳が長引いて最後の種目になって、優勝したのが私でした。新しい国立競技場でもぜひ跳びたいと思いますね。
国立競技場は選手にとって特別な場所で、あのピットに立てる喜びは大きかったです。中学生の時、初めて国立で試合をしたんですけど、芝生を手で触って感動したのを覚えています。
尾縣 私は中学3年の全日本中学校選手権が最初の国立でした。第1回の全中ですね。100mハードルで優勝したんです。「位置について」と言われてスタートに着いたら手が震えて、フライングをとられました。試合前に聖火台のほうまでグルッとスタンドを回って、「すごく大きいな」と驚きました。
麻場 私は大学生になってからですね。400mが専門で、身体が小さいから風の影響を受けやすいんですけど、国立はすり鉢状で風が当たりにくいので、一番好きな競技場でした。先日、真新しいトラックに入らせていただく機会があったのですが、硬くて、ものすごく高速ですね。
──5月に行われるテストイベント(5日~6日)とゴールデングランプリ(10日)の2大会が、国立競技場でのオリンピックのリハーサルに位置づけられますね。
麻場 やはりポイントを稼ぐ重要な大会になろうかと思いますので、そこを目指すアスリートがきちんと力を発揮できるような環境を作ることが第一です。あとは選手それぞれに国立の感触をしっかりつかんでもらって、コンディショニングの指針にしてもらえればいいと思います。
──実施される種目はまだ発表されていませんが、その2つの大会で全種目をやる方向ですか。
麻場 その前後に日本のグランプリ大会がありますから、兼ね合いも考えながら、オリンピック強化コーチが種目の配置をやり繰りしています。2つの大会以外にも何かの機会に合わせて、1時間でもいいからトラックの上に乗ることができればいいなと、JOCを始め関係各所にお願いしているところです。せめてサブトラックでも、と思っています。
澤野 選手の立場からすれば、ぜひお願いしたいところです。
──東京五輪は日本陸上界に何をもたらしてくれるでしょうか。
尾縣 それは夢と希望だと思いますね。前回の東京五輪の時は5歳で、まったく記憶にありません。ただ、その後、男子マラソンの円谷(幸吉)選手と英国のヒートリー選手のトラックでのデッドヒートなど、写真や映像で何度も見て、いつしか自分がその場にいたような記憶にすり替わっています。本当にオリンピックの力はすごいです。
若い子たちが同じような体験をしてくれれば、「オリンピックに出たい」という感情を抱いてくれると思うんです。それが、2020年以降のすべてのスポーツ競技の勢いにつながるべきだと考えています。オリンピックがいかに印象深い祭典になるか、ものすごく大事です。
澤野 私も子供の頃からオリンピック出場を夢や目標に描いていました。今まで3大会に出場しましたけど、やっぱり自国で行われるオリンピックは別格だと思っていて、そこにまず挑戦できることが幸せですし、出場することが私の競技人生の集大成になってくると思います。アスリートがオリンピックで活躍すればするほどその競技が注目され、やりたいと思う子供たちが増えて、観たいというファンも増える。そうやって陸上競技に還元できると思うんですね。
大阪世界選手権は「失敗した」という思いがすごく強くて、本来であればあそこでもう一段階上に行きたかった。それができなかったというところで、東京五輪は今の現役選手で結果を出して、「JAAF VISION 2017」で掲げているような国際競技力をつけた選手たちをどんどん輩出していく。そこから陸上競技に目を向ける子供たちが1人でも増えていくことを望んでいます。ラグビーのワールドカップのようなムーブメントを、東京五輪をきっかけに起こせればいいですね。
──2007年の大阪世界選手権の経験は、後輩たちに伝えていますか。
澤野 私の授業に出ている学生には伝えています。「地の利」が逆に選手にとってネガティブな方向に働くこともゼロではないと思っていて、だからこそ経験している我々がそういったことの対策を若い選手たちにどんどん伝えていきたい。「負」の面をつぶしていくことによって、本当に東京で行われることが我々日本人選手の「利」になってくるのかなと思っています。
麻場 強化としては、みんなの夢や希望、目標を叶えられるようなプロセスを踏んでいきたい。結果はその延長線上にあると思っています。みんながやり甲斐を感じて、今風に言えば「楽しく」という言い方になるのでしょうか。そうやって東京五輪に臨める強化のプロセスでありたいなと思っています。
『第14回 2020東京五輪イヤーを迎えて(3)』に続く…
ポイント獲得のために室内大会も活用
──では、東京五輪に向けて具体的な話に入りたいと思います。ドーハ世界選手権の結果を踏まえて、現段階ではどのようなロードマップを描いているのでしょうか。
麻場 ドーハ世界選手権はメダル3、入賞5と数値的には一定の成果を得られました。金2を含めてのメダル3ですが、先ほども申し上げましたように、メダルはそう簡単に取れるものではないのでやはり限られてきます。そのメダルを目指す〝3本柱〟は、メダルに向かうプロセスを経ていく必要があります。男子の4×100mリレー、20kmと50kmの競歩ですね。もう一つ、入賞するアスリートをいかに増やせるかがここからの課題です。ドーハ世界選手権でも「惜しい」という域にとどまったアスリートが何名かいました。そういう選手が決勝の舞台に行けるプロセスを、これからバックアップしていくことが大事になってきます。
さらに、せっかく東京でオリンピックが開かれるわけですから、1人でも多くその舞台に選手を送り込めたらいいなと思っています。そのためにはワールドランキング制度をしっかり注視しながら戦略を練ることが重要です。室内大会からスタートして、春先の競技会でしっかりとしたパフォーマンスが出るような取り組みをしていければと考えています。
──2月12日~13日に中国・杭州でアジア室内選手権、3月13日~ 15日にはやはり中国の南京で世界室内選手権が行われます。
麻場 世界室内は参加標準記録があるので限られた選手しか出られませんが、アジア室内は1国2名の枠がありますので、ワールドランキングで出場を可能にできそうな選手を中心に派遣したいと思っています。例年に比べたら倍以上の人数になりますかね。
尾縣 1試合1試合、きちんとポイントを稼ぐことが大事だと思うんですね。そのため、強化はそういうステージをしっかり準備していって、選手たちはそれを生かしていくことになると思います。環境を整えることに対して、強化スタッフも事務局も努力を惜しまず取り組んでいきます。
── 室内大会に出てポイントを稼がないといけない選手たちは、結構早い段階から仕上げる必要がありますね。
澤野 そうです。だからこそ今、寒い日本ではなく暖かいところに出て行って、どんどん仕上げていくというスケジュールを組んでいる選手が多いです。
──しかし、ドーハ世界選手権が秋の開催で、長いシーズンでした。それで今度は早めに、となると、難しい面はありませんか。
澤野 難しさはあると思いますけど、たぶんそれが世界のスタンダードなのです。室内大会とアウトドアの2シーズン制。やっと世界のスタンダードになってきたんだな、という気はします。もちろん室内大会をまったく見ていない選手もいると思いますけど、ポイントを稼いでオリンピックへの可能性を広げるために室内からやるのは、一つの戦略だと思いますね。
──澤野選手自身はどう臨みますか。
澤野 私は授業もあってなかなか長期合宿というのが難しいので、できる限り国立スポーツ科学センターの室内実験場などを借りて、暖かい場所でどういうトレーニングができるかですね。ケガのリスクをなるべく避けて、身体をある程度追い込む。それをいろいろ考えながら、毎年やっています。
──マラソン・競歩のロード種目は札幌での開催になりましたが、今後の対策に変更はありますか。
尾縣 東京でのコースを念頭にここまで準備してきて、急な開催地変更は残念なことではありました。しかし、すでに選ばれた選手はどこでも戦える選手たちですし、女子マラソンの2人は北海道マラソンを走って成果を残しています。大きな心配はしていません。ただ、フラットで東京より若干涼しくて、周回ということで、東京で行うよりはスピード型になる。その観点で最後の調整に臨む必要があるのかなと思います。マラソンに関しては、瀬古(利彦)リーダーと河野(匡)ディレクターを中心に考えてくれていますから、私から何か言うことはありません。
麻場 アスリートは逆算してスケジュールを立てますので、正式に決まったところでスケジューリングに入っていると思います。強化としても、その中で戦略プランを練り直すことがあれば全体で集まって練り直す。日本のマラソン界はノウハウがありますので、みなさんの英知を集めて向かっていきたいと思います。競歩に関しても、ここまでの実績があります。
尾縣 マラソンは男女それぞれ1名の枠が残っていますね。あの高い設定記録を破って出てくる選手は、札幌移転に伴ってスピードレースになるかもしれないという考えと合致するものなので、ぜひMGCファイナルチャレンジから1人出てもらいたいという気持ちは強いです。
澤野 MGCで優勝した男子の中村匠吾選手は富士通の後輩で、ちょうど一回り下の同じ干支、同じ誕生日なんですよ。東京から札幌に移ろうが、選手は与えられた環境で戦うしかないですし、戦えるだけの選手がMGCで勝ち残ったと思っていますので、どこでレースが行われようが必ず活躍してくれると私は信じています。
──澤野選手は、JOC(日本オリンピック委員会)のアスリート委員会委員長でもありますからね。
本番前に国立競技場で2大会
──東京五輪の舞台となる国立競技場が12月に完成し、お披露目もされました。
澤野 感慨深いですね。1964年の東京五輪の舞台になった旧国立競技場が取り壊される前、最後に行われた陸上競技大会が2015年のゴールデングランプリでしたよね。実はあの時、最後まで競技をやっていたのが私なんです。棒高跳が長引いて最後の種目になって、優勝したのが私でした。新しい国立競技場でもぜひ跳びたいと思いますね。
国立競技場は選手にとって特別な場所で、あのピットに立てる喜びは大きかったです。中学生の時、初めて国立で試合をしたんですけど、芝生を手で触って感動したのを覚えています。
尾縣 私は中学3年の全日本中学校選手権が最初の国立でした。第1回の全中ですね。100mハードルで優勝したんです。「位置について」と言われてスタートに着いたら手が震えて、フライングをとられました。試合前に聖火台のほうまでグルッとスタンドを回って、「すごく大きいな」と驚きました。
麻場 私は大学生になってからですね。400mが専門で、身体が小さいから風の影響を受けやすいんですけど、国立はすり鉢状で風が当たりにくいので、一番好きな競技場でした。先日、真新しいトラックに入らせていただく機会があったのですが、硬くて、ものすごく高速ですね。
──5月に行われるテストイベント(5日~6日)とゴールデングランプリ(10日)の2大会が、国立競技場でのオリンピックのリハーサルに位置づけられますね。
麻場 やはりポイントを稼ぐ重要な大会になろうかと思いますので、そこを目指すアスリートがきちんと力を発揮できるような環境を作ることが第一です。あとは選手それぞれに国立の感触をしっかりつかんでもらって、コンディショニングの指針にしてもらえればいいと思います。
──実施される種目はまだ発表されていませんが、その2つの大会で全種目をやる方向ですか。
麻場 その前後に日本のグランプリ大会がありますから、兼ね合いも考えながら、オリンピック強化コーチが種目の配置をやり繰りしています。2つの大会以外にも何かの機会に合わせて、1時間でもいいからトラックの上に乗ることができればいいなと、JOCを始め関係各所にお願いしているところです。せめてサブトラックでも、と思っています。
澤野 選手の立場からすれば、ぜひお願いしたいところです。
東京五輪が日本陸上界にもたらすもの
──東京五輪は日本陸上界に何をもたらしてくれるでしょうか。
尾縣 それは夢と希望だと思いますね。前回の東京五輪の時は5歳で、まったく記憶にありません。ただ、その後、男子マラソンの円谷(幸吉)選手と英国のヒートリー選手のトラックでのデッドヒートなど、写真や映像で何度も見て、いつしか自分がその場にいたような記憶にすり替わっています。本当にオリンピックの力はすごいです。
若い子たちが同じような体験をしてくれれば、「オリンピックに出たい」という感情を抱いてくれると思うんです。それが、2020年以降のすべてのスポーツ競技の勢いにつながるべきだと考えています。オリンピックがいかに印象深い祭典になるか、ものすごく大事です。
澤野 私も子供の頃からオリンピック出場を夢や目標に描いていました。今まで3大会に出場しましたけど、やっぱり自国で行われるオリンピックは別格だと思っていて、そこにまず挑戦できることが幸せですし、出場することが私の競技人生の集大成になってくると思います。アスリートがオリンピックで活躍すればするほどその競技が注目され、やりたいと思う子供たちが増えて、観たいというファンも増える。そうやって陸上競技に還元できると思うんですね。
大阪世界選手権は「失敗した」という思いがすごく強くて、本来であればあそこでもう一段階上に行きたかった。それができなかったというところで、東京五輪は今の現役選手で結果を出して、「JAAF VISION 2017」で掲げているような国際競技力をつけた選手たちをどんどん輩出していく。そこから陸上競技に目を向ける子供たちが1人でも増えていくことを望んでいます。ラグビーのワールドカップのようなムーブメントを、東京五輪をきっかけに起こせればいいですね。
──2007年の大阪世界選手権の経験は、後輩たちに伝えていますか。
澤野 私の授業に出ている学生には伝えています。「地の利」が逆に選手にとってネガティブな方向に働くこともゼロではないと思っていて、だからこそ経験している我々がそういったことの対策を若い選手たちにどんどん伝えていきたい。「負」の面をつぶしていくことによって、本当に東京で行われることが我々日本人選手の「利」になってくるのかなと思っています。
麻場 強化としては、みんなの夢や希望、目標を叶えられるようなプロセスを踏んでいきたい。結果はその延長線上にあると思っています。みんながやり甲斐を感じて、今風に言えば「楽しく」という言い方になるのでしょうか。そうやって東京五輪に臨める強化のプロセスでありたいなと思っています。
『第14回 2020東京五輪イヤーを迎えて(3)』に続く…