2019.10.07(月)大会

【ドーハ世界選手権】デイリーハイライト(Day10)



メダルテーブル8位、プレイシングテーブル11位

日本、過去最高成績でドーハ大会を終了!


大会最終日の10月6日は、19時02分から行われる女子100mHの準決勝から競技が開始。その後に行われた女子走幅跳、男子1500m、男子やり投、男子10000m、女子100mH、女子4×400mR、男子4×400mRの7種目はすべて決勝というタイムテーブル。

日本勢は、昨日の予選ですべて競技を終えていたため、残念ながら最終日の出場はありませんでしたが、昨日、決勝が行われた男子4×100mRの表彰式が競技開始に先駆けて行われ、優勝したアメリカ、2位のイギリスとともに、37秒43のアジア新記録(日本新記録)を樹立して3位となった日本チームの4選手に、メダルが授与されました。

銅メダリストメンバーは、表彰式が終わったあとに、日本人メディアの囲み取材に応じ、4選手それぞれが、表彰式の感想やレースから1日経っての心境、今後への思いを話しました。各選手のコメント(要旨)は、下記の通りです。また、日本選手の全日程を終えて、日本選手団監督の麻場一徳強化委員長が、大会総括を行いました(総括の要旨については、改めて、本サイトにてご報告します)。
また、すべての競技が終了し、今大会のメダルテーブルとプレイシングテーブルも確定しました。メダルの合計数で競うメダルテーブルでメダル3(金2、銅1)を獲得した日本は、アメリカ、ケニア、ジャマイカ、中国、エチオピア、イギリス、ドイツに続いて第8位。また、入賞した数に応じて得点化(1位8点、2位7点、3位6点、7位2点、8位1点)して、その合計で競うプレイシングテーブル(1位2、3位1、6位2、7位2、8位1)では、合計33ポイントを獲得して第11位。メダルテーブル、プレイシングテーブルともに、世界選手権における過去最高順位という結果となりました。

今回、日本選手は、それぞれの競技終了後に、順次帰国していますが、男子4×100mRメンバーを含めた9日目に出場した選手、スタッフは、大会が終了後、日付が変わってすぐの10月7日深夜の便で帰国の途に就きました。日本には、同日夕刻(日本時間)に到着の予定です。

競技結果等の詳細については、世界選手権特設サイト( https://www.jaaf.or.jp/wch/doha2019/ )、日本陸連公式Twitterを、ご参照ください。

 

 

【男子4×100mR:銅メダリスト表彰後コメント(要旨)】


◎男子4×400mR 銅メダル 37秒43 =アジア新、日本新

・1走:多田 修平(住友電工)

(レースが)終わった直後は実感がなかったが、いざメダルセレモニーを終えて、やっと3位になったんだと実感した。(負けて)ちょっと悔しい部分もあるのだが、最低限のメダルを取ることができたのでよかったと思う。

(前回のロンドン大会に続く2回目のメダルだが)正直なところ、初めてだった前回のほうが嬉しかった。でも2年前と比べたらすごくタイムも上がっているし、(優勝した)アメリカとは差があったが、(2位の)イギリスとの差は2年前と比べたら0.1秒位内に収まっている。日本が着実に強くなっているなという実感がちょっとわいてきた。

(自分の走りがどうだったかについては)本当に今回は1走のレベルが高かったので、なんとも言えないのだが、コールマン選手(アメリカ)には普通に大差で負けているわけで、まだまだ走力的には足りない部分がある。もっと成長して、「1走は多田だ」と言われるような走りができるようにしたい。メンタル面の部分は強くなっていると思う。あとは、走力とか筋力の部分でしっかり鍛えられれば、もっといい走りができる。そのへんをこれからの冬期練習で確実にできるようにしたい。

ああいう表彰台(第3コーナーの上方客席に特設された表彰式専用ステージ)は初めてだったが、見渡したらジャパンのチームスタッフの方が手を振ってくれた。本当に「チームで取れたメダル」だったのですごく嬉しかったし、セレモニーのあとも応援してくださった方々がおめでとうと言ってくださったので、「走ってよかったな」という気分になった。

今回は、個人種目では出られなかったし、ここに来るまでも世界陸上に出場できるかどうかわからなかったので、不安もあったが、でも、いざ、こういうふうに走れて、1走でも…負けてはいるが、いい勝負はできたと思うので、来年は、個人はファイナリストとしてしっかり戦えることを目指して、もちろんリレーでも金メダルを獲得できるように力をつけていきたい。

 

・2走:白石 黄良々(セレスポ)

単純に表彰台に上がって、あの景色を見られて嬉しいなという気持ちもあるし、1日経って、レースを振り返って、少しやっぱり「金メダルにはまだ遠いな」というところも感じたので、悔しい気持ちもある。(改めて自分の走りを確認してみて)今出せる最大限の力は出せたと思うのだが、周りの選手が強いので、そこと勝負するにはまだまだ力不足だなと感じた。

今回のレースを経験したことで、さらに加速局面では海外の選手と同じくらいの走りができるという自信がついた。これからは、ずっと課題としているスタート局面を、この冬に徹底的にやって、来年の100mにつなげていけたらなと思う。僕はメインは100mでやっているので、もちろんやるからには9秒台というのを目指したい。100mがよくなってきたら200mもよくなってくる。そのうえで200mでも19秒台を目指して頑張っていきたい。

自分には、以前から常にこういう日本代表に入ってやろうという気持ちがあって、そういう目標はずっと持っていたのだが、正直なところを言えば(実現するとは)思っていない部分もあった。本当にこうやって日本代表の一員としてメダルが取れたことは素直に嬉しい。僕もそうだが、人は本当に1年で大きく変われる。その変われるきっかけをどこでつくるかは自分次第。僕の走りを見て、来年たぶん覚醒してくる子もいると思う。そこに負けないようにこれからまた頑張りたい。

 

・3走:桐生 祥秀(日本生命)

(通常とは異なる表彰台での感想は? の問いに)昨日のほうがテンションは高かったので、今日はなんとも思わないという感じ。昨日はレースだったので興奮していたが、今日は至って普通の気分。(メダルをもらうといっても)昨日、ゴールした瞬間にもうメダルは確定しているので。まあ、普通に「(メダルを)もらったなー」という感じだった。

(リオ五輪やロンドン世界選手権でもそうだった? の問いに)だいたい(レースの)次の日にはテンションは下がっている。その日(に表彰)だったら、そのままの興奮で行けるのだが(笑)。

昨日は、ドーピング検査が長くかかって、みんながホテルに帰ったのは午前2時とか3時だったので、すぐに寝た。今日は昼にミーティングがあったので、それまでは各自行動だった。

(この大会は、桐生選手にとってどんな大会だった? の問いに)まあまあ、いろいろな経験ができたかな、と思っている。できた部分とできてない部分はあると思うが、「しっかり勝負しよういう気持ちでここへ来た」という感じはある。

これで今シーズンは終了となる。とりあえず今は休みたい。2~3週間は練習にも行かないので、(これからのことは)そこからまた考えようと思っている。

 

・4走:サニブラウン アブデルハキーム(フロリダ大学)

(表彰台に上がった感想を問われ)けっこうあそこは、景色がよかった。(国際大会のメダルの感想は? の問いに)うーん、4継(4×100mR)だからかもしれないが、あんまりなんかまだ実感がわいていない。なんか結局、自分は今大会からポンって入っただけで、ここまでつなげてきてくれた人たちのような努力をしていないので。なんともいえない感じがある。

今シーズンは、(1月の室内シーズンから始まって)本当に長かった。ケガせずに終えることができてよかったなと本当に思う。大学に入ってから徐々に身体づくりもできるようになって、やっと1シーズン、速いスピードでも、もつような身体にはなってきたかなという感じ。でも、ここですでにガタが来ているので、まだ全然。世界陸上、オリンピックまで身体がもつようにならなきゃいけないというのがあるので、もう1~2段階本当にしっかり身体をつくっていかなきゃなということを感じている。

(来年に向けて、やっていきたいことは? の問いに)今回、スタートの部分で一番懸念されたのは、「何がなんでも、何かしらの音が聞こえたら出る」ということをずっと言われていたのに、できなかったことが一番だったかなと思う。たとえ音が小さくても何か音が聞こえたら出ることを練習からやっていたら、こういうところでも問題でも対応できたのかなと思うので。本当に、練習で一からつなげていることをしっかり捉えて、1つ1つやっていかなきゃ、こういうところでもどんなことが起こるかわからない。そういうところに臨機応変に行動できないとなということを(準決勝で、スタート発信音が聞こえず出遅れたことによって)身に沁みて感じた。

(東京オリンピックに向けては)一応、3種目(100m、200m、4×100mR)で出場できたらと思っている。(3種目に挑戦することは、大会期間中に8本のレースに出場することになるが)それはいずれはやらなきゃいけないこと。やるなら本当に来年(の東京オリンピック)かなと思っている。また、それができなきゃ、本当の強さは得られないのかなと思う。


 文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォートキシモト


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