9月15日(日)、男子8時50分、女子9時10分スタートで、2020東京五輪マラソンの代表を決める「MGC(Marathon Grand Championship)」が行われる。
ここでは、記録や数字を中心に、知っておくとMGCをより一層楽しく観戦できそうなデータを紹介する。
画面の動きを観ただけでも、脚の回転が早い「ピッチ走法」の選手、1歩の歩幅が大きな「ストライド走法」の選手、その中間的なピッチとストライドの選手などの違いはわかるだろうが、具体的な数値が判明するとより一層面白い。
ピッチの計測方法は以下の通りだ。
なお、例として出している小数点以下の有効桁数の扱いについては、小学校の算数で習ったはずだが、もしかしたら「算数的に」あるいは「数学的に」間違っているかもしれないが、そのあたりはどうぞご容赦を(苦笑)。
1)テレビ画面に計測したい選手の全身が映っている場面で、左右の足のどちらかが着地した瞬間にストップウォッチを押す。
2)同じ足の、切りのいいところで「10歩(左右で20歩)」あるいは「20歩(左右で40歩)」「30歩(左右で60歩)」に要したタイムを計測する(別に「10歩」とか「20歩」でなくても、「13歩」でも「17歩」でも構わないが、「3歩(左右で6歩)」とか「6歩(左右で12歩)」とかあまり少ないと測定誤差が大きくなるので、できれば「10歩以上」は計測したい)。
3)電卓で、「〇歩×2÷計測タイム×60」で1分間あたりのピッチを計算する。例えば右足で10歩(左右で20歩)に要した時間が「6秒1」だったとすると「10歩×2÷6.1秒×60秒=196.72歩/分」となる。
4)実況アナウンサーやリポーターが、「今の5kmは、〇分〇秒でした」とか「この1kmは〇分〇秒です」と伝えてくれるので、計測した1分間当たりのピッチからストライドを計算する。まずは、その区間に要したタイムを秒単位に直す。例えば、「5kmに15分23秒」を要したとすれば「15分×60秒+23秒=923秒」だ。
5)「5000m÷923秒×60=325.03m/分」で1分間あたりの分速を求める。
6)さらに「325.03m/分÷197.52歩/分=1.646m」で、1歩の平均ストライドが「1m64.6cm」であることがわかる。
5)最後に「ストライドの身長比」を求める。その選手の身長が「170cm=1.70m」であるとすれば、「1.646m÷1.70m×10=96.82%」で、身長に対して「96.82%のストライド(ストライドの身長比)」で走っていることがわかる。
これを同一の選手の序盤、中盤、終盤や5km毎で「計測」「計算」「比較」すれば、ピッチやストライドがそれぞれの局面でどのように変化しているのかがわかって面白いというか、新たな発見があるかもしれない。
あるいは、異なる選手で比較してみるとその走りの特徴を、具体的な数値の違いとして見つけることもできるだろう。
レースの後半に集団から遅れていく選手の描写で、テレビやラジオの実況アナウンサーが、「〇〇選手、ピッチが落ちました。集団から離れていきます」というように伝えることがある。実際にピッチが落ちてしまっていることもあるが、まずはストライドが縮まり、その次にピッチが落ちてペースダウンするのが通常のパターンだ。
それぞれの局面で上述のような計測をして数値をメモしておけば、スピード低下の主要因がどこにあったのかということもわかるだろう。これに関連して、面白いデータを紹介しておこう。
31年も前になるが、1988年の大阪国際女子マラソンで、リサ・マーチン(オーストラリア)が、2時間23分51秒の好タイムで優勝した。世界歴代4位、その年の世界1位、日本国内でマークされた最高記録でもあった。この時の彼女のピッチとストライドの変化に関して、有吉正博氏と長谷俊哉氏が興味深いデータを発表している(「陸上競技マガジン・1990年5月号。P.222~224)。
10km過ぎあたりまでは1分間183歩前後のピッチでストライドは155~160cmあたり。しかし、15km付近から次第にストライドが小さくなってきて、155cm以下に。が、それとは反対にピッチが次第に早くなってきて、序盤の183歩前後が中間点付近では190歩前後。さらに30km過ぎにはストライドは150cmちょっとになったが、ピッチは193歩前後と当初の183歩前後よりも10歩あまりも増加させた。結果として、35km付近まで1分間あたり290m台のスピードをずっとキープし、現在でも通用する2時間23分台をものにした。ストライドの減少をピッチでカバーするという形で、スピード低下を最小限に食い止めるという走りだった。2年後に来日したマーチン選手とコーチに有吉氏が直接会って、このデータを示したところ、本人もコーチも「びっくり」で「意図的に意識していることはない」とのことだった。
1990年の北京アジア競技大会のマラソンで銀メダルを獲得した荒木久美さん(京セラ)も、マーチンと同じように後半のストライド短縮をピッチの上昇でカバーするようなレースをした。レース直後のミックスゾーンで本人に確認したが、マーチンと同じく「特に意識したわけではない」とのことだった。
脚筋、脊柱起立筋などの疲労によって、レース後半にストライドが短縮するのは致し方ないところだろう。が、マーチンや荒木さんは無意識だったがその分をピッチでカバーすることを意図的にできれば、これは優れた「能力」であり「技術」ともいえよう。
なお、ピッチの測定において、筆者の場合は、5kmごとの各区間について、1人について可能ならば歩数を3~4回なるべく長い時間計測して、最終的にはその平均値を求めるようにしている。目視によるストップウォッチでの測定の誤差をできる限り排除するためだ。ピッチ(あるいは計算したストライド)の値が前後のものと比較して著しく異なっている場合は、「測定ミス(かな?)」ということで、そのデータを除くこともある。
歩数をカウントしている時に苦労するのは、計測したい選手が集団の中や後方で走っていて、なかなか数えられないこと。あるいは、数え始めたと思ったら突然、別な画面に切り替わることもある。足をカウントしていたのに上半身のアップになったり、集団の場合はその選手が誰かの陰に隠れてしまうことも……。腕振りでもカウントできないこともないが、リラックスのために腕をダラリと下げたり、顔の汗を拭う動作などもあって中断してしまうことある。
なお、MGCのコースは、最初の5kmあまりと最後の5kmあまりに標高差30mほどの上り坂と下り坂がある。よって、この区間で計測したデータをほぼ平坦な6~37kmのものと比較する際には要注意だ。
今回のMGC男子の「四強」、女子の「三強」との評価が高い各選手がベスト記録あるいはMGCの出場資格を得たレースでのピッチとストライドを比較しようと試みた。筆者が中継映像から計測したものは、「表5」の通りだ。
ただし、リアルタイムで計測していなかった男子の2018東京マラソン、2018福岡国際マラソンについては、計測できそうな動画をネットで探したが、見つけることができなかった。沿道で観戦していた方々が撮影した映像がYoutubeのサイトにいくつかアップされていた。が、ピッチを計測するには厳しそうな映像で、井上、服部のデータは、残念ながら「表5」には掲載できなかった。設楽のデータは、ネットのニュース映像などから短時間のものを断片的に計測したもののだ。そのため、測定誤差が大きい可能性もある。
また、「表5」に掲載したもののうち、対象の選手がレースの前半に集団の中にいてほとんど計測できなかったもの、あるいは短時間しか計測できなかったものもあり、その場合はやはり「測定誤差」がかなりあるかもしれないことをお断りしておく。
参考のため、十数年前、あるいは30年以上も前のデータで恐縮だが、過去の名選手のピッチ・ストライド・ストライドの身長比も紹介しておく。基本的には、1980年代以降のものは、筆者の測定。1991東京世界選手権は、日本陸連バイオメカニクス研究チーム・有吉正博氏の報告書のもの。1970年代以前のものについては、高橋進氏の書籍などによった。
過去の名選手の中には、マラソン強化戦略プロジェクト・リーダーの瀬古利彦さん、各種TV中継の解説でお馴染み増田明美さん。「五輪メダリスト」の有森裕子さん、高橋尚子さん、野口みずきさんのデータもある。増田さんの2時間36分34秒は、高校卒業間際の初マラソンのデータで、当時の日本最高記録を一気に4分22秒も更新し、ジュニア世界最高でもあった。
表5:ピッチとストライドおよびストライドの身長比
<男子>
<女子>
以上、少々難しい統計学のことなども紹介したが、「MGC観戦」の一助になれば幸いである。
野口純正(国際陸上競技統計者協会[ATFS]会員)
兼 第103 回日本陸上競技選手権大会
公式サイト:http://www.mgc42195.jp/
▶8 時50 分 男子マラソンスタート
▶9 時10 分 女子マラソンスタート
男子:TBS テレビ系列全国ネット、TBS ラジオ
女子:NHK 総合、NHK ラジオ
コース:明治神宮外苑発着(日本陸上競技連盟公認コース)
明治神宮外苑いちょう並木~四ツ谷~水道橋~神保町~神田~日本橋~浅草雷門~銀座~新橋~芝公園~日本橋~神保町~二重橋前~明治神宮外苑いちょう並木
ここでは、記録や数字を中心に、知っておくとMGCをより一層楽しく観戦できそうなデータを紹介する。
【ピッチ、ストライド、ストライドの身長比を計測&計算してみよう】
眼の前を一瞬のうちに選手が通り過ぎてしまう沿道での現地観戦の方には厳しいが、テレビ観戦の場合は、ストップウォッチと電卓を片手に選手のピッチやストライドを計測&計算してみるのも「楽しみ方」のひとつだ。画面の動きを観ただけでも、脚の回転が早い「ピッチ走法」の選手、1歩の歩幅が大きな「ストライド走法」の選手、その中間的なピッチとストライドの選手などの違いはわかるだろうが、具体的な数値が判明するとより一層面白い。
ピッチの計測方法は以下の通りだ。
なお、例として出している小数点以下の有効桁数の扱いについては、小学校の算数で習ったはずだが、もしかしたら「算数的に」あるいは「数学的に」間違っているかもしれないが、そのあたりはどうぞご容赦を(苦笑)。
1)テレビ画面に計測したい選手の全身が映っている場面で、左右の足のどちらかが着地した瞬間にストップウォッチを押す。
2)同じ足の、切りのいいところで「10歩(左右で20歩)」あるいは「20歩(左右で40歩)」「30歩(左右で60歩)」に要したタイムを計測する(別に「10歩」とか「20歩」でなくても、「13歩」でも「17歩」でも構わないが、「3歩(左右で6歩)」とか「6歩(左右で12歩)」とかあまり少ないと測定誤差が大きくなるので、できれば「10歩以上」は計測したい)。
3)電卓で、「〇歩×2÷計測タイム×60」で1分間あたりのピッチを計算する。例えば右足で10歩(左右で20歩)に要した時間が「6秒1」だったとすると「10歩×2÷6.1秒×60秒=196.72歩/分」となる。
4)実況アナウンサーやリポーターが、「今の5kmは、〇分〇秒でした」とか「この1kmは〇分〇秒です」と伝えてくれるので、計測した1分間当たりのピッチからストライドを計算する。まずは、その区間に要したタイムを秒単位に直す。例えば、「5kmに15分23秒」を要したとすれば「15分×60秒+23秒=923秒」だ。
5)「5000m÷923秒×60=325.03m/分」で1分間あたりの分速を求める。
6)さらに「325.03m/分÷197.52歩/分=1.646m」で、1歩の平均ストライドが「1m64.6cm」であることがわかる。
5)最後に「ストライドの身長比」を求める。その選手の身長が「170cm=1.70m」であるとすれば、「1.646m÷1.70m×10=96.82%」で、身長に対して「96.82%のストライド(ストライドの身長比)」で走っていることがわかる。
これを同一の選手の序盤、中盤、終盤や5km毎で「計測」「計算」「比較」すれば、ピッチやストライドがそれぞれの局面でどのように変化しているのかがわかって面白いというか、新たな発見があるかもしれない。
あるいは、異なる選手で比較してみるとその走りの特徴を、具体的な数値の違いとして見つけることもできるだろう。
レースの後半に集団から遅れていく選手の描写で、テレビやラジオの実況アナウンサーが、「〇〇選手、ピッチが落ちました。集団から離れていきます」というように伝えることがある。実際にピッチが落ちてしまっていることもあるが、まずはストライドが縮まり、その次にピッチが落ちてペースダウンするのが通常のパターンだ。
それぞれの局面で上述のような計測をして数値をメモしておけば、スピード低下の主要因がどこにあったのかということもわかるだろう。これに関連して、面白いデータを紹介しておこう。
31年も前になるが、1988年の大阪国際女子マラソンで、リサ・マーチン(オーストラリア)が、2時間23分51秒の好タイムで優勝した。世界歴代4位、その年の世界1位、日本国内でマークされた最高記録でもあった。この時の彼女のピッチとストライドの変化に関して、有吉正博氏と長谷俊哉氏が興味深いデータを発表している(「陸上競技マガジン・1990年5月号。P.222~224)。
10km過ぎあたりまでは1分間183歩前後のピッチでストライドは155~160cmあたり。しかし、15km付近から次第にストライドが小さくなってきて、155cm以下に。が、それとは反対にピッチが次第に早くなってきて、序盤の183歩前後が中間点付近では190歩前後。さらに30km過ぎにはストライドは150cmちょっとになったが、ピッチは193歩前後と当初の183歩前後よりも10歩あまりも増加させた。結果として、35km付近まで1分間あたり290m台のスピードをずっとキープし、現在でも通用する2時間23分台をものにした。ストライドの減少をピッチでカバーするという形で、スピード低下を最小限に食い止めるという走りだった。2年後に来日したマーチン選手とコーチに有吉氏が直接会って、このデータを示したところ、本人もコーチも「びっくり」で「意図的に意識していることはない」とのことだった。
1990年の北京アジア競技大会のマラソンで銀メダルを獲得した荒木久美さん(京セラ)も、マーチンと同じように後半のストライド短縮をピッチの上昇でカバーするようなレースをした。レース直後のミックスゾーンで本人に確認したが、マーチンと同じく「特に意識したわけではない」とのことだった。
脚筋、脊柱起立筋などの疲労によって、レース後半にストライドが短縮するのは致し方ないところだろう。が、マーチンや荒木さんは無意識だったがその分をピッチでカバーすることを意図的にできれば、これは優れた「能力」であり「技術」ともいえよう。
なお、ピッチの測定において、筆者の場合は、5kmごとの各区間について、1人について可能ならば歩数を3~4回なるべく長い時間計測して、最終的にはその平均値を求めるようにしている。目視によるストップウォッチでの測定の誤差をできる限り排除するためだ。ピッチ(あるいは計算したストライド)の値が前後のものと比較して著しく異なっている場合は、「測定ミス(かな?)」ということで、そのデータを除くこともある。
歩数をカウントしている時に苦労するのは、計測したい選手が集団の中や後方で走っていて、なかなか数えられないこと。あるいは、数え始めたと思ったら突然、別な画面に切り替わることもある。足をカウントしていたのに上半身のアップになったり、集団の場合はその選手が誰かの陰に隠れてしまうことも……。腕振りでもカウントできないこともないが、リラックスのために腕をダラリと下げたり、顔の汗を拭う動作などもあって中断してしまうことある。
なお、MGCのコースは、最初の5kmあまりと最後の5kmあまりに標高差30mほどの上り坂と下り坂がある。よって、この区間で計測したデータをほぼ平坦な6~37kmのものと比較する際には要注意だ。
今回のMGC男子の「四強」、女子の「三強」との評価が高い各選手がベスト記録あるいはMGCの出場資格を得たレースでのピッチとストライドを比較しようと試みた。筆者が中継映像から計測したものは、「表5」の通りだ。
ただし、リアルタイムで計測していなかった男子の2018東京マラソン、2018福岡国際マラソンについては、計測できそうな動画をネットで探したが、見つけることができなかった。沿道で観戦していた方々が撮影した映像がYoutubeのサイトにいくつかアップされていた。が、ピッチを計測するには厳しそうな映像で、井上、服部のデータは、残念ながら「表5」には掲載できなかった。設楽のデータは、ネットのニュース映像などから短時間のものを断片的に計測したもののだ。そのため、測定誤差が大きい可能性もある。
また、「表5」に掲載したもののうち、対象の選手がレースの前半に集団の中にいてほとんど計測できなかったもの、あるいは短時間しか計測できなかったものもあり、その場合はやはり「測定誤差」がかなりあるかもしれないことをお断りしておく。
参考のため、十数年前、あるいは30年以上も前のデータで恐縮だが、過去の名選手のピッチ・ストライド・ストライドの身長比も紹介しておく。基本的には、1980年代以降のものは、筆者の測定。1991東京世界選手権は、日本陸連バイオメカニクス研究チーム・有吉正博氏の報告書のもの。1970年代以前のものについては、高橋進氏の書籍などによった。
過去の名選手の中には、マラソン強化戦略プロジェクト・リーダーの瀬古利彦さん、各種TV中継の解説でお馴染み増田明美さん。「五輪メダリスト」の有森裕子さん、高橋尚子さん、野口みずきさんのデータもある。増田さんの2時間36分34秒は、高校卒業間際の初マラソンのデータで、当時の日本最高記録を一気に4分22秒も更新し、ジュニア世界最高でもあった。
表5:ピッチとストライドおよびストライドの身長比
<男子>
選手名 | 大会名とその時の成績 | 平均ピッチ | 平均ストライド | 身長 | 身長比 |
---|---|---|---|---|---|
大迫傑 | 18年・シカゴ③2.05.50. | 184.5歩/分 | 181.7cm | 170cm | 106.90% |
5~25km平均 | 185.5歩/分 | 183.4cm | 170cm | 107.90% | |
25~Finish平均 | 183.5歩/分 | 180.0cm | 170cm | 105.90% | |
大迫傑 | 17年・福岡国際③2.07.19. | 181.7歩/分 | 181.7cm | 170cm | 106.90% |
5~10km15.02. | 180.3歩/分 | 184.5cm | 170cm | 108.50% | |
10~15km14.58. | 182.9歩/分 | 182.7cm | 170cm | 107.50% | |
15~20km15.03. | 181.3歩/分 | 183.2cm | 170cm | 107.80% | |
20~25km15.01. | 182.6歩/分 | 182.3cm | 170cm | 107.20% | |
25~30km15.03. | 184.1歩/分 | 180.5cm | 170cm | 106.20% | |
30~35km14.55. | 183.3歩/分 | 182.9cm | 170cm | 107.60% | |
35~40km15.18. | 182.1歩/分 | 179.5cm | 170cm | 105.60% | |
40~Finish 6.58. | 176.8歩/分 | 178.2cm | 170cm | 104.80% | |
5~25km平均 | 181.8歩/分 | 183.2cm | 170cm | 107.80% | |
25~Finish平均 | 181.6歩/分 | 180.3cm | 170cm | 106.10% | |
設楽悠太 | 18年・東京②2.06.11. | 200.5歩/分 | 166.8cm | 174cm | 95.70% |
井上大仁 | 18年・東京⑤2.06.54. | ???.?歩/分 | ???.?cm | 165cm | |
服部勇馬 | 18年・福岡国際①2.07.27. | ???.?歩/分 | ???.?cm | 176cm | |
キプチョゲ | 18年・ベルリン①2.01.39. | 187.5歩/分 | 185.0cm | 167cm | 110.80% |
高岡寿成 | 02年・シカゴ③2.06.16. | 178.5歩/分 | 187.2cm | 186cm | 100.70% |
谷口浩美 | 91年・東京世選①2.14.57. | 223.7歩/分 | 140.3cm | 171cm | 82.00% |
中山竹通 | 87年・福岡国際①2.08.18. | 183.2歩/分 | 178.5cm | 180cm | 99.20% |
瀬古利彦 | 83年・東京国際①2.08.38. | 200.6歩/分 | 163.5㎝ | 170㎝ | 96.20% |
宗猛 | 83年・東京国際②2.08.55. | 191.1歩/分 | 171.3㎝ | 178㎝ | 96.20% |
宗茂 | 83年・東京国際⑩2.13.18. | 183.3歩/分 | 172.7cm | 178cm | 97.00% |
ショーター | 72ミュンヘン五①2.12.19.8 | 180歩/分 | 177cm | 179cm | 98.90% |
クレイトン | 69アントワープ①2.08.33.6 | 184歩/分 | 180cm | 188cm | 95.70% |
君原健二 | 68年メキシコ五輪②--- | 195~196歩/分 | 160cm | 167.5cm | 95.50% |
アベベ | 64年・東京五輪①2.12.11.2 | 196歩/分 | 162cm | 171.6cm | 94.40% |
円谷幸吉 | 64年・東京五輪③2.16.22.8 | 190歩/分 | 163cm | 163cm | 100.00% |
<女子>
選手名 | 大会名とその時の成績 | 平均ピッチ | 平均ストライド | 身長 | 身長比 |
---|---|---|---|---|---|
鈴木亜由子 | 18年・北海道①2.28.32. | 201.2歩/分 | 141.5cm | 154cm | 91.90% |
5~10km17.36. | 201.9歩/分 | 140.7cm | 154cm | 91.40% | |
10~15km17.40. | 206.2歩/分 | 137.3cm | 154cm | 89.20% | |
20~25km18.04. | 205.5歩/分 | 134.7cm | 154cm | 87.50% | |
25~30km17.21. | 202.8歩/分 | 142.2cm | 154cm | 92.30% | |
30~35km17.12. | 200.5歩/分 | 145.0cm | 154cm | 94.20% | |
35~40km17.35. | 196.1歩/分 | 145.1cm | 154cm | 94.20% | |
40~Finish 7.34. | 195.2歩/分 | 145.7cm | 154cm | 94.60% | |
5~25km平均 | 204.5歩/分 | 137.6cm | 154cm | 89.30% | |
25~Finish平均 | 198.7歩/分 | 144.5cm | 154cm | 93.80% | |
松田瑞生 | 18年・大阪女子①2.22.44. | 210.6歩/分 | 140.4cm | 158cm | 88.90% |
0~5km17.06. | 207.7歩/分 | 141.1cm | 158cm | 89.30% | |
5~10km17.05. | 208.4歩/分 | 140.4cm | 158cm | 88.90% | |
10~15km17.02. | 207.8歩/分 | 141.3cm | 158cm | 89.40% | |
15~20km17.01. | 208.3歩/分 | 141.1cm | 158cm | 89.30% | |
20~25km17.06. | 208.0歩/分 | 140.6cm | 158cm | 89.90% | |
25~30km16.45. | 210.2歩/分 | 142.0cm | 158cm | 89.90% | |
30~35km16.19. | 216.6歩/分 | 141.5cm | 158cm | 89.60% | |
35~40km16.53. | 216.2歩/分 | 137.0cm | 158cm | 86.70% | |
40~Finish 7.27. | 212.6歩/分 | 138.6cm | 158cm | 87.70% | |
0~25km平均 | 208.1歩/分 | 140.9cm | 158cm | 89.20% | |
25~Finish平均 | 213.9歩/分 | 139.8cm | 158cm | 88.50% | |
前田穂南 | 18年・大阪女子②2.23.48. | 192.7歩/分 | 153.0cm | 166cm | 92.20% |
5~10km17.05. | 194.9歩/分 | 150.2cm | 166cm | 90.50% | |
10~15km17.03. | 195.0歩/分 | 150.4cm | 166cm | 90.60% | |
15~20km17.01. | 194.8歩/分 | 150.8cm | 166cm | 90.80% | |
20~25km17.05. | 194.4歩/分 | 150.6cm | 166cm | 90.70% | |
25~30km16.41. | 195.7歩/分 | 153.1cm | 166cm | 92.20% | |
30~35km16.50. | 186.8歩/分 | 159.1cm | 166cm | 95.80% | |
35~40km16.53. | 188.6歩/分 | 157.0cm | 166cm | 94.60% | |
40~Finish 7.31. | 191.5歩/分 | 152.5cm | 166cm | 91.90% | |
5~25km平均 | 194.8歩/分 | 150.5cm | 166cm | 90.70% | |
25~Finish平均 | 190.7歩/分 | 155.4cm | 166cm | 93.60% | |
野口みずき | 07年・東京女子①2.21.37. | 196.9歩/分 | 151.5cm | 150cm | 101.00% |
野口みずき | 02年・名古屋女①2.25.35. | 196.5歩/分 | 147.9cm | 150cm | 98.60% |
高橋尚子 | 01年・ベルリン①2.19.46. | 209歩/分 | 145cm | 163cm | 89% |
山下佐知子 | 91年・東京世選②2.29.57. | 200.4歩/分 | 140.7cm | 156cm | 90.20% |
有森裕子 | 91年・東京世選④2.31.08. | 205.6歩/分 | 136.1cm | 164cm | 83.00% |
増田明美 | 82年・千葉県選①2.36.34. | 185歩/分 | 146cm | 150cm | 97.30% |
以上、少々難しい統計学のことなども紹介したが、「MGC観戦」の一助になれば幸いである。
野口純正(国際陸上競技統計者協会[ATFS]会員)
▶マラソングランドチャンピオンシップ
兼 東京2020 オリンピック日本代表選考競技会兼 第103 回日本陸上競技選手権大会
公式サイト:http://www.mgc42195.jp/
▶8 時50 分 男子マラソンスタート
▶9 時10 分 女子マラソンスタート
男子:TBS テレビ系列全国ネット、TBS ラジオ
女子:NHK 総合、NHK ラジオ
コース:明治神宮外苑発着(日本陸上競技連盟公認コース)
明治神宮外苑いちょう並木~四ツ谷~水道橋~神保町~神田~日本橋~浅草雷門~銀座~新橋~芝公園~日本橋~神保町~二重橋前~明治神宮外苑いちょう並木