2018.10.26(金)大会

【GPシリーズ最終戦「北九州大会」のみどころ】第4回 女子砲丸投で種目別チャンピオンをかけた戦い

『【GPシリーズ最終戦「北九州大会」のみどころ】第3回 男子砲丸投、新旧日本記録保持者が激突』から

【女子砲丸投=グランプリ種目/郡菜々佳が対日本人15連勝中】

日本選手権で1・2位だった郡菜々佳(九州共立大3年)と太田亜矢(福岡大クラブ)が「種目別チャンピオン」をかけて対決する。




両者のベストは、ともに2017年にマークしたもので、郡が16m57、太田が16m47。2018年は、郡が16m08、太田が16m00と大きな差はない。

しかし、2018年の両者の直接対決の成績は、

月日競技会名郡菜々佳  太田亜矢
4.21東京コンバインドイベント1)16.083)15.26
6.23日本選手権1)15.962)15.78
10.06国体1)15.842)15.59

と、郡の3勝0敗。

2017年は、太田が5勝4敗で勝ち越していたが、2017年9月の日本インカレからは、郡が5連勝中だ。さらに、郡は、2017年8月20日から日本人選手には負け知らずの15連勝中でもある。

現段階での「シリーズポイント」では、太田が「1891ポイント(957+934)」でトップ。東京大会(=プレミア大会)にしか出場していない郡は「1023ポイント」で4位。太田との差は、「868ポイント」で、「順位ポイント」を考慮せずに「記録ポイント」のみでこのポイントに相当する記録をはじき出すと「14m56」に過ぎない。郡が2018年に出場した10試合での最高記録が16m08、最低記録が15m60であることからしても、太田の「1891ポイント」に簡単に追いつくことは間違いない。

となると、「グランプリプレミアポイント」で、郡(1023ポイント)に66ポイントの差をつけられている太田(934ポイント)としては、今大会で郡に勝って「順位ポイント」で5点差をつけたとしても、「記録ポイント」で62ポイント以上の差をつけなければ「種目別チャンピオン」の座を守ることができない。

16m前後のレベルでの「62ポイント差」は、記録ならば「1m前後の差」で、郡の優位は間違いなさそうだ。

もうひとり、尾山和華(福岡大2年)にも注目だ。1999年生まれで、今年もジュニア資格がある。姫路商高時代の自己ベスト15m11(2016年)を今年になって67cm伸ばして15m78の「U20歴代2位」まで到達。日本人10人目の16mプッターに迫っており、郡・太田と勝負ができそうなレベルになってきている。「U20日本記録」は、郡の16m24(2016年)である。




【女子100mH=ノングランプリ種目】

「シリーズポイント」で2~4位の選手が顔を揃えた。

2位・清山ちさと(いちご。2295.4=1169.4+1126.0)
3位・福部真子(日本建設工業。2280.4=1154.4+1129.0)
4位・青木益未(七十七銀行。2219.6=1109.4+1110.2)

だ。





今季の直接対決(決勝レースに限る)は、

4月29日織田幹雄記念2)清山4)福部7)青木
5月6日木南道孝記念3)清山7)青木 
6月3日布勢スプリント3)福部5)清山 
6月24日日本選手権1)青木4)清山7)福部
9月23日全日本実業団1)青木2)福部3)清山

で、それぞれの対戦成績は、

清山 3-2 福部
清山 2-2 青木
福部 1-3 青木

「シリーズポイント」でトップの紫村仁美(東邦銀行。2311.4=1156.4+1155.0)を3人が上回るためには、風力が「無風~追風2.0m」の場合、

清山は、「1143.0ポイント以上」で、「13秒05以内」
福部は、「1158.0ポイント以上」で、「13秒00(日本タイの「特別ポイント50」を加算)」
青木は、「1203.0ポイント以上」で、「12秒99(日本新の「特別ポイント100」を加算)」

がその条件となる。

公認ベストは、いずれも2018年にマークしていて、清山13秒30(+0.3)、福部13秒31(+1.7)、青木13秒17(+1.1)なので、上記の条件はかなり高いハードルだが、3人の競り合いの中から好記録を期待したい。


【女子やり投=ノングランプリ種目】

17人がエントリー。現時点での「シリーズポイント」で
トップに立つ斉藤真理菜(スズキ浜松AC。2172=1131+1041。2018年ベストは60m79)
4位の森友佳(ニコニコのり。2019=993+1026。2018年は59m12)
7位の當間汐織(福井県スポーツ協会。1888=906+982。2018年は54m70)
のほか、今シーズン58m16を投げている山下実花子(九州共立大3年)、56m14の中田寛乃(愛知教育大3年)ら、54m以上を投げている選手が計9人。




斉藤と5点差で「シリーズポイント」が2位の宮下梨沙(大体大TC)が出場しないので、斉藤の「種目別チャンピオン」はほぼ確実。10月の国体こそ9位(51m14)だったがそれ以前の7試合は60m台1回、59m台2回、57m台2回、56m台2回だった。自己ベストは、2017年に投げた日本歴代2位の62m37なので、その更新が今回の目標になりそうだ。

今季59m12の森のベストは6年前の2012年に出した59m22、今季58m16の山下も昨年の59m94を更新しての「60mスロワーの仲間入り」が目標になる。もしも、同じ試合で3人揃っての60mラインオーバーとなれば、日本陸上史上初の快挙となる。



野口純正(国際陸上競技統計者協会[ATFS]会員)
写真提供:フォート・キシモト

1日目:10/27(土)8:30~ライブ配信(予定)

※不具合で、先に告知しておりましたライブ配信のURLからは現在視聴いただけません。大変申し訳ありませんが、以下からご覧ください。復旧次第ご報告いたします。
▼ライブ配信はこちらから▼
https://www.youtube.com/watch?v=M0vbwOfLIvU

 


2日目:10/28(日)8:30~ライブ配信(予定)

 

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