2018.10.08(月)選手

【シカゴ・マラソン】3位 2時間05分50秒(日本記録) 大迫傑(Nike)コメント




◆大迫傑(Nike)

3位2時間05分50秒(日本記録)

前半ちょっと遅かったのでどうなるかなと思ったのですが、後半30㎞を過ぎてからペースが上がりました。ただペースはあまり気にしていなかったので、最後2~3㎞になってからいけるかなと思いました。(最後の上り坂は)去年も福岡国際マラソンでああいったゴールをしているので、きつかったはきつかったですが、それがあったので、頑張ったというのはありました。

自分の力を出し過ぎないようにというか、いき切ってしまうとそのあと落ちてしまうので、なるべくつく中でも省エネでいこうかなと心がけていました。でも、ペースの上げ下げがあったので、前半の20キロくらいから足はそこそこきつくて、どうなるかなという不安はありました。なんとか今回はしっかりと粘ってゴールできればいいなという感じで切り替えて走っていました。

最初の給水は別の選手が間違えて取ってしまって、僕も動揺してほかの選手の机を取ってしまいました。それを見ていたのか、ファラーが僕に給水をくれて、すごくそこで落ち着いた部分はありました。

(35~40キロは)前回30キロから他の選手がペースを上げて離れて、すごくきつい思いをしたので、ついた方が楽なんじゃないかなと思ってついていきました。あとは本当に最後の7~8マイルくらいは、あと2マイル頑張ったら4マイル残っているからそこから考えようと、それをつなげていったという感じでゴールができました。



あそこまで勝負できたのは今までなかったので、まだそこのところをしっかり詰めていかなければいけない。前回自分を100%上げていきたいと言ったように、今回それが少しずつではあるのですが、上げていくことができたかなと思います。

(東京オリンピックでのメダルは)そこまでは全然考えていません。ただ、この間のベルリン・マラソンで2時間1分台(世界記録)が出ました。僕らは、ただ「すごい」じゃなく、「彼らはどういう練習をしてるんだろう」という興味から始まって、「じゃあ自分たちはどういうことをしなければいけないんだ」と、しっかりと練習に落とし込んでいくべきではないかなと思っています。僕だけじゃなくほかの人も認識することで、一歩近づくんじゃないかなと思っています。

(ナイキ・オレゴン・プロジェクトでは)やっぱり身近に、去年までモー(モハメド・ファラー)もいましたし、ゲーレン・ラップ選手がいることでモチベーションになっていますし、彼らがどういう練習をして、どうやって強くなっているかという軌跡が見えましたし、それによって僕はモチベーションになっているので、今回しっかりトレーニングができたのも彼らの存在があったからかなと思っています。

コーチとの関係もすごく良好ですし、このままでいけませんが、向かっている方向、やっていることとしては、間違いではないんじゃないかなと思っています。

前回のプロセスから得たものを次に生かすことができますし、より質の高い練習、ボリュームのある練習を、今後また、長い目でみてやっていけたらいいなと思っています。

(4分台の可能性は)いずれは無理ではない記録だと思うのですが、まずは記録というより、トップ2を走った2人と他の選手も含めて、どう次に自分が準備して少しでも近づいていけるか、勝負していけるかということを考えたいと思います。

結局、仮に東京オリンピックに出られるとしたら、記録はなんの意味もなくて、速く走ろうが遅く走ろうが順位が大事だと思っています。しっかりと勝負できる力、イコール速く走る力でもあるんですが、それを今後高めていきたいなと思っています。

(年内は)まだ決まってはいませんが、東京マラソンを走りたいなと思っています。それについては、これから1回休みを入れてコーチと相談してきめていきたいなと思います。

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