このページでは、第102回日本選手権の記録や数字に関しての少々(かなり?)マニアックな「みどころ」などを紹介します。なお、過去に紹介したものと重複している内容も含まれていることをお断りします。
17年は、山本選手が4年ぶり3回目の優勝(12・13・17年)を飾った。これに5m65のジュニア(U20)記録を保持する江島雅紀選手(日大。高校記録、U18記録も保持)、17年に5m60を跳んだ鈴木康太選手(日体大大学院)、今年5月の関東インカレで自己ベストを一気に30cmも更新して「5m60ボウルター」となった竹川倖生選手(法大)も加わり役者は揃っている。5m61以上を3人、5m60以上を4人がクリアすれば、史上最高のハイレベルな「空中戦」となる。
30歳の荻田選手(87年12月30日生まれ)ならば15年に続き2回目。
26歳の山本選手(1995年7月14日生まれ)ならば、12・13・17年に続き4回目、自身2度目の連覇となる。
22歳の鈴木選手(95年12月18日生まれ)、20歳の竹川選手(97年12月16日生まれ)ならばいずれも初優勝。
19歳の江島選手(1999年3月6日生まれ)ならば、00年の澤野選手以来18年ぶりの大学2年生での初優勝となる。なお、澤野選手が大学1年生で初優勝したのが99年10月3日。その時、江島選手は生後6カ月と27日めだった。
また、橋岡選手の父・利行さん(棒高跳で7回優勝/1985~94年。5連勝と2連勝が1回ずつ)、母・直美さん(旧姓・城島。100mHで2回、三段跳で3回優勝/1991~96年。両種目とも1回ずつの2連勝)とともに親子3人での日本選手権制覇となった。今回、橋岡選手が「連覇」となれば、父母子の3人揃っての連覇達成となる。
5月25日の関東インカレでは、4回目に17年のインターハイを制した酒井由吾選手(慶大1年。99年5月1日生まれ)が8m22(+2.8)の大ジャンプ。しかし、そのすぐあとに橋岡選手が8m30(+3.4)で逆転し、「勝負あり」かと思われた。が、酒井選手は5回目に8m31(+4.7)で再逆転。追風参考ながら、4人が8mオーバーのハイレベルな戦いを19歳25日目の酒井選手が制した。
また、この関東インカレでは8m03(+4.7)を跳びながら4位に甘んじた津波響樹選手(東洋大)も98年1月21日生まれで20歳。17年の日本インカレでは、「U20記録(8m10)」にあと1cmと迫る8m09で、学生チャンピオンに輝いている。
「U20」前後の選手にスポットがあたりがちだが、2014年・16年に勝っている25歳の嶺村鴻汰選手(富士通)がシニアの意地をみせて若い力を封じ込めれば3回目の優勝。27歳の大岩雄飛選手(スポウエルAC)ならば、2013年以来2回目。同じく27歳で17年2位の下野伸一郎選手(九電工)ならば「初」で、福岡大関係者(現役生or卒業生)としてもこの種目で初優勝となる。なお、08・10・11・15年と4度の選手権者となった菅井洋平さんは17年シーズンをもって現役を退いた。
・走幅跳では、公認と追風参考に関わらず順位がつくので追参の記録も含めた
1)8.20 2004年
2)8.06 1988年
3)8.01 1994年
4)7.91w 1994年
5)7.84 2008年
6)7.79w 2008年
7)7.78w 2008年
8)7.70w 1999年
高校3年生のインターハイ(10年)も2位(円盤投では優勝)。砲丸投の全国タイトルにはあと一歩のところで届かない口惜しさを味わってきた(日本ジュニア、日本学生個人選手権では優勝しているが)。
一方、中村選手に15年にマークした18m78の日本記録を破られた畑瀬聡選手(群馬綜合ガードシステム)は、12年から日本選手権6連勝中。トータルの優勝回数も11回となって、16年に並んだ青木正純さん(越ケ谷ク/1968年から10連勝)を17年に突き放し単独1位。また、連勝記録でも単独2位に進出。11年に欠場したのを除き、00年から17年まで17回入賞(1位11回、2位5回、3位1回)している。これは、この種目での入賞回数の歴代1位。新旧・日本記録保持者の対決は如何に?
<日本選手権での順位別最高記録>
1)18.78 2015年/19.02 1990年=外国人選手が優勝
2)18.43 2006年/18.68 1991年=外国人選手が1・2位
3)17.80 2009年
4)17.55 2017年
5)17.54 2017年
6)17.19 2017年
7)17.15 2017年
8)16.93 2017年
歴代トップは、ともに16年12月に現役を退いた畑山茂雄さん(ゼンリン)で連勝が7(1999~2005年)、優勝回数が11(1997~2013年)。畑山さんは、1997年から2016年まで「20年連続入賞」を継続した。連続記録のみならず20回の入賞は、回数でも2位の12回を大きく引き離しての断然トップ。堤選手は、08年から9年連続入賞を継続中。堤選手の連勝にストップをかけそうな最有力候補は、16・17年と連続3位で今シーズン負け知らずの湯上剛輝選手(トヨタ自動車)か?
<日本選手権での順位別最高記録>
1)60.00 2016年/64.20 1991年=外国人選手
2)58.53 2017年
3)57.38 2017年
4)54.60 2017年
5)54.15 2016年
6)53.27 2017年
7)52.88 2013年
8)52.45 2016年
野口純正(国際陸上競技統計者協会[ATFS]会員)
写真提供:フォート・キシモト
【走高跳】
★過去13年間は東海大関係者が7回、筑波大関係者が6回優勝
2005年から17年までの13年間、東海大と筑波大の関係者(現役生or卒業生)のいずれかが優勝している(東海大関係者7回、筑波大関係者6回)。14年からは筑波大関係者が4連勝中。筑波大大学院出身の衛藤昂選手(AGF)が3連勝すればこの種目での連勝記録では歴代4位タイ(最多連勝は、「4」で3人が並んでいる)、優勝回数の4回は歴代6位タイだ。同じく筑波大出身で今シーズン2m30を2回跳んでいる戸邉直人選手(つくばTP)が制すれば、11年・15年に続き3度目のタイトル獲得となる。★高張広海選手が11年連続入賞を継続中
東海大出身の高張広海選手(日立ICT)は、2007年から17年まで11年連続入賞を継続中。17年は5人が8位タイで並ぶ中の「8位入賞」だった。なお、高張選手は、10年に初優勝し、12・13年は連覇している。この種目でのトータル入賞回数では歴代3位タイ、今回も入賞すれば2位タイ。連続入賞ではすでにトップに立っている(1位3回、2位1回、3・4・5・8位が各1回ずつ)。【棒高跳】
★5m60以上のベストを持つ6人が激突
5m60以上をクリアしたことがある歴代9人のうち現役の6人が激突する。2年前の2016年は、澤野大地選手(富士通)、荻田大樹選手(ミズノ)、山本聖途選手(トヨタ自動車)が揃って5m60をクリアし、試技内容で澤野選手が優勝、荻田選手と山本選手が2位で並んだ。同一競技会で5m60を日本人3人がクリアしたのは、すべての競技会を含めて史上初だった。17年は、山本選手が4年ぶり3回目の優勝(12・13・17年)を飾った。これに5m65のジュニア(U20)記録を保持する江島雅紀選手(日大。高校記録、U18記録も保持)、17年に5m60を跳んだ鈴木康太選手(日体大大学院)、今年5月の関東インカレで自己ベストを一気に30cmも更新して「5m60ボウルター」となった竹川倖生選手(法大)も加わり役者は揃っている。5m61以上を3人、5m60以上を4人がクリアすれば、史上最高のハイレベルな「空中戦」となる。
★37歳、30歳、26歳、22歳、20歳、19歳の対決を制するのは?
1999年からの優勝回数が11回でこの種目で歴代最多優勝の37歳の澤野選手(80年9月16日生まれ)が優勝すればその記録をさらに伸ばすことになる(2位は沢田文吉さんの9回/1942~54年)。30歳の荻田選手(87年12月30日生まれ)ならば15年に続き2回目。
26歳の山本選手(1995年7月14日生まれ)ならば、12・13・17年に続き4回目、自身2度目の連覇となる。
22歳の鈴木選手(95年12月18日生まれ)、20歳の竹川選手(97年12月16日生まれ)ならばいずれも初優勝。
19歳の江島選手(1999年3月6日生まれ)ならば、00年の澤野選手以来18年ぶりの大学2年生での初優勝となる。なお、澤野選手が大学1年生で初優勝したのが99年10月3日。その時、江島選手は生後6カ月と27日めだった。
★入賞回数
澤野選手は、1999年の初優勝から2017年までの19年間で14回入賞している。これはこの種目での入賞回数のトップ。しかも、優勝11回に2位が3回というのだから恐れ入る。歴代2位は、81年から96年の16年間で12回入賞の橋岡利行さん(1位7回、3位1回、5位4回)。42年から戦争をはさんで56年までの15年間で11回入賞の沢田文吉さんが歴代3位(1位9回、2・5位が1回ずつ)。沢田さんについては、戦争による41年と43年から45年の中止がなければ、優勝回数や入賞回数もさらに上積みできていたことだろう。【走幅跳】
★親子3人での日本選手権制覇なるか!?
2017年は、1999年1月23日生まれで、試合当日(6月24日)で18歳5か月と1日の橋岡優輝選手(日大)が8m05の「U20歴代4位」の好記録で制した。この種目における18歳での優勝は、日大の先輩で、橋岡選手を指導している90年に優勝した日本記録保持者記録(8m25)保持者の森長正樹さん(1972年3月27日生まれ。18歳3か月と26日で初優勝。3回優勝/1990~2000年)以来27年ぶりのことだった。また、橋岡選手の父・利行さん(棒高跳で7回優勝/1985~94年。5連勝と2連勝が1回ずつ)、母・直美さん(旧姓・城島。100mHで2回、三段跳で3回優勝/1991~96年。両種目とも1回ずつの2連勝)とともに親子3人での日本選手権制覇となった。今回、橋岡選手が「連覇」となれば、父母子の3人揃っての連覇達成となる。
★「U20選手」が充実!
上述の橋岡選手はいわゆる「早生まれ」で、大学2年生となった2018年も「U20有資格者」。しかし、同じ「U20選手」に強敵が現れた。5月25日の関東インカレでは、4回目に17年のインターハイを制した酒井由吾選手(慶大1年。99年5月1日生まれ)が8m22(+2.8)の大ジャンプ。しかし、そのすぐあとに橋岡選手が8m30(+3.4)で逆転し、「勝負あり」かと思われた。が、酒井選手は5回目に8m31(+4.7)で再逆転。追風参考ながら、4人が8mオーバーのハイレベルな戦いを19歳25日目の酒井選手が制した。
また、この関東インカレでは8m03(+4.7)を跳びながら4位に甘んじた津波響樹選手(東洋大)も98年1月21日生まれで20歳。17年の日本インカレでは、「U20記録(8m10)」にあと1cmと迫る8m09で、学生チャンピオンに輝いている。
★シニア選手は?
「U20」前後の選手にスポットがあたりがちだが、2014年・16年に勝っている25歳の嶺村鴻汰選手(富士通)がシニアの意地をみせて若い力を封じ込めれば3回目の優勝。27歳の大岩雄飛選手(スポウエルAC)ならば、2013年以来2回目。同じく27歳で17年2位の下野伸一郎選手(九電工)ならば「初」で、福岡大関係者(現役生or卒業生)としてもこの種目で初優勝となる。なお、08・10・11・15年と4度の選手権者となった菅井洋平さんは17年シーズンをもって現役を退いた。★入賞回数
上述の菅井さんは、07年から17年までの11年間で10回入賞した。15年まで9年連続入賞を継続していたが、16年が14位で連続記録が途切れた。10回入賞は歴代3位タイ(1・2位が4回ずつ、6・7位が1回ずつ)。入賞回数トップは、日本記録保持者・森長さんの13回(1990~2007年。1位3回、2位4回、3位1回、4・6・7・8位が1回ずつ)。優勝回数トップは8回の臼井淳一さん(1978~87年)。★順位別最高記録
<日本選手権での順位別最高記録>・走幅跳では、公認と追風参考に関わらず順位がつくので追参の記録も含めた
1)8.20 2004年
2)8.06 1988年
3)8.01 1994年
4)7.91w 1994年
5)7.84 2008年
6)7.79w 2008年
7)7.78w 2008年
8)7.70w 1999年
【三段跳】
★「大学生で連覇、新社会人でも優勝」ならば史上初
山本凌雅選手(JAL)が、順大3・4年生だった2016・17年に2連覇を果たした、この種目での学生選手の連勝は1978年から80年に3連勝した中西正美さん(日体大)以来37年ぶりのことだった。それ以前の大学生の連勝は、25~29年に5連勝した日本人初の五輪金メダリストである織田幹雄さん(早大)まで遡らなければならない。「大学生で連勝し、社会人1年目も制覇」となれば、この種目では史上初のこととなる。★親子チャンピオンなるか?
2016年リオ五輪の代表となった山下航平選手(ANA)が制すれば、日本記録(17m15/1986年)保持者で7回の優勝(85~96年。4連勝と2連勝も1回ずつ)を飾っている父・訓史(のりふみ)さんに続く「親子チャンピオン」となる。日本歴代7位の16m85(16年)のベストを持ち、高校2年生の時から全国の舞台で活躍しながら、日本選手権にはなかなか縁がなく、17年の5位が唯一の入賞。弟・潤選手(筑波大3年)も短距離で活躍し、日本陸連の「ダイヤモンドアスリート」の第一期生(14~16年)に指定されていた。【砲丸投】
★新旧日本記録保持者の対決は?
5月20日、大阪でのゴールデングランプリで中村太地選手(チームミズノ)が18m85の日本新記録をマーク。18年のシーズンは、4月22日18m22、5月5日18m47、そして5月20日に日本新と勢いがある。ただ、日本選手権は、優勝したことがなく、12年10位、14年12位、15年2位、16年2位、17年5位。国士舘大学時代の日本インカレは、1年生の時(11年)から、3位、3位、2位。高校3年生のインターハイ(10年)も2位(円盤投では優勝)。砲丸投の全国タイトルにはあと一歩のところで届かない口惜しさを味わってきた(日本ジュニア、日本学生個人選手権では優勝しているが)。
一方、中村選手に15年にマークした18m78の日本記録を破られた畑瀬聡選手(群馬綜合ガードシステム)は、12年から日本選手権6連勝中。トータルの優勝回数も11回となって、16年に並んだ青木正純さん(越ケ谷ク/1968年から10連勝)を17年に突き放し単独1位。また、連勝記録でも単独2位に進出。11年に欠場したのを除き、00年から17年まで17回入賞(1位11回、2位5回、3位1回)している。これは、この種目での入賞回数の歴代1位。新旧・日本記録保持者の対決は如何に?
★日本人の大会最高記録
大会記録の19m02はニコラエフさん(ソ連/90年)が持っているが、日本人による最高記録は、畑瀬選手の前日本記録の18m78(15年)。★17mオーバーの最多人数更新なるか?
日本選手権で「17m00オーバー」の人数の歴代最多は、2016年と17年の7人。今回は、17m以上の参加資格記録を有する選手が12人エントリーしている。「日本10傑平均記録」は、16年に「17m555」の史上最高値だったが、17年は「17m828」とすぐに更新。ハイレベルな投げ合いが期待できそうだ。<日本選手権での順位別最高記録>
1)18.78 2015年/19.02 1990年=外国人選手が優勝
2)18.43 2006年/18.68 1991年=外国人選手が1・2位
3)17.80 2009年
4)17.55 2017年
5)17.54 2017年
6)17.19 2017年
7)17.15 2017年
8)16.93 2017年
【円盤投】
★堤雄司選手が連勝&優勝回数を積み上げ中
2017年に男女全種目を含めて最も長く破られていなかった日本記録(60m22/川崎清貴重/大昭和/1979年4月22日)を38年ぶりに更新する60m74を投げた堤雄司選手(群馬綜合ガードシステム)が14年から4連勝中。4連覇&5回の優勝(あと1回は12年)は、ともに歴代3位タイ。歴代トップは、ともに16年12月に現役を退いた畑山茂雄さん(ゼンリン)で連勝が7(1999~2005年)、優勝回数が11(1997~2013年)。畑山さんは、1997年から2016年まで「20年連続入賞」を継続した。連続記録のみならず20回の入賞は、回数でも2位の12回を大きく引き離しての断然トップ。堤選手は、08年から9年連続入賞を継続中。堤選手の連勝にストップをかけそうな最有力候補は、16・17年と連続3位で今シーズン負け知らずの湯上剛輝選手(トヨタ自動車)か?
★日本選手の大会最高記録
大会記録の64m20は、1991年にナイジェリアのオルコジュさんが出したが、日本人の最高は堤選手の60m00(2016年)。★順位別最高記録
8位入賞ラインが最も高かったのは2016年の52m45。50m00以上を最も多くが投げたのは2015年の13人(50m24)。2016年の日本10傑平均記録は史上最高の56m143だったが、2017年も56m028で、ほぼ同じレベルをキープ。全体的なレベルは確実にアップしている。参加資格記録の8番目が54m01、12番目が52m48。下記の順位別最高記録を何人が更新できるか?<日本選手権での順位別最高記録>
1)60.00 2016年/64.20 1991年=外国人選手
2)58.53 2017年
3)57.38 2017年
4)54.60 2017年
5)54.15 2016年
6)53.27 2017年
7)52.88 2013年
8)52.45 2016年
【ハンマー投】
★「10傑平均記録」は高水準をキープ
1995年から2014年まで前人未到の「20連勝」を成し遂げた室伏広治さんが16年の日本選手権(12位)を最後に現役を退いたが、16年の「日本10傑平均記録」は、「室伏抜き(室伏さんは、16年日本リスト18位)」でも歴代最高の「68m262」だった。17年は「68m241」と僅かに下がったが、同一水準をキープしている。★室伏さん以降は、野口裕史&柏村亮太選手で制覇
室伏さんの「V20」のあと、15年に日本チャンピオンとなったのは、野口裕史選手(群馬綜合ガードシステム)で、11年に2位となって土井宏昭さんの「9年連続2位(02~10年)」を10年目にストップをかけた。そのあと16・17年と柏村亮太選手(モンテローザ→ヤマダ電機)が2連勝中。70mラインをオーバーした人数が最も多かったのは、2人(90・91年=2人とも外国人。03・06・07・10・11・12・13年)。今回は自己ベスト70m以上が4人に69m台1人がエントリーしているので、それを上回ってもらいたい。【やり投】
★新井涼平選手が4連勝中
新井涼平選手(スズキ浜松AC)が2014年から4連勝中。00年から11年まで12連勝(13年にも優勝して計13回)の村上幸史さんには遠く及ばないが、山本久男さん(69~72年)と並び連勝記録の歴代2位タイ。今回、新井選手が5連勝すれば単独2位、優勝回数は4位タイとなる。6月23日は27歳の誕生日で、「V5」となれば何より嬉しい自身への誕生日プレゼントなる。なお、村上さんは97年から16年までの20年間で、故障で欠場した99年を除き19回入賞(1位13回、2位3回、5位1回、6位2回)している。「たら、れば」になるが、村上さんは12年の4投目にディーン元気選手に8㎝差で逆転負けをしていなければ、14連勝となるところだった。★8位入賞ラインの歴代最高更新なるか?
日本選手権で70mラインオーバーの最多は12人(15年)、8位入賞のレベルが最も高かったのが73m23(13年)。野口純正(国際陸上競技統計者協会[ATFS]会員)
写真提供:フォート・キシモト