■日本選手コメント(メダリスト)
女子3000m 1位 9分04秒36 =大会新記録
田中希実選手(ND28AC)
大会新記録ではあるけれど、ラストを上げるというテーマで臨んでいたのに、イーブンで回ってしまった。ペースを上げたつもりでも上がっておらず、優勝が確実になってきたなと心のどこかで思い始めたときに、妥協が出てしまった。その点を反省している。
3分前後をイメージしていた最初の1000mの入りが、思っていたよりも2~3秒遅く(通過は3分04秒)、そのままのリズムで2000m、3000mと回っていってしまった。1000m、2000mを3分で回して、ラストさらに上げて2分50秒に近づけるというプランの通りに全然できなかった。ラスト1000mで一段階切り替えて、ラスト1周でもう一段階切り替えることをやったのだが、その瞬間はペースが上がったことが自分でもわかるのだが、ちょっとずつ失速していく感覚があって、でも、それをもう一回上げることができなくて…という感じ。また、スパートがそんなに追い込み切れなかったなと思う。
女子3000m 2位 9分14秒13
和田有菜選手(名城大)
ゴールデンゲームズ後くらいから風邪や体調不良など、万全でない状態が続いた影響もあって、ここにしっかりピークを合わせられなくて、不安要素を抱えたまま臨んでしまった。そこは競技者として、とても反省している。でも、今、持っている力は出しきれた。そのうえでの結果ということで、この結果を素直に受け止めて、悔しさをバネにやっていきたい。
今日は、全部、(田中)希実ちゃんに先頭を任せるのではなく、調子が悪いながらも自分も一回(先頭に)出てみようという気持ちと、途中からは希実ちゃんが絶対行くだろうと思っていたので、そこでどれだけ粘れるかということを大事にしていた。やはり残り1000mからは(田中の)動きが違っていて、そこで離されてしまったところが今の(田中との)差。ラスト1000mからが勝負なのに、今日は勝負にも加われなかった。
体調はまだ万全ではないが、今がどん底だと思う。これから1つ1つの大会で調子を上げていきたい。
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■第18回アジアジュニア陸上競技選手権大会
開催日:2018年6月7日(木)~10日(日)
会場:岐阜・岐阜メモリアルセンター長良川競技場
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