2018.06.08(金)大会

【アジアジュニア】第2日目ハイライト



 大会2日目は、男女13種目(男子8/女子5)で決勝が行われ、日本は金メダル2、銀メダル6、銅メダル3を獲得した。



 トラック種目最初の決勝となった男子10000mW。優勝争いは、6400m手前でキム・ミンキュ(韓国)、GONG Hao(中国)、坂崎翔(平成国際大)の3人に絞られる展開に。ラスト1周の鐘が出る直前に坂崎が仕掛けると、これに反応したGONGが一気にスパートし、そのまま差を広げて42分47秒98でフィニッシュ。坂崎は42分53秒56で銀メダルを獲得した。


 日本から3選手が出場した女子やり投は、4回目の試技で武本紗栄(大阪体育大)が54m16を投げてトップに立ったが、最終投てきで李慧君(チャイニーズタイペイ)が55m36をマーク。武本は、逆転することがかなわず銀メダル獲得となった。このほかの日本勢は兵藤秋穂(筑波大)が51m10で4位、ダイヤモンドアスリートの長麻尋(国士舘大)は48m99で6位にとどまった。


 男子400mは、スリランカがワンツー・フィニッシュ。優勝したのはDHARSHANA Arunaで45秒79の大会新記録をマーク。2位には、KODIKARA Pasinduが46秒96で続いた。2選手が決勝に進んだ日本は、前半から積極的な走りを見せた森周志(北海道栄高・北海道)がセカンドベストの47秒08をマークして銅メダルを獲得している。


 4選手での決勝となった女子1500mは、廣中璃梨佳(長崎商高・長崎)がスタートからトップに立つと、首位を譲らず、4分17秒62の自己新記録をマーク。日本に3つ目の金メダルをもたらした。2位は髙松智美ムセンビ(名城大)で、4分21秒65でフィニッシュして銀メダルを獲得。続いて行われた男子1500mでは、半澤黎斗(早稲田大)が3分49秒66で銀メダリストとなった。三浦拓朗(中央大)と中谷雄飛(早稲田大)が出場した男子10000m決勝は、6500mでSUOLANGCAIREN(中国)が日本勢をかわして前に出る展開に。SUOLANGCAIREN はそのまま逃げ切り、30分01秒51で優勝。最後に追い上げを見せた中谷が、30分04秒24で銀メダルを勝ち取った。


 雨が強まり、向かい風基調となる悪条件下での競技となった男子走幅跳には、2週前の関東インカレで追い風参考記録ながら8m31をマークして1年生優勝を果たした酒井由吾(慶應義塾大)が出場。1回目で7m61(-0.1)を跳んでトップに立つと、そのまま逃げ切った。この記録以外で有効試技となった3回の跳躍は、すべて7m50台。安定感も印象づける結果となった。走幅跳同様、雨のなかで行われた男子砲丸投では、カタールのイブラヒム・モアーズ・モハメドが18m57をマークして優勝した。日本は、地元・岐阜の出身である稻福颯(市立岐阜商高)がメダル獲得はならなかったものの、最終投てきでU20日本歴代2位、高校歴代2位の18m10をプット。自己記録を一気に45cm更新するとともに、自身初の18m台をマークする健闘を見せている。


 注目の男子100m決勝(+0.6)では、キャプテンの宮本大輔(東洋大)が金メダル獲得を目指したが、中盤でゾフリ ラル ムハマンド(インドネシア)にかわされ2位。0.6mの追い風のなか、ムハンマンドは10秒27、宮本は10秒35でのフィニッシュだった。女子100mは、齋藤愛美(大阪成蹊大)が脚に不安があったために決勝を欠場したものの、兒玉芽生(福岡大)が3位争いを制して、11秒98(+0.7)で銅メダルを獲得。男子十種競技は、チャイニーズタイペイ勢が上位を占めたが、9種目終了時点で4位にいた原口凛(国士舘大)が1500mで好走。惜しくも2位には11点届かなかったが、3位を逆転して、銅メダルを獲得した。

文:児玉育美(JAAFメディアチーム)

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