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2023.02.01(水)

【JMCシリーズ第4戦】別府大分毎日マラソン展望~歴史と伝統ある別大マラソンを制するのは!?~



ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)のシリーズⅡ第2期(22年4月から23年3月)で、男子は4戦目となる「第71回別府大分毎日マラソン大会」が2月5日、大分市内のジェイリーススタジアム(大分市営陸上競技場)をフィニッシュ地点とするコースで開催される。

この大会は1952年から続く歴史と伝統のあるマラソン大会で、63年の第12回大会では、寺沢徹(当時:倉敷レイヨン)が2時間15分15秒と当時の世界最高記録を樹立し、その後4連覇を達成。91年の第40回大会では翌年のバルセロナ五輪で銀メダルを獲得した森下広一氏(当時:旭化成、現トヨタ自動車九州監督)が2時間8分53秒と、当時の初マラソン世界最高記録で優勝するなど、数々の名シーンが刻まれてきた。

前回大会では西山雄介(トヨタ自動車)が大会新記録の2時間7分47秒で優勝し、オレゴン世界選手権の日本代表に選出されたが、今大会も8月に開催されるブダペスト世界選手権や24年パリ五輪の日本代表を狙う国内屈指のランナーがエントリーしている。

日本陸連が定めるブダペスト世界選手権の派遣設定記録は2時間7分39秒となっているが、JMCシリーズⅡでチャンピオン(第106回日本選手権者)になると、ブダペスト世界選手権の日本代表に内定することから、出場選手はシリーズランキングという視点も持ちながらレースを展開することになる。

また、パリ五輪マラソン日本代表選考レースとなる「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」出場権を獲得するためには、2時間10分以内で日本人1位~3位・もしくは2時間9分以内で日本人4~6位となるか、順位にかかわらず2時間8分以内でフィニッシュするか、対象レース2本の平均タイムが2時間10分以内のワイルドカードの条件をクリアしなければならなく、出場権を獲得していない選手は、MGC出場権獲得者(ファイナリスト)となるべく戦略を立ててくるだろう。現在のところ42人がファイナリストとなっており、今大会の出場者では聞谷賢人(トヨタ紡織)や、自己ベスト2時間7分50秒の丸山竜也(トヨタ自動車)らが、すでに出場権を得ている。

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◆聞谷、村本らJMCシリーズⅡのランキングトップへ浮上するか!?

今大会の注目ポイントのひとつが、JMCシリーズのランキングトップに浮上する選手が現れるか、という点だ。先に紹介した通り、JMCシリーズⅡでチャンピオンになると、ブダペスト世界選手権の日本代表に内定することから、すでに高ポイントを獲得している選手はランキングを視野に入れながら、代表の座を狙ってくるだろう。

なかでも国内招待選手として出場予定の聞谷賢人がランキングトップ浮上の可能性を持つ。
聞谷は3年前の別府大分毎日マラソンが初マラソンで2時間9分7秒を記録。21年のびわ湖毎日マラソンで自己ベストの2時間7分26秒をマークした。
JMCシリーズは対象大会に3試合出場して記録を残すことが条件となるため、シリーズⅡの東京マラソンとベルリンマラソンで2469ポイントを獲得している聞谷は、今大会で記録を残せば、ポイントを加算しなくても、現在トップの橋本崚(GMOインターネットグループ)を抜いてトップに浮上することになる。さらに今大会で1196ポイント以上を獲得すれば、ポイントを伸ばすことも可能だ。
すでにMGC出場権は獲得しているため、JMCシリーズⅡでチャンピオンとなり、第106回日本選手権者として世界選手権の切符を手にしたいところだろう。

一方、すでにJMCランキング8位に入っている村本一樹(住友電工)も、1216ポイント以上を獲得すれば、聞谷らの結果次第にはなるが、ランキングトップに浮上する可能性がある。村本はMGCの出場権を獲得していないため、まずは2時間10分以内で日本人3位に入るなど、MGC出場権獲得の条件をクリアすることが最優先になるか。2時間8分以内であれば順位に関わらず一発でMGC出場権を獲得できるため、21年のびわ湖毎日マラソンで出した自己ベスト(2時間7分36秒)の更新も視野に入れているだろう。昨年の同大会(大阪・びわ湖統合大会)でもMGC獲得を狙ったが、2時間8分50秒で10位とMGCの出場権を逃している。


◆小椋、市山、大津らパリ五輪選考レース「MGC」出場権の獲得を狙う

MGC出場権を獲得するという視点で見ると、ハーフマラソン日本記録(1時間0分0秒)保持者の小椋裕介(ヤクルト)もまだ、ファイナリストの権利を得ていない。マラソンの自己ベストは今大会の出場選手のなかでもっとも速い2時間6分51秒(日本歴代9位タイ)。昨年の北海道マラソンでは2時間19分24秒と記録を伸ばせなかったが、一発でMGC出場権を獲得できる2時間8分以内という記録にこだわったレースを展開したい。ブダペスト世界選手権の派遣設定記録(2時間7分39秒)の突破も視野に入れられるか。

自己ベスト2時間7分41秒の市山翼(小森コーポレーション)もMGC出場権の獲得を目指す。昨年12月の防府読売マラソンでは、2時間9分43秒で6位とわずかに条件をクリアすることができなかった。それから約1か月と調整期間は短いが、今大会は2時間10分以内で日本人3位に入るか、2時間9分以内で同6位以内に入るなどの条件をクリアしてファイナリストの仲間入りを果たしたい。前回大会は序盤好調にレースを進めていたが、30kmを過ぎて途中棄権となり、そのリベンジも果たしたいところだろう。
市山はJMCランキングでも北海道マラソンと防府読売マラソンで2261ポイントを獲得しており、今大会で1213ポイント以上を獲得すれば、聞谷らの結果次第にはなるが、ランキングトップに浮上する可能性も残されている。

さらに第40回大会覇者の森下広一監督の下で、トヨタ自動車九州所属10年目となる大津顕杜もMGC出場権獲得を懸ける。自己ベストは21年びわ湖毎日マラソンの2時間8分15秒。昨年のフルマラソンは3月の東京マラソンのみで、2時間10分45秒だった。MGC出場条件のワイルドカード(2レース平均2時間10分以内)を獲得するためには2時間9分15秒がラインになるため、まずは記録に照準を合わせてくるか。

ほかに、一般参加の中西亮貴(トーエネック)がすでにMGC出場権を獲得。元日のニューイヤー駅伝で連覇のフィニッシュテープを切った木村慎(Honda)や、自己ベスト2時間8分21秒の作田直也(JR東日本)といった国内トップランナーが集う第71回別府大分毎日マラソン。

大分県内の国道10号を往復するコースは、別府湾を眺める比較的フラットな設定だが、海風の影響を考慮してレース戦略を柔軟に対応することも必要になる。伝統あるコースで、JMCランキング上位進出を果たすのは誰か!? また、新たにMGC出場権を獲得する選手は―。

ブダペスト世界選手権とパリ五輪へ続く第71回別府大分毎日マラソンは、2月5日12時に大分市内の水族館「うみたまご」前をスタートする。

~オンエア情報~

◆2月5日(日)
・テレビ 11:50~14:24 TBS系列28局ネット
・ラジオ 11:50~14:59 RKB毎日放送、OBS大分放送

▼ジャパンマラソンチャンピオンシップシリーズ 特設サイト
https://www.jaaf.or.jp/jmc-series/

▼マラソングランドチャンピオンシップ 特設サイト
https://www.mgc42195.jp/

▼第71回別府大分毎日マラソン大会
https://www.jaaf.or.jp/competition/detail/1697/

▼エントリーリスト
https://www.jaaf.or.jp/files/competition/document/1697-4.pdf

クレジット:フォートキシモト・アフロスポーツ

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