レポート(メディアチーム)
フラッシュクォーツは競技直後の選手のコメントです。
大会3日目
長居陸上競技場(大阪)で開催されていたロンドンオリンピック日本代表選手選考会を兼ねた「第96回日本陸上競技選手権大会」は10日、最終日を迎えた。
女子やり投は海老原有希(スズキ浜松AC)が62m36の日本記録で優勝した。「嬉しいのひと言。去年の日本選手権(で負けて)から、この大会でしっかり投げなければならない、何がなんでも勝つというのが第一の目標だった。それに日本新記録という結果がついてきた」と2年ぶり5度目のVを喜んだ。これでオリンピック代表選手に内定し、日本選手として同種目で96年アトランタオリンピック以来の出場となる。
男子200mは髙瀬慧(富士通)、女子5000mは新谷仁美(ユニバーサル)がそれぞれ初優勝。最終種目となった女子200mは福島千里(北海道ハイテクAC)が2連覇。前日に行われた同100mとあわせて2連続2冠を達成した福島は、「スタートに課題が残った。実際にはもっとタイムが出せたはず」とオリンピックに向けて目標を切りかえていた。
大会は3日間の競技を終え、2つの種目で日本記録と1つの種目で大会記録が更新された。大会最優秀選手には、男子やり投のディーン元気と女子やり投の海老原有希が選出された。11日に日本陸連からオリンピック代表選手が発表される。
2012/6/10